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《可憐の主題によるお兄ちゃんのための変奏曲》

1 :可憐 ◆trePiano:2002/07/22(月) 07:53
 
 
   〜世界で1番大好きな、お兄ちゃんへ捧げます〜   
 
 
                 (>2-3 楽曲について)

2 :楽曲について ◆trePiano:2002/07/22(月) 07:55
完成年 :2003年になっちゃうかな? 
初演  :2002年7月22日より。
演奏時間:いくつかの季節が過ぎてゆきます……。
編成  :お兄ちゃんと名無しさんと可憐(独奏)です。
 
概説
 公野櫻子先生(Word)と天広直人先生(Illustration)の
ジュニアノベルズ《シスター・プリンセス〜お兄ちゃん大好き♥〜》より、
“可憐”のアリアを主題にした変奏曲です。
 
解説
 お兄ちゃんと名無しさんの奏でるメロディで、可憐の主題はいろいろな
姿へと変わってゆきます。
 主題は、序奏と第1変奏(第1返答)を終えたあとに提示されます。
神様、上手に弾けますように! 
 
 それから……この曲の終止線は、スコアの>1000小節目、または
練習番号512KBのおしまいです。

3 :可憐(のわがまま) ◆trePiano:2002/07/22(月) 07:56
 あの……ごめんなさい。可憐、きっとレス番号順にお返事できません。
 読みづらいかたは、ここ(ttp://www.monazilla.org/ )にあるお道具
を試してみてくださいね。
 
 わがままをもう1つ……。
 
 可憐、初見演奏が出来ないから、初日からお兄ちゃんや名無しさんを
お待たせしちゃうかもしれません……。
 
 ホントにわがままばかりで、ごめんなさいっ。 

4 :以上、自作自演かも。:2002/07/22(月) 15:27
可憐の亞里亞を主題? 一体どっちなの?

5 :咲耶 ◆tSAkUyA.:2002/07/22(月) 19:00
うふふっv 可憐ちゃん、頑張ってねvラブよ♥

6 :以上、自作自演かも。:2002/07/22(月) 21:55
新スレおめでとう♪
ピアノが得意なんだっけ…?

7 : :2002/07/22(月) 22:59
無垢ならん。
知らず、聞かず、疑わず。

8 :以上、自作自演かも。:2002/07/23(火) 00:20
夏はみんな薄着になって、その、なんだ、目のやり場に困るな。

9 :以上、自作自演かも。:2002/07/23(火) 02:35
マルチで失礼します。次のテンプレを使った自己紹介にご記入お願いします。

名前 :
年齢 :
性別 :
職業 :
趣味 :
恋人の有無 :
好きな異性のタイプ :
好きな食べ物 :
趣味 :
最近気になること :
一番苦手なもの :
得意な技 :
一番の決めゼリフ :
将来の夢 :
ここの住人として一言 :
ここの仲間たちに一言 :
ここの名無しに一言 :               

10 :以上、自作自演かも。:2002/07/23(火) 23:53
得意な楽曲は?

11 :以上、自作自演かも。:2002/07/24(水) 01:46
ピアノ以外の楽器は演奏したいと思わないの?

12 :可憐 ◆trePiano:2002/07/24(水) 02:14
 ピアノがあって、お兄ちゃんのいるお家。
 
 可憐がまだちっちゃかった頃。1人遊びのおもちゃは、お家にあった
ちょっと古いピアノでした。両足をぶらぶらさせながら、両手の指で
鍵盤を夢中になって押さえるの。

 でもね。ホントのワクワクドキドキは、可憐がピアノに遊びつかれて、
手を止めたあとなの。椅子の上で、ちょっとのあいだだけ目をつむって、
それから振りかえると……そこには必ず、お兄ちゃんがいるの! 
 お兄ちゃんは、両腕を伸ばすと……脚の長い椅子の上から、可憐を
だっこして降ろしてくれるの。「前に椅子から落ちて泣いただろ」って。
 
 椅子から落ちたコトなんて覚えていないケド……お兄ちゃんにだっこ
されて、ふわーってなったときの気持ち……可憐、今も思い出すの。
 
 お兄ちゃん、大好き……。

13 :可憐 ◆trePiano:2002/07/24(水) 02:21
 大きくなっても、お兄ちゃんのお嫁さんにはなれないんだって可憐が
知ったのは、つまさきがピアノのペダルへ届いた頃でした。 
 
>6
 「ピアノが得意です」って、まだまだ自信を持って言えないケド……
可憐、今でもピアノは毎日練習しています。
 上手に弾けるようになって、お兄ちゃんに可憐のピアノ、聴いてもらい
たいから。お兄ちゃんのこと、今も大好きだから……。
 
>10
 これから練習したいなって思うのは、ヘンゼルトの《もしも私が小鳥なら》。
この前ピアノの先生に貸していただいた、ラフマニノフのCDで初めて
知った曲なの。あまり知られてないみたいだケド、レパートリーに出来る
かな……? 

 もしも可憐が小鳥なら、お兄ちゃんのところへ今すぐ飛んでゆけるのに……。
 
 ……そうなの。可憐のピアノを聴いてくれるお兄ちゃんは、もう
このお家には住んでいないんです……。
 お兄ちゃんと離れて暮すことが決まった日。「そんな世界の終わり
みたいな顔しないの! お兄ちゃんも困るでしょ」って、ママにしか
られちゃった。
 
 だけど……この世界が、もしも終わっちゃう日がきても、たった
1つのお願い事がかなうなら……。

14 :可憐 ◆trePiano:2002/07/24(水) 02:22
 もしも「この世界の終わりの日に、たった1人だけ一緒にいたい人は
誰ですか?」って聞かれたら、可憐はいつだってこう答えます。
「可憐がこの世界で1番大好きな人はお兄ちゃんです! もしもこの世界
が終わっちゃう日が来ても、神様、どうかどうか可憐とお兄ちゃんを引き
離さないでください……。いつまでもずうっと……お兄ちゃんと一緒に
いられますように……」

15 :可憐 ◆trePiano:2002/07/24(水) 02:30
 今日は、可憐が待ちこがれていた、お兄ちゃんとのデートの日! 
 ……なんだケド……可憐のばか。待ち合わせの時間に遅刻しちゃう
なんて! お兄ちゃんとデートの日は、可憐、いつだって約束の時間の
10分前、ううん、それよりもっと早くに着いて、ドキドキしながら待ってる
のに……。
 
 「お兄ちゃん、ごめんなさいっ」
 
>8
 どうしよう……今日のお兄ちゃん、いつものお兄ちゃんじゃないの。
 おしゃべりしても、お顔を可憐のほうへ向けないで、とぎれとぎれの
言葉でお話するし、眉毛がなんだか八の字になってて……。
 やっぱり、可憐が遅くなっちゃったコト、怒っているのかな? 
 
>7
 でも……もしも可憐が「お兄ちゃん、怒ってますか?」って聞いて、
お兄ちゃんがこう答えたら……。
 
>4「実は、今日の約束。どっちにしようか迷ってたんだ」
 それからこう言うの。「可憐へ会いに来たのは間違いだったよ」って。
お兄ちゃんにそんなコト言われたら、可憐、可憐……。
 
 「あっ、ま、待って、お兄ちゃん。可憐を置いてかないで!」

16 :以上、自作自演かも。:2002/07/24(水) 04:27
もう夏だね…
可憐は何処か行きたいところある?

海岸で波の音でも聞いてようか…?
遊園地でも行こうか?

行きたいところは沢山あるのに、時間が足りないんだよな

17 :以上、自作自演かも。:2002/07/24(水) 14:38
思い込みが激しいなぁ、いつものこととはいえ。

18 :以上、自作自演かも。:2002/07/24(水) 18:29
今年の夏はポニーテールにするの?

19 :以上、自作自演かも。:2002/07/24(水) 22:13
ピアノの練習頑張ってるね。それもいい事だが・・
料理の腕前もあがってほしいな〜と思う今日この頃

20 :以上、自作自演かも。:2002/07/25(木) 03:51
歌のほうは上手いんだっけ?
最近聞いて無い気がするんだケド……

21 :以上、自作自演かも。:2002/07/25(木) 18:15
小鳥になりたい、か……。
そう言えば前に可憐の背中に羽が見えたことがある気もするけど、気のせいかなぁ。

22 :以上、自作自演かも。:2002/07/25(木) 22:28
僕に…可憐の背中の羽に触れる資格はあるのだろうか…

23 :可憐 ◆trePiano:2002/07/27(土) 23:53
(>15)
 
>11
 ちょっと吹けたらいいなって思ってた、ぴかぴかのフルート。お教室
のお姉さんにお願いして見せてもらったの。手に取ると想像していたの
よりずっと重たくって、とっても大変そうな楽器でした……。
 
>19
 ママがお料理するのをいつも横から見ていたから、きっと可憐にだって! 
そう思って、はりきって作ったシチューは大失敗……。その夜は、せっ
かくお兄ちゃんをお家へご招待していたのに、ディナーはお外になっ
ちゃったの。ママが予約してくれてたレストランのお食事は、とっても
美味しかったケド……。
 
>21
 楽器屋さんにスコアを取りよせてもらったヘンゼルト(>13)の曲は、
やっぱりむつかしくって……。
 
 可憐の思ってるコトと、ホントのコトは違うんだよね……。
お兄ちゃんのところへ飛んでゆける小鳥の翼、可憐にはないのかな……。
 
>22
 前を歩いてるお兄ちゃんの背中が、どんどん遠ざかってゆくの……
可憐、お兄ちゃんの隣にいたらいけないのかな……いつまでもずうっと
一緒にいたいって思ってるの、可憐だけなのかな……。

24 :可憐 ◆trePiano:2002/07/27(土) 23:55
>16「何処か行きたいところある? 海岸で波の音でも聞いてようか……? 
遊園地でも行こうか?」
 お兄ちゃんは振り向かないまま……ぽつりと言いました。
「行きたいところは沢山あるのに、時間が足りないんだよな」
 
 「お兄ちゃん……ホントは可憐と一緒にいたくないんですね……。
可憐が遅刻しちゃって、時間が足りないからどこへも行けないなんて、
そんなコト……」
 
>17「思い込みが激しいなぁ……いつものこととはいえ」
 えっ……そ、そうなの!? 可憐のかんちがいだったの? 
可憐、今日はお兄ちゃんと一緒にいてもいいの? よかった……。
 
 えっと、可憐の行きたいところはね……あっ! 
 これから商店街でお買い物をして、それから可憐のお家でディナーに
するの! ちょっと時間が早いケド……このあいだのお口なおし。ねっ、
いいでしょ、お兄ちゃん? 
 
 もーっ、今度は絶対に大丈夫ですよ。テレビの番組でキムチグラタン
をお料理するのちゃんと見ていたから、きっと可憐にだって! 

25 :以上、自作自演かも。:2002/07/28(日) 01:15
ほら、可憐の友達の、えっと、ゆかりちゃんだったっけ? そういうコいたよね。
今度僕に紹介してくれないかな? いや、深い意味はないよ。

26 :以上、自作自演かも。:2002/07/28(日) 02:37
バニラを真ん中にして可憐と一緒のベッドで寝たいなー

27 :可憐 ◆trePiano:2002/08/01(木) 12:52
 「お兄ちゃん、今日は可憐のお勉強を見てくださって、どうもありが
とうございました。1学期にわからなかったところは、これで全部です」
 エヘヘヘッ、ちょっと多すぎたかな……。
 
>26「寝たいなー」
 お兄ちゃん、お昼寝するの? あっ、可憐のベッド、バニラが使って
る……ウフフッ、どうしてあお向けなの? 
 
 お兄ちゃん、バニラを起こさないように、そっち側から、そおっとベッ
ドへ乗って……あっ、待って、それだとお兄ちゃんのほうへバニラが転
がっちゃう……可憐がこっち側へ乗るから、せーのっ。
 
 くすくすっ……上手に出来ました。バニラの両目はつむったままです。
 ねぇ、お兄ちゃん。まだ一緒に暮してた頃も……夏休みの日は、こうし
て2人でお昼寝してたよね。扇風機が振り向くたびに、ふわーって、お兄
ちゃんのにおいがして……可憐、気持ちがよくってすぐに眠っちゃうの。
でも、ホントはお昼寝するのって、可憐、ちょっぴり……キライ……な
の……それは……ね……。

28 :以上、自作自演かも。:2002/08/01(木) 16:54
次は夏休みの宿題に取り掛からなきゃね。
終わりごろになって慌てることのないようにしないと。

29 :以上、自作自演かも。:2002/08/01(木) 17:39
可憐の今年の水着楽しみ〜♪

30 :可憐 ◆trePiano:2002/08/01(木) 23:50
(>27)
 
>28「次は夏休みの宿題に取り掛からなきゃね」
 うん……夏休みの宿題……わからないところだけ残して……7月中に
終わったよ……。さっき……お兄ちゃんにお勉強……教わったから……
残してた分も……すぐ……。
 
 だって……可憐……夏休みが終わっちゃう日まで……ずうっと……お
兄ちゃんと一緒に……いたいんだもん……。
 
 お兄ちゃん……お兄ちゃん……?  

31 :可憐 ◆trePiano:2002/08/01(木) 23:52
 可憐がお昼寝から目を覚ますと、もうお昼じゃなくなっていて……
真っ暗なお部屋のなかのベッドの隅っこで、一人ぼっちになっていま
した。
 
 可憐、お昼寝するのって、ちょっぴりキライなの……目が覚めたとき、
とっても淋しくて……きゃあっ! 今ぴかって光って、近くにカミナリ
が落ちたみたい……。
 
 お兄ちゃん……お兄ちゃん……。

32 :以上、自作自演かも。:2002/08/02(金) 00:53
(´-`).。oO(可憐の家へのお泊りする日数、増やそうかな…)

33 :以上、自作自演かも。:2002/08/04(日) 03:21
夏休みなんだから、何かあったら遠慮なく呼んでくれ。
カミナリひとつでも鳴り出したら電話かけてくれ。至急可憐の元へ向かうから。

…その時に可憐の手料理なんかご馳走してくれたら嬉しいな(小声)

34 :可憐 ◆trePiano:2002/08/04(日) 12:13
 「おっはよー! みんな、久しぶりだねっ。あれ、この子だあれ? 
えっ、あそこの席の彼の、妹さんなの。ふーん、そうなんだ。でも、
この子のあんちゃん、今朝はまだ来てないよね」

>9
 「可憐っていいます。はじめまして。いつもお兄ちゃんがお世話になっ
ています。あの……お兄ちゃん、昨日、可憐のお部屋にお勉強道具を置
いたまま、うっかり忘れちゃって……」
 「あちゃー、わざわざ届けなくっても。今日は手ぶらで学校に来ても
オッケーなのにねぇ……。夏休みの登校日なんて、名前呼ばれてプリン
トもらうだけだもん」
 
 ウフフッ。知ってます。でも可憐、1度でいいから、お兄ちゃんのお
教室を見たかったの。
 
 「よその学校の制服を着てるから、転校生かと思ったよー」
 「そんなバカな。この女の子が同い年に見えるの?」
 
 気がついたら……お兄ちゃんのクラスメートさん達が、みんな可憐の
コトを見ていました。え、えっと……こんなときは……。
 
 「可憐、お兄ちゃんが来るまで質問に答えます」

35 :可憐 ◆trePiano:2002/08/04(日) 12:18
>9
 「学校はどう?」
 楽しいです、とっても! お友達――たまにみんなで可憐のコトお子
様あつかいするケド――にも会えるから! 
 でも、よその学校よりもちょっとだけ校則が厳しいみたい……。制服
を着たまま、お店へ入ったりしちゃいけないんです。
 
 「じゃあ、ヒマなときは何してるの?」
 ゆうべ、やっと夏休みの宿題が終わったから、またコンサートを聴き
に行きたいです。大勢の人達と一緒に音楽を身体で感じるコトって、普
通のお家では、ちょっと無理だから。
 ショパンやリスト、ロマンティックなプログラムがいいな……。
 
 「いま、誰かとつきあってる?」
 いまは妹でいいから……あっ、えっと……いません。
 
 「じゃあ、好きなタイプの人っている?」
 いまはいません。(だって、もうすぐこのお教室へ来るから……)
 
 「好きな食べ物は?」
 ホントは、学校帰りに大好きなパフェを、お友達みんなと食べたいん
です……。
 
 「熱中してるコトって何かある?」
 可憐、ちっちゃい頃からずっとピアノを習ってて……音楽は聴くのも
演奏するのも好きなんです。だから、夏休みのあいだもレッスンを続け
ています。
 いつか、お兄ちゃんの好きな曲を弾けるようになれたらいいな……。

36 :可憐 ◆trePiano:2002/08/04(日) 12:31
>9
 「最近気になることとかある?」
 あの……お兄ちゃんと仲がいい……おん……お友達のかた……は? 
 
 「一番苦手なものは?」
 シチュー……ううん、一番だから、キムチグラタン……を作るの、可憐、
この前ちょっとだけ失敗しちゃって……。ちょっとだけっ。
 
 「じゃあ、得意なものは?」
 苦手科目だった理科のお勉強、お兄ちゃんに見てもらったから……
2学期はがんばって得意科目にしたいです! 
 
 「将来の夢は?」
 もしも将来、この世界が終わっちゃう日が来ても……ご、ごめんなさ
い……引いちゃいました……よね? 
 
 「何か一言ある?」
 可憐のおしゃべりを聞いてくださって、ありがとうございます。
 
 「もう1ついってみよー! 決めゼリフってある? あら、やっと来たね」
 「お兄ちゃん!」

37 :以上、自作自演かも。:2002/08/05(月) 02:51
彼と仲いい友達? えっと、村沢君とか吉田君とかかなぁ?
あとは佐々木さ……あ、なんでもない。

38 :以上、自作自演かも。:2002/08/05(月) 19:15
毎日暑いなぁ……海かプールにでも泳ぎに行こっか?

39 :可憐 ◆trePiano:2002/08/08(木) 07:18
(>36)
 お兄ちゃーん、ここでーす! 
 ウフフッ、お兄ちゃんと一緒に歩きたくって。可憐、待ってたの。
でも……お兄ちゃん、お友達と2人だね……。可憐はお邪魔ですか? 
 
 「またね。君達とはここでお別れだよ。今日はこれからお医者さんへ
寄らなくちゃいけないんだ。ビーチで足にケガをしてしまってね」
 
 そうなんですか……ウニって危ないんですね、お大事に……あっ!? 
いま可憐のお写真を撮ったんですか? 可憐、ヘンなお顔してたかも……。
 
>37
 さっきのかたが、お兄ちゃんと仲のいい佐々木さん……ですか? 
あれっ、お兄ちゃん。「そうだよ」って言いながら、首を横にふってま
す……。くすくすっ、ヘンなお兄ちゃん! 

40 :可憐 ◆trePiano:2002/08/08(木) 07:23
 ねぇ、お兄ちゃんは制服のままお出かけしても大丈夫だよね? 可憐、
ずうっと……お兄ちゃんと一緒にいられますようにって……考えて……
エヘヘヘッ、着替えのお洋服を持ってきちゃった。
 お兄ちゃん、可憐と一緒に寄り道してくださいっ。ダメ……ですか? 
 
>38「暑いなぁ……海かプールにでも泳ぎに行こっか?」
 ええっ、これから可憐を泳ぎに連れてってくれるの!? わーい! 
可憐、今年は海もプールもまだなのー。
 
>29「どんな水着か楽しみ〜♪」
 ……って、もーっ! お兄ちゃんのイジワル……可憐、お洋服は持っ
てきたケド、水着は持って来てません。新しい水着、欲しいな……。
 えっ、「腰のまわりにひらひらがついたのは、もう着られないの?」
……って、もーっ! 可憐、お子様じゃありませんっ。
 
>20「歌を最近聞いて無い気がするんだケド……」
 お兄ちゃん、ホントはカラオケへ行きたかったの? この近くのお店
なら、可憐、知ってるよ。このまえみんなで歌ったの。可憐は《想い》っ
ていう曲を歌ったんだケド……。

>5
 歌い終わったあとで、「頑張ってね」って言われちゃった。エヘヘッ、
きっと久しぶりで練習してなかったせいだね……。
 
 ……あっ、そうですね、お兄ちゃん。行き先を決める前に、お着替え
する場所をさがさなくっちゃ……。

41 :以上、自作自演かも。:2002/08/09(金) 06:32
膝枕を……してくれないかな?

42 :以上、自作自演かも。:2002/08/10(土) 08:51
今日の夜は2人で花火しよっか。
可憐はどんな花火が好きかな?

43 :以上、自作自演かも。:2002/08/10(土) 21:54
なんだか無理してない?その、上手く言えないけど……
背伸びして大人ぶっているっていうか……

44 :以上、自作自演かも。:2002/08/10(土) 21:55
うぅん……眠いや……

45 :以上、自作自演かも。:2002/08/13(火) 01:52
1番大切な物ってなんだい?

46 :以上、自作自演かも。:2002/08/13(火) 02:30
可憐! ぐずぐずしてると置いてっちゃうよ?

47 :以上、自作自演かも。:2002/08/13(火) 03:08
ふぅ、こう暑いとなにか冷たい物が欲しいな……
可憐はなにか飲みたいものや食べたいものある?

48 :以上、自作自演かも。:2002/08/13(火) 04:38
ピアノの練習は1日どのぐらいしているの?

49 :以上、自作自演かも。:2002/08/13(火) 05:28
いい匂い……。

50 :以上、自作自演かも。:2002/08/13(火) 07:05
おはよう! って、アレ?
何で可憐がここに?

51 :以上、自作自演かも。:2002/08/13(火) 10:48
この場所、覚えてる?
ほら……子供の頃……

52 :以上、自作自演かも。:2002/08/14(水) 02:05
バニラ以外に飼いたい動物って何かいる?

53 :以上、自作自演かも。:2002/08/14(水) 06:47
一緒にお風呂入ろ

54 :可憐 ◆trePiano:2002/08/14(水) 22:12
(>40)
 お兄ちゃんが可憐の手を、ぎゅうって強く握ってくれました。「足を
止めるよ」っていう、2人のサインなの。
 
>51「この場所、覚えてる?」
 うん……まだ、お兄ちゃんも可憐もちっちゃかった頃、パパと3人で
この場所へ来たことあったよね。お兄ちゃんのお部屋からも、このお風
呂屋さんの煙突、見えるのかな……? 
 
>53「ここで私服に着替えるといいよ。一緒にお風呂入ろ」
 ええっ、お兄ちゃん、学校帰りにお風呂屋さんへ入るの!? 
 でもでもっ、こんな時間だよ。きっとまだ開いてないよ……あれっ、
看板がかかってる……。
 
 『本日は朝風呂デーでございます』
 
>46「はい、お風呂セット。ぐずぐずしてると置いてっちゃうよ?」
 ま、待って、お兄ちゃん。可憐もお風呂入るからー。
 あっ。タオルとかシャンプーとか、可憐も持ってるから、これはお兄
ちゃんへお返ししますね。
 
 「じゃあ、お兄ちゃん。お風呂あがりにまたねっ」
 
>32 
 ……ホントにお風呂屋さんへ入っちゃった……。
 可憐、今日はお泊りの用意もしてきたの。タオルやシャンプーをこん
なところで使うなんて、思ってなかったケド……くすくすっ……お兄ちゃ
んは、いつもお風呂セットを持ち歩いてるのかな? お兄ちゃん、お風
呂が大好きなんだね……可憐、はじめて知りました。

55 :以上、自作自演かも。:2002/08/14(水) 23:47
やっぱりこの時間だと空いてるなぁ・・・のんびりできそうだ。
んっ・・・あれ? あっ、リンス忘れた・・・

お〜い! かれ〜ん! リンス投げてくれる〜〜〜!?

56 :以上、自作自演かも。:2002/08/15(木) 04:23
幽霊とかおばけとかって信じている? 怖い?

57 :以上、自作自演かも。:2002/08/15(木) 19:22
誕生日の雛子に対して何か一言。

58 :以上、自作自演かも。:2002/08/16(金) 01:38
あれぇ、迷子になったのかなぁ?

59 :可憐 ◆trePiano:2002/08/16(金) 01:52
(>54)
 可憐のほかにはお客さん、いないみたい……。この前ここへ来たとき
は、可憐もお兄ちゃんと同じ湯船に入っていたのに……。
 ちっちゃな頃から、お兄ちゃんのことが大好きだったケド、大きくなっ
たら出来なくなっちゃうことって、あるんだね……。
 
>57
 可憐、なんだか……ちっちゃな子がうらやましくなってきちゃった。
クラスの発表会をお兄ちゃんに見てもらったり、2人だけの秘密の場所
でおままごとしたり……。エヘヘヘッ、それからお風呂屋さんで背中の
流しっこもしたかったなっ。
 
 1日中。いっぱいいっぱい、お兄ちゃんとお遊びするの。バースデイ・
ケーキのろうそくが増えるの、お兄ちゃん、とっても喜んでくれるよっ。
 
 そして……大きくなっても、ずうっと……お兄ちゃんと一緒にいられ
るって、信じてようね……。

60 :以上、自作自演かも。:2002/08/16(金) 06:13
そろそろ出ようかな、のぼせないうちに。

(´-`).。oO(それにしても最近の可憐って結構…………)


61 :以上、自作自演かも。:2002/08/16(金) 13:46
http://www.geocities.co.jp/Playtown-Denei/8746/Cyougin2.swf

朝銀への公的資金投入がまたもや行われようとしています。
その額、なんと3256億円!
3万人の自殺者、年間2万件の企業倒産を横目にして、
北朝鮮への不正送金を行っている朝銀にわたしたちの税金が
今まさに投入されようとしているのです。
平成大不況の現在に、なぜそんなことが許されているのでしょうか?
是非、上のフラッシュをご覧になって、この問題を知ってください。

62 :以上、自作自演かも。:2002/08/16(金) 20:13
|  |        ______ 
|  |        \|        (___
|  |      ♪   |\            `ヽ、
|  |           |  \            ..\
|  |     ∧_∧|   \             〉
|  |     ( ´∀`.| ♪   \          /
|  |   ‖( つ| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ノ
|  |   ‖( 匚______ζ--ー―ーrー´
|  |    〓〓) ) ‖    ||       .||
|  |   ‖  (__)‖)   ◎      .||
|  |         ◎            .◎

63 :以上、自作自演かも。:2002/08/18(日) 01:43
なんか可憐を見ていると可愛がりたくなる反面
ついイジワルもしたくなっちゃうんだよなぁ……。

64 :以上、自作自演かも。:2002/08/18(日) 02:16
自分の名前は気に入ってる?

65 :以上、自作自演かも。:2002/08/19(月) 00:39
なでなで・・・

66 :以上、自作自演かも。:2002/08/19(月) 22:42
いつまでこうしていっしょにいられるんだろう
いつまでもこうしていっしょにいられたらいい

いつもでもこうしていられるわけはないのに・・・

67 :以上、自作自演かも。:2002/08/19(月) 23:16
人前だと「ちゃん付け」で呼んでるけど、可憐はどう思ってるのなぁ……

68 :可憐 ◆trePiano:2002/08/20(火) 21:46
(>59)
 
>49
 わぁ、ハーブのお風呂……とってもいい匂い。お湯に浮かんでるこれ
……何の実だったかしら? ノドのお薬だよね、えっと……。
 
>55「お〜い! かれ〜ん! リンス投げてくれる〜〜〜!?」
 かれーん……リンス……? あっ、これ、カリンの実! お兄ちゃん、
ありがとーう。今日は、カリンのお風呂ですねーっ! 
 
>64
 エヘヘヘッ、お兄ちゃん、これからはカリンの香りをかいだら、可憐
のお名前、思い出してくれるかな? 
 
 「可憐」ってお名前、お気に入りなの。ちょっと鋭いケド、グロッケ
ンシュピールの音みたいに、ひんやりして澄んでるの……一生変わらな
い名前が可憐でよかったな。
 
 ううん。可憐、お兄ちゃんと一生一緒にいるんだもん……。
 
 「お〜い! かれ〜ん! リンスまだ〜〜〜!?」

69 :可憐 ◆trePiano:2002/08/20(火) 21:50
>60
 お待たせしました、お兄ちゃん。髪がなかなか乾かなくって……。
えっ、「僕の顔が赤いのは、湯上りのせいだよ」? 
 お兄ちゃん、ちょっとのぼせちゃったみたい……ロビーでおやすみし
ませんか? 
 
>18「そうしようか。あ、ポニーテールにしたの?」
 うんっ。お洋服に合わせてみたの。それに……ピアノの練習してると、
背中にいっぱい汗をかいちゃうから、このほうが涼しいかなって思って。
 
>48
 エヘヘヘッ、今日のピアノの練習は、朝のうちに済ませちゃった! 
まだ涼しかったから、1時間だけどしっかり集中できたよ。
 発表会の前だったら、1日に6時間ぐらい練習してへとへとになっちゃ
うケド……ううん。それでも可憐、きっとお兄ちゃんへ会いに来ました。
もっと早起きすればいいんだもん。
 
>43「なんだか無理してない?」
 む、無理なんてしてないよ……可憐は、もう子どもじゃありません。
子どもじゃないから、お兄ちゃんと一緒のお風呂に入らなかったもん。
 
>65「なでなで……」
 もうっ……ちっちゃい頃の可憐じゃないもん。お兄ちゃんに「いーこ
いーこ」されても、うれしくなったりしませんよ。
 
 ……ウフフッ……ウソです。
 
 「なでなで……」
 可憐のこの髪……お兄ちゃんに気に入ってもらえたのかな? 
 や、やだっ、うなじはくすぐったいよっ、ひゃあっ!? 

70 :可憐 ◆trePiano:2002/08/20(火) 21:54
 つ、冷たいっ! お兄ちゃん、何っ!? えっ……ラムネの瓶? 
 
>47「なにか飲みたいものや食べたいものある?」
 もーっ。可憐、びっくりしちゃった……。
 
 でも、お風呂上りのラムネ、おいしいねっ。ウフフッ、お兄ちゃん、
ありがとう! ラムネを飲むのって久しぶりです。この前は、去年の学
園祭だったかな……。
 
>45「突然だけど、1番大切な物ってなんだい?」
 えっ、それは……おばあちゃんからいただいた、ロケットです。大切
な物だからいつも身につけて……な、無いっ!? 
 
 ……そんな……お風呂に入るときは外してたけど、上がってからちゃ
んと首にかけたもん……。
 
>63「ついイジワルしたくなっちゃうんだよなぁ……」
 もーっ! さっき可憐に「いーこいーこ」してるときに取ったのねっ。
あーっ、お兄ちゃん、開いちゃダメっ。返してーっ! 

71 :以上、自作自演かも。:2002/08/21(水) 00:24
せっかくだから見たかったな、中身。

72 :以上、自作自演かも。:2002/08/21(水) 04:49
今年は浴衣着ないの?

73 :以上、自作自演かも。:2002/08/23(金) 10:26
可憐といると、なんかほんわかする。

74 :以上、自作自演かも。:2002/08/24(土) 00:58
あれ? どうなってんだ…これ。


あ…可憐、この楽器……壊れちゃったかも……

75 :以上、自作自演かも。:2002/08/24(土) 06:44
早く来年の夏が来ますように。

76 :以上、自作自演かも。:2002/08/24(土) 14:03
意外と力が強いんだね。

77 :以上、自作自演かも。:2002/08/24(土) 23:14
雨が降りはじめました。
しかし貴方は傘を持っていません。
どうしますか?

78 :以上、自作自演かも。:2002/08/26(月) 19:23
リクエスト:大ちゃん音頭!


79 :可憐 ◆trePiano:2002/08/26(月) 19:24
(>70)
 
>71
 「このロケットは可憐にあげるんだからね……誰に気兼ねなんかする
ことなく可憐の1番好きな人の写真を入れたがいいのさ」
 
 そう言って……おばあちゃんが可憐に渡してくれた、ロケット。銀の
ハートが付いていて、とってもキレイな彫刻が入ってるとびきりステキ
なロケット……。
 
 でも、でもっ、どんな人のお写真が入っているかは、お兄ちゃんにも
秘密なの……ねえっ、返してっ、返してよおっ! 
 
 お兄ちゃん、この手の中にロケットを握ってるでしょ、んんーっ……
お兄ちゃんの指が……ほどけた! 
 
>76「意外と力が強いんだね」
 ええっ!? そっちの手に握ってたの……。
 ヒドイよぉ……お兄ちゃん……可憐にイジワルするの、もうやめて……。

80 :以上、自作自演かも。:2002/08/27(火) 03:24
そ、そんな潤んだ目で言われると……ゴ、ゴメン。

81 :以上、自作自演かも。:2002/08/27(火) 07:15
でもやめてあげないー。
……って、言ったら怒る?

82 :以上、自作自演かも。:2002/08/27(火) 07:52
もう夏も終わりだね
夏休みも終わりかぁ。
……可憐は何か想い出できたかな?

83 :以上、自作自演かも。:2002/08/27(火) 09:17
何かきゃいいの?音楽のことさっぱりなんだけど。

84 :以上、自作自演かも。:2002/08/28(水) 03:43
え? あれ? ひょっとして嘘泣き……?

85 :以上、自作自演かも。:2002/08/29(木) 05:10
読書感想文書くために読んだ本は?

86 :以上、自作自演かも。:2002/08/29(木) 17:15
TVはどんな番組を見ているの?

87 :以上、自作自演かも。:2002/08/29(木) 22:22
夏休みももうすぐ終わりかあ…
来年の夏休み、僕たちはどうなってると思う?

88 :以上、自作自演かも。:2002/08/30(金) 11:57
最初は心地良けれど、深入りは剣呑、剣呑。

89 :以上、自作自演かも。:2002/08/30(金) 12:48
思い出に残ってる曲ってなにかある?

90 :可憐 ◆trePiano:2002/08/30(金) 22:14
(>79)
 「おばあちゃんの……ロケット……」
 
 お顔を上の方へ向けていないと、可憐、もう……。
 えっ……お兄ちゃん、可憐のこと見つめてる……の? 
 
>73
 お兄ちゃんは何も言わずに、可憐の手をそっと握ってくれました。
さっきまで冷たかったお兄ちゃんの手……いまはとってもほんわかして
て、あたたかいの……どうしてかな……。
 
>80「ゴ、ゴメン……コレ」
 うん……ありがとう、お兄ちゃん。もう誰にも渡さないんだから。
 
>84「あれ? ひょっとして嘘泣き……?」
 ホントだ……可憐のお顔、いつのまにかにっこりしてる……。
 
 ……う、ううん! 可憐のばか。お兄ちゃんにお礼を言うなんて、お
かしいよ。イジワルされたのは、可憐なんだから……。
 
 「お兄ちゃん! あのねっ……」
 
>66「……いつまでもこうしていられない……」
 そ、そうだケド……いつまでもここにいたら、お風呂さんにもご迷惑
がかかちゃうし……。
 
>82「もう夏も終わりだ。想い出を」
 そ、そうだケド……なんだか、はぐらかされてる気がするよぉ……。
 ……お兄ちゃん、もうイジワルしちゃ、やだよ……。
 
 次はどこへ寄り道するの、お兄ちゃん? 

91 :以上、自作自演かも。:2002/08/30(金) 22:23
あ、あれ…?
 (可憐ってこんなに小さかったっけ…?
   ……そうか僕の背が伸びたのかな?
   いつまでも、この関係じゃいられないのかな……)

92 :以上、自作自演かも。:2002/08/30(金) 22:28
ねぇ、可憐… 海へ行こうよ?
……もう、海水浴のシーズンは終わったけれど…
夏の海に沈む夕日を見ていると、何処かに吸い込まれそうになるんだ…

93 :以上、自作自演かも。:2002/08/30(金) 22:59
ねえ可憐……
最近ボクを見る目…変わってきてない?

94 :以上、自作自演かも。:2002/08/31(土) 05:44
お風呂に入ったら、外で涼みたいね。
公園でお祭りやってるよ、可憐行こっか?

95 :以上、自作自演かも。:2002/09/01(日) 12:19
新学期の抱負ってなにかある?

96 :以上、自作自演かも。:2002/09/02(月) 19:46
初体験はいつ?

97 :以上、自作自演かも。:2002/09/04(水) 12:05
もしお兄ちゃんが他の女の子と結婚したらどうしますか?

98 :以上、自作自演かも。:2002/09/04(水) 17:47
CHU♥

99 :以上、自作自演かも。:2002/09/05(木) 05:52
モナーとギコ猫どっちが好き?

100 :以上、自作自演かも。:2002/09/05(木) 05:52
まだまだ子供だと思っていたけど……こうして変わっていってるんだな……。

101 :以上、自作自演かも。:2002/09/05(木) 22:22
えっちな本読んだことある?

102 :以上、自作自演かも。:2002/09/05(木) 22:34
可憐ちゃん、映画見に行こうよ。

103 :以上、自作自演かも。:2002/09/06(金) 21:48
初恋の人とは結ばれないってよく言うよね。

104 :以上、自作自演かも。:2002/09/08(日) 23:33
兄の着替え中に可憐が部屋に入ってくるシーン多いね〜

…ホントに偶然なのかなぁ〜。ひょっとして狙ってるんじゃなぁい?

105 :以上、自作自演かも。:2002/09/14(土) 21:13
会社辞めて無職になっちゃった・・・・。

可憐はこんなどうしようもないお兄ちゃんでも好きでいてくれるかな?

106 :以上、自作自演かも。:2002/09/16(月) 17:38
なりきり板@お絵かき掲示板
http://www47.tok2.com/home/narikirisan/cgi-bin/bbsnote.cgi
http://w2.oekakies.com/p/jisaku/p.cgi

芸術の秋と言うことで、ここで自画像を描いてみてください。

107 :以上、自作自演かも。:2002/09/17(火) 18:10
もうすぐ、可憐の誕生日だなぁ…。
プレゼントは何がいいのかな?


108 :以上、自作自演かも。:2002/09/21(土) 21:18
可憐・・・・大丈夫かな?

109 :以上、自作自演かも。 :2002/09/23(月) 00:32
誕生日おめでとう。
今日は可憐の言うことは何でも聞いてあげるよ、何して欲しい?

あ、そんなに悩まなくても……。
……とりあえずパフェでも食べに行こうか。

110 :以上、自作自演かも。:2002/09/23(月) 05:14
うわわわわん。可憐…
今日ぐらいは、戻ってきておくれ…

111 :以上、自作自演かも。:2002/09/23(月) 05:23
可憐、誕生日おめでとう。
プレゼントの楽譜入れとケーキだよ。
あれ?…あれ?可憐…?

112 :以上、自作自演かも。:2002/09/23(月) 05:41
可憐は愛想をつかして実家に帰ってしまった。
もう悲しませないから帰ってきて・・・。


113 :以上、自作自演かも。:2002/09/23(月) 21:29
去年も誕生日の日に可憐(偽)ちゃんが来てくれなかったってことがあったんだよな…。
今年も同じなのか…

114 :可憐 ◆trePiano:2002/09/23(月) 22:30
(>90 次はどこへ寄り道するの、お兄ちゃん?)
 
>94
「公園のお祭りへ行こう」
 ……先週だよ、可憐が「これから、かしのき公園の夏祭りへ行きませ
んか?」って、メールでお兄ちゃんをお誘いしたの。 
 
 夏祭りのあの日……かしのき公園に着いたら、きっとすぐにお兄ちゃ
んを見つけられるって自信があったの。だって、可憐。お兄ちゃんのこ
となら、なんだってわかるんだもん! 
 
>58
 だから、可憐。待ち合わせの場所をきちんと決めてなくって……。
 
「お祭りのお客さんがこんなにいっぱい……お兄ちゃん、どこにいる
の……? あっ、可憐のこと、呼んでる声がする!」

115 :可憐 ◆trePiano:2002/09/23(月) 22:32
>102
「可憐ちゃん、映画観に行こうよ」
「は、はい! えっと、B組の蓮見くん……だよね?」
「はいって言ったよね。行こ。うちのクラスのみんなも来てるんだ」
「はい……う、ううん、そうじゃないの蓮見くん。可憐、今日はお兄ちゃ
んと一緒なの……」
「ああ。2人でいるところを誰かに見られたら困るんだ。じゃあ、僕と
可憐ちゃんは兄妹ってことで。普通、妹が中学生にもなったら、一緒に
出かけたりなんてしないけどさ。アハハハ」
 
>108
 そんなこと……そんなことないもん! お兄ちゃんは、この公園のど
こかで、きっと可憐のこと待ってるんだから……。
 
>99
「ちがいます。映画、B組のみんなで観に行ってください。可憐は行き
ません。蓮見くん、お気をつけて」
「あ、そ。可憐ちゃんもねー」
 
 お兄ちゃん、どにいるの……? 

116 :可憐 ◆trePiano:2002/09/23(月) 22:36
>92
「どうしたの? じゃあ、海へ行こう」
「は、はい! お兄ちゃん」
 
 海……? あっ、お兄ちゃん、となり町の港公園へ行きたいんだ! 
 ごめんなさい……可憐、お兄ちゃんがあの日のことを忘れちゃってる
なんて、勘違いして……。
 
「はい! 海へ行きましょう、お兄ちゃん。お風呂屋さんの前の、この
バス停でいいんだよね」
 
 エヘヘヘッ、もう寄り道じゃなくなってます。

117 :以上、自作自演かも。:2002/09/23(月) 22:57
可憐おかえり。
本当に心配してしまいました。
忙しいのなら無理しないでいいからね。
本当におかえり可憐。

118 :以上、自作自演かも。 :2002/09/24(火) 19:42
月について作文をしてください

119 :以上、自作自演かも。 :2002/09/27(金) 04:12
僕は可憐とは違う、可憐目を覚ましてよ。

120 :以上、自作自演かも。 :2002/09/28(土) 08:59
ちょっと喫茶店に寄ろうか?

121 :可憐 ◆trePiano:2002/09/30(月) 06:11
(>116)
 
 港公園のお祭りって、今日じゃなかったみたいですね……。お兄ちゃ
ん、どうするの? 
 可憐はここでこうして……もっと海を見ていたいな。お兄ちゃんも木
かげへ入りませんか? 芝生がひんやりしていて、気持ちいいの……。
 
>41
「また……ひざまくらをしてくれないか?」
 えっ、可憐のおひざへお兄ちゃんが乗るんですか? いつもは可憐が
お兄ちゃんのおひざの上なのに。
 ううん。お兄ちゃんのお願いだもん……はい、どうぞ。こんなの初め
てだよね。
 
>91
「あれ……?」 
 お兄ちゃん、なあに……もうっ、目をつむってください。おひざの上
から見つめられるのって、なんだか恥ずかしいよ……。

 ウフフッ。お兄ちゃんって目をつむると、ちっちゃかった頃のお顔へ
戻っちゃうんですね。お兄ちゃんはいーこいーこ。
 ……ねぇお兄ちゃん。いつまでもずうっと……こうしてていいよ。
 
>88
「?」
 や、やだっ! 
 お兄ちゃんに聴こえちゃった……可憐のお腹の音。
 
 だって、今日はお昼ゴハンをまだ食べてないんだもん……お兄ちゃん
はお腹が空かないの? 

122 :以上、自作自演かも。:2002/10/02(水) 19:29
信じていた人に裏切られた経験はありますか?

123 :以上、自作自演かも。:2002/10/03(木) 00:40
もうすぐ始まるね、アニメ。

124 :以上、自作自演かも。:2002/10/09(水) 12:52
定期入れ無くしちゃったから、おじいちゃんが持ってる古い定期入れをもらったよ。
古臭いけど渋くて良いんだよな・・・結構気に入ったよ。
あれ・・・?なんだか可憐のロケットと似ているね。

125 :以上、自作自演かも。:2002/10/17(木) 00:54
アニメage

126 :以上、自作自演かも。:2002/11/01(金) 11:15
秋田か……そうか飽きたか!?

127 ::2002/11/18(月) 22:28
memoriesあげ

128 :dAbM.7pTzU:2002/11/19(火) 22:33
もうこのスレッド終わっちゃったの?

129 :以上、自作自演かも。:2002/11/23(土) 12:46
それは可憐しだいかな?

http://www.alfheim.jp/~narikiri/narikiri/test/read.cgi/TheSun/1027291987/113

130 :以上、自作自演かも。:2002/11/29(金) 08:21
もうじきお別れだね…

131 :可憐 ◆/HtrePiano:2002/11/30(土) 00:50
(>121)
 
「ごちそうさま! ウフフッ。お兄ちゃんもお腹が空いていたんですね。
お皿がこんなにキレイになっちゃった」
 
>86
 さっきのお店、テレビで紹介してたの。とってもおいしかったな。大っ
きな竜の看板があって、ちょっとびっくりしちゃったケド……。
 
「あっ、お兄ちゃん、そっちは桟橋だよ。また海の見える場所へ戻るんで
すか?」
 
(>92)
「うん、戻るんだ。夕日が沈むところへ」

132 :可憐 ◆/HtrePiano:2002/12/02(月) 21:08
「わーっ、この桟橋ってこんなに大きかったんだ。芝生やベンチがあって
広場みたいだね。あっ、見て見て、お兄ちゃん。もうお日さまがあんなに
大きくなってるよ」
 
 でも、ちょっぴり残念。夕日は目の前の海へ沈まないんですね。お日さ
まは、あっちのお山の向こうへすぐに隠れちゃいそう……。
 
「可憐もお兄ちゃんも、海もお空も、灯台もお船も、みんな真っ赤……。
ここって、色んな国のお船が浮かんでるみたい。あのお船に書いてある
『Promised Island』って、どこにあるのかな。お兄ちゃんは、知ってる?」
 
 ふーん。お兄ちゃんにも知らないコトってあるんだ……。
 
「ねぇ、お兄ちゃん。もしも一緒にあのお船に乗って、そのまま誰も知ら
ない、どこか遠いところへ行っても、兄妹は兄妹のまま……なんだよね」
 
>129
「それは2人しだいかな」
 
>98
 あっ……。

133 :可憐 ◆/HtrePiano:2002/12/02(月) 21:18
>96
 お兄ちゃんにしてもらっちゃった……。
 今日はなんだか初めてのことばかりです。だって、お兄ちゃん。とって
も照れ屋さんだから……いっつも可憐のほうから「してください」って、
お願いしてたの。ホントは可憐だって恥ずかしかったんですよ。
 
 ……恥ずかしい? 
 
 や、やだっ。可憐たちのコト、誰かさんに見られて……エヘヘッ、いな
いみたい。お兄ちゃん、あのねっ、可憐も……。
 
>127
「また思い出のなかでしか会えなくなるんだね」
「あ……んっ……な、なあに?」

 もうっ、お兄ちゃんってば。ママには、お家へ帰るのが遅くなるかもし
れませんって、ちゃんと伝えてあるんだから。夏休みに入ってから会えな
い日が続いて……可憐だってお兄ちゃんのコト、ずっと、ずっと……。
 
「お前を忘れたことはなかったよ」
 
>67
 えっ……「お前」って、可憐のこと……なの、お兄ちゃん? 
 
 お兄ちゃんはいつも可憐のことを「可憐ちゃん」って優しく呼んでくれ
るのに……まわりのお友達に聞いてもそんなお兄ちゃん、なかなかいない
よって。だから、お出かけのときに「可憐ちゃん」って呼んでもらうの、
とっても嬉しかったの……お兄ちゃん、どうしちゃったんですか? なん
だか違う人になっちゃったみたいだよ……。
 
(>90)
「そのロケットをお前に渡すために戻ってきたんだ。目に涙を浮かべて受
けとってくれるなんて……さっきはつい謝ってしまったな、アハハ。そう
いえば、あの頃のお前はいつもこんなふうに髪を束ねていたっけ」
 
 もーっ。お兄ちゃん、ふざけてるんですか。可憐、あのときお風呂屋さ
んで泣いちゃうところだったんだから。ホントだよっ。
 
>100
「実はとっくに仕上がっていたんだけど、まだまだそのロケットが似合う
年頃ではないと思ってね。しまっておいたんだ。でも……子供だと思って
いたけれど……こうして変わっていってたんだな。いつのまにか、いよい
よお前の結納っていう日の朝に……」
 
 だって可憐、もう子供じゃないもん! それに子供の頃は、いつも大き
くなったらお兄ちゃんのお嫁さんになるんだって叫んでたケド、結納だな
んて……あ、あれっ? 

134 :/HtrePiano:2002/12/02(月) 21:20
>103
「おじいちゃんと結婚する前、アタシとお兄さんはそう……今の可憐達み
たいにそりゃあ仲がよくってねぇ……。子供の頃のアタシはいつも、大き
くなったらお兄さんのお嫁さんになるんだって叫んでたものさ。それがア
タシが婚約することになったって時にはもうお兄さんは落ち込んで落ち込
んでねぇ……。アタシだってそりゃ結婚なんてしたくないって思ったけれ
ど、親の決めたことだもの、昔はそんなこと言ったってとおりゃしないさ。
それでいよいよ結納っていう日の朝にね、お兄さんがコレをくれたのさ」

135 :可憐 ◆/HtrePiano:2002/12/02(月) 21:26
 ウソ……。お兄ちゃん、何を言ってるの……? 
 
>112
「“あの場所”で暮すことになってから、お前が来るのをずっと待ってい
たんだ。けれども、会いに来てはもらえないようだね。きっと愛想をつか
されたんだな。もう悲しませないと誓ったのに……」
 
 お兄ちゃん? 可憐、もうお兄ちゃんと一緒に暮せないけど、いまお兄
ちゃんが住んでるお部屋には、何度もおじゃましてるよ。
 
 ……違うの? お兄ちゃんは、お兄ちゃんじゃ……。
 
>97
「……すまない」
「そっ、そんな。お兄ちゃん、謝らなくちゃいけないことなんて何にもし
てない……よ? ううん。何があってもお兄ちゃんのこと、ぜったい、ぜっ
たいに……!」
 
>130
「もうじき夕日が沈む……お別れだ」
「きゃあっ!?」
 
 お兄ちゃん、いま倒れそうだったよ! 
 まわりに誰もいないし、どうしよう……。お兄ちゃん、あそこのベンチ
まで歩けますか? 可憐、お手伝いします。がんばって、お兄ちゃん……。
 
「“この世”にたった1人。もう1度会いたい者はいないか? そう聞かれ
たときの答えは、いつだって用意していたんだ……」
 
「しっかりしてください、お兄ちゃ……ううん、おばあちゃんのお兄さん! 
違うんです、人違いなのっ。可憐はお兄さんの妹じゃないんです。可憐の
声、聞こえますか!? そんな……いや……いや……!!」
 
「……妹に会わせてください! いつまでもずっと一緒にいられると信じ
ていた、あの頃の2人へもう1度戻りたいのです。ロケットを……妹の婚約
祝いになんて……したくない……ああ……どうか……どうか……」

136 :可憐 ◆/HtrePiano:2002/12/02(月) 21:29
 おばあちゃんのロケットにはおじいちゃんのお写真が入っていました。
そしてその下には……お兄さんのお写真も入っていたの。おばあちゃんが
可憐に教えてくれたんです。おじいちゃんには内緒……なんだって。
 
 お兄さんのホントの気持ちは、ロケットと一緒におばあちゃんへ伝わっ
ていたんですよ。
 
 でも……。
 
「可憐はお兄ちゃんの気持ち……まだ確かめてないよ……。可憐だって、
お兄ちゃんに伝えてないコト、まだまだいっぱいあったのに……えっく……
ねぇ……お兄ちゃん、目を開けて……可憐ね……可憐のロケットにはね……
ぐすん……」
 
>81
「でもやめてあげないー。……って、言ったら怒る?」
「きゃっ! お、お兄ちゃん!?」
 
>50
「うぅん……おはよう! って、アレ? 何で可憐ちゃんのひざの上で眠っ
てたんだろ。やけに鮮やかな夢を見ちゃったなぁ(>79)」
「お兄ちゃん……やっぱり」
 
>93
「……その目はなんだい?」
「やっぱり、やっぱりお兄ちゃんのイジワル! みんなお芝居だったのね!!」
 
>56
 そうよ、そんなコトあるハズないもん。それに……おばあちゃんなら、
きっとすぐにお兄さんへ会いに行くんだから。
 
>124
 あーん、可憐のばかばか! 
 このあいだ、お兄ちゃんが大事にしている定期入れのお話をしてくれて、
だから可憐もちょっとだけ、おばあちゃんのロケットのお話をしちゃった
の。すっかり忘れてたよぉ……。
 
>44
「うぅん……まだ眠いや……おやすみ……」
「お兄ちゃんなんて知らないもん! 可憐、もうお家へ帰りますっ」

137 :/HtrePiano:2002/12/02(月) 21:33
(>115?)
 
 お兄ちゃん、どこにいるの……? 
 
 ……あっ! 
 
 お兄ちゃん、お兄ちゃん!! 
 
 ごめんなさい……ずっと探していたんです。でも、探しているうちに迷
子になっちゃって……やっと……やっと会えた……。
 
>72
 ねっ、お兄ちゃん。見て見て、蝶文庫。自分で結んだんですよ。
 ……もう。お兄ちゃんたら、またそんなぶっきらぼうにお返事して……
やっと2人になれたんですよ、誰にも気兼ねなんかすることないんだから。
 
 さあ、行きましょう。これからはずっと一緒……お兄ちゃん、大好き……。

138 :以上、自作自演かも。 :2002/12/03(火) 00:35
今、君と生きていく。

139 :正体不明:2002/12/03(火) 00:59
ふふ・・見つけたわよ。可憐ちゃん。でもね、いつまでもそんな調子でいられると思ったら
大間違いよ。いつかあなたを真っ暗闇に染めてあげるから・・・ふふふ。

                                          もう一人の 可憐より

140 :以上、自作自演かも。:2002/12/10(火) 00:48
可憐ちゃんはちょっと思いこみが激しい子みたいだね。

141 :以上、自作自演かも。 :2002/12/11(水) 02:44
運命ってなんなのかな……。

142 :以上、自作自演かも。:2002/12/15(日) 00:08
いやーんvv

143 :以上、自作自演かも。 :2002/12/19(木) 04:37
可憐には分かってってもらえないかも知れないけど
メイド服って……いいなァ……って。

144 :/HtrePiano:2002/12/22(日) 13:24
>61
『ニュースをお伝えしました。続いては気象情報です。この雨は夕方には
雪となり、多いところでは……』
 
「はい、もしもし。あなたね。おつかれさま。あらっ、そっちではもう雪
になってるの!? そう……しかたないわね。さっき可憐ちゃんがお迎え
に出かけたところなのよ。そのうちあの子から連絡があると思うけど……」
 
「もしもし、ママです。明日の朝、家の周りの雪かきを手伝ってもらえな
いかしら? パパが今日中に帰ってこられなくなっちゃって」

145 :可憐 ◆/HtrePiano:2002/12/22(日) 14:01
「……ママ、お話中みたい」
 
 今日は、駅までお出かけです。出張から帰ってくるパパのお出迎えなの。
朝から冷たい雨が降ったり止んだり……パパ、出張先へ傘を持っていくの
を忘れちゃったから、可憐が届けてあげなくちゃ。
 籐の手元がついたこうもり傘。お兄ちゃんが腕にかけたところを想像し
たら……ウフフッ、お兄ちゃんもまだまだ子供ですねっ。
 
>77
 あ、あれっ? ここへ立てかけておいた、パパと可憐の傘……2本とも
なくなってる! 

 どうしよう……。

146 :可憐 ◆/HtrePiano:2002/12/23(月) 22:05
>33
 そうだ! なにかあったら遠慮なく電話で呼んでいいって、お兄ちゃん、
可憐に言ってくれたよね。あの時は夏休みで、今はもう冬だけど……。
 
「お兄ちゃんなら、きっとパパに内緒で、傘を探すの手伝ってくれて……
あっ、もしもし。可憐です。お兄ちゃ……」
 
『ただいま留守にしています。ご用件は留守番電話へどうぞ』
 
>122
 お兄ちゃん、「今日は寒いから1日中、部屋の中で過ごすよ」って、今
朝のメールに書いていたのに……。
 
 きっとすぐに帰ってくるよね? でも、でも……。
 
>140
 かっこよくって優しくって……ステキなステキなお兄ちゃん……だもん。
彼女……とか……いても、おかしくなんてないよね。お兄ちゃん、優しい
からきっと可憐が泣いちゃうの知ってて……。それで、可憐にウソをつい
ていたのかも……。

 ううん! もう1度電話したら、お兄ちゃん、必ず受話器を取ってくれ
るんだから。
 
『ただいま留守にしています。ご用件は留守番電話へどうぞ』

147 :可憐 ◆/HtrePiano:2002/12/23(月) 22:10
「ママ、ただいま……」
「おかえりなさい! 連絡ないからどうしたのかなって……ちょっ、可憐
ちゃん、雪で真っ白じゃない!」
 
 あのね、ママ。ごめんなさい。パパが大切にしていたこうもり傘、なく
しちゃった……。
 でも、雨が雪になったから電車の到着が遅れますって、駅員さんのアナ
ウンスがあったの。だから、別の傘を持って、走って駅まで戻れば、パパ
のお出迎えにまだ間に合います。
 
>117
「可憐おかえり! 心配したんだぞ」
「ええっ、お兄ちゃん!? どうして可憐のお家にいるの? きゃっ、お、
お兄ちゃん。そんなにされたら、可憐苦しいよ……」
 
「まぁまぁ……。お兄ちゃんに雪かきをお願いしたの。そうしたら、今夜
は家に泊まるんだって言ってくれて。そうよね、朝になったら雪が積もっ
て、ここへ来るまでが一苦労だもの」
 
 彼女……とか……じゃなかったんだ! 
 かっこよくって優しくって……この世界にたった1人、可憐だけのステ
キなステキなお兄ちゃん! いつまでもずうっと……お兄ちゃんとこうし
て一緒にいられ……ないんだよね。可憐、これから駅まで戻らなくちゃ。
 
「そうそう。パパは出張先へもう一泊することになったの。傘のことはマ
マがあとで説明するから。可憐ちゃんはお風呂へ入ってらっしゃい」
「わーい! 可憐、お兄ちゃんとずうっと一緒!」
 
「まぁまぁまぁ……。それじゃ、ママはお夕食の準備ね。みょうがの天ぷ
らなんてどうかしら」

148 :以上、自作自演かも。 :2002/12/25(水) 01:13

         ★
   ☆     [~~~]
   |\   [~~~~~]   クリスマスケーキ ドゾー
   ∴∴∴ [~~~~~~~]
.   (・ω・)丿 ッパ
  ノ/  /
.  ノ ̄ゝ
*************************

149 :可憐 ◆/HtrePiano:2002/12/25(水) 02:56
「メリー・クリスマス!」 

 ねっ、お兄ちゃん。いまプレゼントを開けて見てもいいでしょ? 

150 :可憐 ◆/HtrePiano:2002/12/25(水) 04:04
 わぁ……。
 これって、いま評判になってるイタリアン・レストラン……の制服……。
 
「も、もーっ、お兄ちゃん冗談が好きなんだからー。くすくすっ」
 
>148
 あ、いけないっ。クリスマスケーキ、早く食べないと……サンタさんの
ろうそくがもう足だけになってるよ。
 
 はい、お兄ちゃん。ケーキをどうぞ。あーん……。
 ウフフッ、とっても美味しそう……。お兄ちゃん、可憐にも「どうぞ」っ
て、してくださいっ。
 
「あーん……んっ!?」
 
 やだっ。可憐、お洋服の上にケーキを落としちゃった……。
 ごめんなさい、お兄ちゃん。可憐、ちょっと着替えてきますね……えっ、
な、なぁに? 
 
>143
「可憐にはわかってもらえないかも知れないけど、メイドの制服って……
いいなァ……って」
 
 お兄ちゃん……? 冗談だったんでしょ、あのプレゼント……だって、
可憐、そんなの恥ずかしいもん……ウ、ウソっ……。
 
>142
 い……いやーんっ! 

151 :以上、自作自演かも。:2002/12/25(水) 07:48
今夜から寒くなるらしいんでバニラを借りていくね。

152 :/HtrePiano:2002/12/28(土) 23:48
>128
「はい、おつかれさま。これで今年のレッスンはおしまいです。さっきの
ところ、お休みのあいだも練習しておいてね。あっ、そうそう。センセイ
来年もまたこの教室で教えることになったの。よろしくね、可憐ちゃん。
”お兄ちゃん”とよいお年を!」

153 :以上、自作自演かも。 :2002/12/29(日) 10:17
日本の冬はやっぱりコタツでミカンだな。

154 :以上、自作自演かも。:2002/12/29(日) 10:31
死ぬ逝く者への鎮魂歌。

155 :可憐 ◆/HtrePiano:2002/12/30(月) 22:40
(>152)
 
「ありがとうございました! 先生もよいお年を」
 
 今日は今年最後のピアノのレッスンがありました。来年は……お兄ちゃ
んの好きな曲が弾けるようになるといいな。
 
 可憐がレッスン室から出たら、お友達のゆかりちゃんが待っていてくれ
ました。途中まで帰り道が一緒なの。
 
>75
「行こっ、可憐ちゃん。でも外は寒いね……来年の夏がもっと早く来れば
いいのに」
 くすくすっ。「あと半年もすれば冬になるのに、どうしてこんなに暑い
のよ」って、ゆかりちゃん、今年の夏にも言ってたよ。
 
 あっ……向こうの方から歩いてくるのは……。
 
「お兄ちゃん!」

>25
「おっ、ピアノのレッスンの帰りかい? えっと、友達のゆかりちゃんだ
よね。僕にも紹介してくれないかな」
 
 はい、お兄ちゃん。ゆかりちゃんはね、可憐がお教室で1番仲良しにし
てる子なの。いつも可憐に親切にしてくれるんですよ。でも、ちょっぴり
恥ずかしがり屋さんかな……。
 
>120
「そうだ。立ち話もなんだから、ちょっとそこの喫茶店に寄ろうか」
「うんっ。ゆかりちゃんも時間、まだ大丈夫だよね?」

156 :以上、自作自演かも。 :2002/12/31(火) 01:48
この喫茶店って年越しそば食べれるのかな?

157 :以上、自作自演かも。:2002/12/31(火) 09:05
ttp://comic2.2ch.net/test/read.cgi/charaneta/1033219673/688
チェキしてください。

158 :可憐 ◆/HtrePiano:2002/12/31(火) 23:11
(>155)
 
>156
「この喫茶店って年越しそば食べれるのかな?」
 ウフフッ。ねっ、お兄ちゃんって面白いでしょ? ゆかりちゃん。
 今日はお兄ちゃんがごちそうしてくれるんだよね。可憐はパフェが食べ
たいな……。
 
>105
「アルバイト辞めちゃったんだ……こんなお兄ちゃんでも好きでいてくれ
るかな?」
 そっ、それは……可憐、この世界で1番大好きな人は、いつだってお兄ちゃ
んだケド……ズルいよぉ……。
 
「……はい。今日は可憐がごちそうしますね」

159 :可憐 ◆/HtrePiano:2003/01/01(水) 00:01
「ゆかりちゃん、ばいばーい。来年もよろしくね」
 
 お兄ちゃん、お店ではゆかりちゃんとばっかりお話して……ううん。可
憐の思い過ごしだよね。だって、お兄ちゃん。普段はわざとイジワルなふ
りをしてるケド、ホントはとっても優しいもん。だから恥ずかしがり屋さ
んのゆかりちゃんともあんなに早く打ち解けて、楽しそうに……。
 
 あっ、お兄ちゃん。これから可憐のお家にご用があるんだよね。もしか
して……またお泊まりしていってくれるんですか? 
 
>151
「ううん。今夜から寒くなるらしいんで猫のバニラを借りて行こうと思っ
て。アルバイト辞めちゃったからね」
 
 もーっ、お兄ちゃんのイジワル!! 

160 :以上、自作自演かも。:2003/01/01(水) 00:06
我々は生きる過程において否応なく悪を成す。歩けば草花を踏みつぶし、知らずに言葉で人を傷つけ、生きるために命を喰らう。

161 :以上、自作自演かも。:2003/01/01(水) 00:07
ねろねろねろ。

162 :可憐 ◆/HtrePiano:2003/01/02(木) 02:54
 可憐には、大好きな人がいます。
 
 それは……。

163 :可憐 ◆/HtrePiano:2003/01/02(木) 03:06
>125
「キレイだよ、可憐。ブーケを投げてあげるよ」
「はい……」
 
 可憐には、ステキなお兄ちゃんがいます。かっこよくって優しくって……
ずっとずーっと、大きくなったらお兄ちゃんのお嫁さんになるんだって決
めてたの。
 
>141
 お兄ちゃん……可憐ね、いつか必ずこの日が来るって信じていました! 
 だって、可憐には、お兄ちゃんより好きになれる人なんて全然いないん
だもん。どうしても、どうしても、お兄ちゃんのお嫁さんは可憐なの……。

「可憐は、世界で1番のシアワセものです……」
 
 富士山の裾野の真っ白なチャペル……もうちょっとだけここへいたかっ
たケド、お迎えの馬車がお兄ちゃんと可憐を待っています。これから2人
だけのハネムーンへ……きゃっ! い、いま飛んでいった鳥さんたち、ハ
トじゃないよね……あの大きな翼は……タカ……なの!? 
 
 これって、もしかして……。
 
 あーん! チャペルのてっぺんで鳴ってるの、やっぱりおナスだぁ……。
 いくら縁起がよくっても、可憐、ちっともうれしくないよぉ! 

164 :可憐 ◆/HtrePiano:2003/01/02(木) 03:08
>153
「目が覚めたみたいだね。日本の正月はやっぱりコタツでミカンだよな」
 
 夢……だったのね……。
 可憐、お兄ちゃんと一緒におコタにあたっていたら、とっても気持ちよ
くなっちゃって、いつのまにか……。
 
>161
「ミカンいらないの? そうか、眠たそうだもんな。じゃあ寝ろ、寝ろ」
 
 夢のつづき……見られるかな……お兄ちゃん……可憐ね……。

165 :以上、自作自演かも。 :2003/01/04(土) 02:24
おせちもいいけど、可憐もね。

166 :以上、自作自演かも。:2003/01/07(火) 18:16
羽子板しましょう

167 :可憐 ◆/HtrePiano:2003/01/08(水) 02:54
>95
『一意専心』
 
 冬休みの宿題の書き初め……今年は、ちょっぴり自信作です。
 可憐、2学期はお休みが多くて、成績も少しだけ下がっちゃったから、
3学期はお勉強をもっとがんばるの! 
 
 お兄ちゃん、お習字が上手な女の子は好き……かな? 
 
>166
「まだ硯に墨が残ってるね。羽根つきでもしようか」
 
 ちょっと、違うみたい……。

168 :可憐 ◆/HtrePiano:2003/01/08(水) 03:02
 お外はやっぱり寒いね……。お兄ちゃんとくっついたまま遊べる羽根つ
きがあったらいいのにな……そうしたらポカポカなのに。
 
「にゃあお」
 ええっ、バニラ!? お兄ちゃん、カイロの代わりにバニラをコートの
中に入れてるの? いいなぁ……。可憐もお兄ちゃんのポケットに入って
お兄ちゃんについていきたいよ……。
 
「じゃあいきますよ、お兄ちゃん。えいっ!」
 
 わあっ! いまのは可憐の勝ちで、お兄ちゃんの負けだよねっ。
 
 羽根つきのルールですよ。ほっぺをこっちへ向けてくださいね、お兄ちゃ
ん。それから可憐、背伸びをしないとお兄ちゃんのお顔へ届かないから、
両腕でぎゅうっと支えて欲しいんです。あっ、墨が入っちゃうといけないか
ら、目をつむってください……。
 
 神様、どうかどうか、今年もお兄ちゃんと可憐が仲良しでいられますよう
に……。

「お兄ちゃん、大好き……」
「にゃあお」
 
>165
「やあっ、いったーい!」
 もうっ、どうして可憐のお鼻をかじるのぉ、バニラ! 可憐を食べちゃ
ダメえっ……。あーん。お兄ちゃんも大笑いしすぎだよぉ……。

169 :以上、自作自演かも。:2003/01/08(水) 15:21
可憐、こたつににゃんこが入ってるよ

170 :以上、自作自演かも。:2003/01/09(木) 00:43
可憐の願い。しかと、承った

171 :以上、自作自演かも。:2003/01/09(木) 03:08
バニラに嫉妬しちゃう時もあるんですかね?
そんな私も可憐がバニラを可愛がってるシーンに出くわすと嫉妬します。

172 :以上、自作自演かも。 :2003/01/10(金) 06:30
新楽器が始まって、可憐とあんまり会えなくなっちゃってちょっぴり淋しいな。

173 :以上、自作自演かも。 :2003/01/10(金) 06:46
教えてあげません。

174 :某委員長:2003/01/10(金) 06:56
判らない事あったら何でも聞いてね?

175 :以上、自作自演かも。:2003/01/20(月) 18:12
バニラをフードのなかにいれて散歩するのが夢・・・可憐叶えてくれるかな?

176 :以上、自作自演かも。:2003/01/30(木) 00:27
にゃー

177 :以上、自作自演かも。:2003/01/30(木) 12:56
みぃーみぃー

178 :以上、自作自演かも。 :2003/01/30(木) 22:10
わんわん

179 :可憐 ◆/HtrePiano:2003/02/04(火) 08:36
>123
 ただいまー!
 もうすぐアニメが始まるから、ピアノのお教室から急いで帰ってきたの。
お兄ちゃんも可憐と一緒にアニメ観よっ。

>62
 わぁーい。ウフフッ……。
 
 あのネコさん、ピアノも上手だったんだね。ネコさんの指ってお豆みた
いでふにゅふにゅしてるのに、どうしてあんなふうにピアノが弾けるのか
なぁ……? 
 
 あっ、今日はね。工作の時間にみんなで豆まきのお面を作ったの。ねっ、
見て。赤鬼さん。
 
 えーっ、お兄ちゃん、このお面がネコさんに見えるの? これはお耳じゃ
なくってツノだよぉ。お兄ちゃんがかぶったら……ほらやっぱり赤鬼さん! 
だって、こんなに手足の長いネコさんなんていないもん。
 
 エヘヘへッ。おにはそとー!
 
 ふくはうちー! 
 
 おにはそとー!
 
 あれっ……お兄ちゃん? 
 ホントにお外へ行っちゃった……。
 
 お兄ちゃん、お兄ちゃーん! 
 お兄ちゃんが……いない……うっ……うわぁぁん!! 

180 :可憐 ◆/HtrePiano:2003/02/04(火) 08:39
 可憐の泣き声を聞いたお兄ちゃんは、玄関の植え込みのなかから、慌て
て飛び出してきました……。

 そして、可憐にこう言ってくれたの。「ふざけてごめん。僕はどこにも
行かないよ」って……。
 
 でも、お兄ちゃん。やっぱりこのお家からいなくなっちゃったね……。
 
>172
 3学期が始まってから……またお兄ちゃんに会えない日が続いています。
 あーあ……。可憐、今日も玄関の植え込みを気にしてるよぉ……。

181 :以上、自作自演かも。:2003/02/08(土) 00:01
もうすぐ白雪の誕生日ですね。

182 :可憐 ◆/HtrePiano:2003/02/13(木) 23:34
「卵の黄身とお砂糖をまぜ合わせて、さっき泡立てたメレンゲと一緒に……」
 
 今夜はちょっぴり遅くまでお菓子作りです。だって、もうすぐ……。
 
>177
「みぃーみぃー」
「きゃっ! なにしてるのバニラ!?」
 
 あーんっ。メレンゲがこんなに少なくなっちゃってる! この分量でちゃ
んと焼けるかしら……平気……だよね。えいっ。
 
 お兄ちゃん……可憐の作ったビスキュイ、おいしいって言ってくれるか
な? もしも可憐がお料理の得意な女の子だったら、お兄ちゃんに毎日ご
ちそうしてあげられるのに……。
 
「次は、小麦粉と……あーっ、バニラ、ボールの中へ入っちゃダメえっ!」

183 :/HtrePiano:2003/02/13(木) 23:40
「生地にバターと小麦粉を入れてよーっくかきまぜたら、仕上げにバニラ
オイルを加えて、ボールの中身をこうして焼き型へ移すんですの」
 
 いつも会えないにいさまへ。今夜は姫から愛のビデオレターを送ります! 
 でもビデオだとオーブンからただよう、この甘ーい香り――ジェノワーズ
の焼ける匂い――は届かないんですのね……にいさま、かわいそう……。
 
「にいさま。今日は姫、とってもうれしかったんですのよ! にいさまは
姫のお料理ならなんでも『おいしいよ』って食べてくれるけど、姫……ホ
ントはちょっと張り合いがなくなってきてたんですの……」

 今日、にいさまから届いたメールには、「ケーキを作って欲しい」って
書いてあったんですの。にいさまが姫におやつのリクエストをしてくれる
なんて……姫、張り切っちゃいますの!! 
 
「姫のスペシャルケーキ、いっぱい、いっぱい食べてねっ。でも、にいさ
ま……欲しいのはケーキだけ……? いやーんっ、にいさまのくいしんぼ
……ムフン」
 
 ケーキが焼けるまでの時間……ボールやハンドミキサーを洗ったりしな
がら、姫はいつも……。
 
「お歌を歌っちゃうんですの。ねっ、にいさま、聴いて」

184 :/HtrePiano:2003/02/13(木) 23:53
 ピカピカのキッチン。ウサギのショコラちゃん。
 お菓子の匂いがするシアワセのお家。
 だけど、ちょっぴり不満なんですの。

185 :可憐 ◆/HtrePiano:2003/02/13(木) 23:55
 お兄ちゃんがいないから……。
 だから、可憐。自分でお家を建てたんです。

186 :/HtrePiano:2003/02/14(金) 00:03
 姫の大好きな大好きなダーリンのにいさま……ここが2人の暮らす愛の
お家ですの……きゃっ。

 チョコレートの門をくぐって、クッキーの玄関から中へどうぞですの。
 パイの暖炉にあたって、マシュマロのソファーで姫を食・べ・て……。

187 :可憐 ◆/HtrePiano:2003/02/14(金) 00:07
 可憐の夢の中のお家……。
 思い浮かべてみて、お兄ちゃん。おひざの上の可憐のこと。

188 :/HtrePiano:2003/02/14(金) 00:15
 2人でお茶を。お茶を2人で。
 姫とにいさま。今日は2人きりですの。

189 :可憐 ◆/HtrePiano:2003/02/14(金) 00:32
 “お兄ちゃんの日”はみんなに内緒。
 夜が明けたら……。

190 :/HtrePiano:2003/02/14(金) 00:35
 姫はにいさまのために甘ーいケーキを焼くんですの。
 午後は“こじかほいくえん”のみんなとおやつの時間……。
 にいさまと男の子。姫と女の子。
 ドーナツみたいな輪になって、みんなでお菓子を食べるんですの。
 
 にいさま。姫、とってもシアワセ……。

191 :/HtrePiano:2003/02/14(金) 02:56
「あ。ケーキ、焼けたんですの」
 
 スポンジケーキはしばらく寝かせると、姫のお肌みたいにしっとりする
んですのよ。デコレーションは明日のお楽しみですの。姫も……このビデ
オをメールで送ったらおやすみします……にいさまに買ってもらったウサ
ギのぬいぐるみがあるから、毎晩とっても寝つきがよくって……。
 
 ……え? あら? にいさまの声? 
 これは夢ですの? なんだかとってもいい匂いもしてきて……。
 
 ハッ、にいさま!? にいさまですの? どうしてにいさまが姫のお部
屋に……。
 
>181
『 Happy Birthday! Dear My Princess』
 
 わぁ……おいしそうなバースディ・ケーキ……えっ、にいさまは姫にメー
ルでケーキの作り方を教えてもらいたかったんですの? 「もうすぐ白雪
の誕生日だから」? じゃあ、ケーキを作って欲しいっていうのは姫のか
んちがい……。
 
 でも、にいさま。ケーキを作るの初めてなのに、とってもお上手ですの。
だって、こんなにいい匂い……きっとにいさまの愛がこのケーキをこんな
においしそうにしたんですのね……姫のために、にいさまが……姫、感激
ですの……。
 
「ゴメン。実はそのスポンジ、白雪がゆうべ作っていたものなんだ。僕に
も1口……」
 
 イヤン、にいさまったら……。ビデオを観てたらケーキを食べたくって
ガマンできなくなっちゃったのねっ。待ってて、にいさま。キャンドル、
一息で消しちゃうから……ふーっ! 
 
「あっ、にいさま。ケーキナイフの使い方にはコツがあるんですの。ちゃ
んと切れるように、にいさまの手に姫の手も添えて、2人で一緒に……」
 
 もしも姫のお願い事がかなわなくっても……姫はいつまでもずうっと、
にいさまのお料理番ですの。だから、にいさま。いつだって姫のお料理を
食べにきて「おいしいよ」って言って……ねっ。

192 :可憐 ◆/HtrePiano:2003/02/14(金) 03:02
>119
 すぅすぅ……んっ……なぁに……? バニラ……爪がちくちくする……
ふぁっ!? 
 
「きゃああっ! オーブンからもくもく煙が出てるよぉ! 助けて、お兄
ちゃーん!!」

193 :以上、自作自演かも。 :2003/02/14(金) 15:35
毎年、妹からしか貰えないっていうのは、どうなんだろうなぁ……。

194 :以上、自作自演かも。:2003/02/14(金) 18:50
いいんじゃないかな……、幸せなら、それで……。

195 :以上、自作自演かも。:2003/02/15(土) 06:57
遂に可憐もネタ師ですのv

196 :可憐 ◆/HtrePiano:2003/02/15(土) 10:06
 今日は、ママに頼まれて、お兄ちゃんと2人でおつかいです! 
 エヘヘヘッ……ありがとう、ママ。
 
「可憐ちゃん、もう行くよー」
「ごめんなさい、お兄ちゃん。もうちょっとだけ待ってください」

 おリボンをかけて……カードはここ……。
 お兄ちゃん、お待たせしました! あっ、このバスケットはおつかいの
品物を入れて、持って帰るためのものですよ。
 
 さっ、行きましょ、お兄ちゃん。
 
 お兄ちゃんと2人で手をつないでお出かけです。お兄ちゃんと一緒だと、
うれしくって、時間が経つのがあっという間……もうおつかいのデパート
へ着いちゃいました。
 
 えっ……お兄ちゃんはお買い物が済むまでここの入り口で待ってるの? 
どうして……可憐、お兄ちゃんと一緒がいいよ……。
 
>176
「つい……また連れてきちゃったんだ」
「にゃー」

197 :可憐 ◆/HtrePiano:2003/02/15(土) 10:10
 レジにお客さんが大勢並んでて、遅くなっちゃった……お外は寒いのに、
お兄ちゃん、1人で……。
 
 あ……。
 
>175
「なっちゃん、見て見て。あれ可愛いよぉ。 あの人、コートのフードに
ネコ入れてるの」
「あ。彼、知ってるよ。あたしと同じクラスだ。あはは、ヘンなのー」
「えーっ。そんなことないよぉ」
「おやっ。今朝、学校で彼にも“あれ”を配ったかな……?」
「あのぉ、すみませーん!」
「ちょっ、もっちーってば」
「なっちゃーん。この子だっこしてもいいって! わぁい」
 
「お兄ちゃん、遅くなってごめんなさーい! あれえ……こちらの姉さ
ん達は、お兄ちゃんのお知り合いの方ですか? お買い物が済んだから、
これから2人でお家へ帰るところなんです……」

198 :可憐 ◆/HtrePiano:2003/02/15(土) 10:11
 お兄ちゃん、ちょっとだけ寄り道しても……いいですか? 
 あそこのオープンカフェなら、バニラも平気だから、ねっ。

199 :可憐 ◆/HtrePiano:2003/02/15(土) 10:13
 あのね、お兄ちゃん。ほんの少しのあいだだけ、向こうを向いてくださ
いませんか? ウフフッ……。
 
>193
「……、………………………………………、……………………………」
 
>194
(……………………………、…………、……………)
 
>173
 な、なあに、お兄ちゃん!? いまバニラに何をお話してたの? 内緒
のお話なんてずるーい。教えてくれないと、可憐、お兄ちゃんにチョコレー
トあげないんだから。
 
 あっ……! 可憐、言っちゃった……。
 バスケットからこっそりバレンタイン・チョコを取り出して、お兄ちゃ
んをびっくりさせたかったのに……。
 
 もーっ、お兄ちゃんがイケナイんですよ。
 
 はい。お兄ちゃん。可憐の手作りチョコレートです。
 今年はがんばってみたの。シャルロット・オ・ショコラ……エヘヘッ、
ビスキュイ、何度も焦がしちゃった。やっぱり……ちょっと恥ずかしいか
ら、包みはお兄ちゃんのお部屋へ帰ってから開けてください……。
 
 次の年も、その次の年も……いつまでもずうっと……可憐がチョコレー
ト渡す相手はお兄ちゃんです。可憐の1番大好きな人はいつだってお兄ちゃ
ん……なんだもん。

200 :200お兄ちゃん:2003/02/17(月) 07:19
200は頂いていく……ははははっはっはっはっはっは(以下略)

201 :以上、自作自演かも。:2003/02/19(水) 17:23
今気付いた……。
何故桑谷夏子さん(可憐役)と、望月久代さん(花穂役)が!?

202 :以上、自作自演かも。:2003/02/19(水) 17:42
咲耶スレにも書いたんだケド、可憐さぁもしお兄ちゃんが車好きでユーロビート愛してたらどうなん?
まぁ時代遅れっつう意見もあるけどさ可憐的にユーロ好き?嫌い?
後、スポーツカー好きか?お兄ちゃんはな、これ結構こだわり入ってるんだ(笑)
こないだも・・・あ、いや・・・何でもねぇや(苦笑)
妹ほったらかして夜な夜な山道駆け回る兄貴なんていなくていーやな、ホント兄貴失格だ(爆)


203 :以上、自作自演かも。:2003/02/21(金) 21:24
>>202
わけわかめ

204 :以上、自作自演かも。:2003/02/21(金) 23:33
可憐はちょっと我が儘だよな。

205 :以上、自作自演かも。 :2003/02/23(日) 23:34
ひよひよふるふるしてくれ。

206 :/HtrePiano:2003/02/28(金) 23:55
「可憐ちゃん、いらっしゃい。連弾にも慣れてきたんじゃないかな。今日
のレッスンから、フォーレの《ドリー》も2曲目ね」
「はい! 『Mi-a-ou』……ネコちゃんの曲ですね。にゃんにゃんにゃん」
「あ、そのタイトルはね……」

207 :可憐 ◆/HtrePiano:2003/03/01(土) 00:08
 ただいまー! 
 ちょっと遅くなっちゃった。今日のピアノのレッスン、時間を過ぎてか
らも先生が教えてくださって……。
 
 ウフフッ……お兄ちゃんもいま帰ってきたところなんですね。上着、可
憐が脱がせてあげるの。
 
「お兄ちゃん、先にゴハンにする? それともお風呂にする?」
 
 はいっ。ゴハンですね。
 あら? お兄ちゃんのお席、テーブルと高さが合っていませんね……。
んしょっ……お兄ちゃん、どうぞ! 
 
「ふぅーっ、ふぅーっ……お兄ちゃん、はい、あーん……」
 お兄ちゃん、美味しーい? 
 
 きゃっ。
 
 やだっ……可憐のほっぺにゴハンがくっついていたんですか? 
 ねっ、お兄ちゃん。可憐、こっちのほっぺにもゴハン、くっついていま
せんか? 
 
 きゃっ。

208 :可憐 ◆/HtrePiano:2003/03/01(土) 00:11
 ゴハンのあとはお風呂ですね、お兄ちゃん。
 
「お湯加減はいかがですか、お兄ちゃん。可憐はこのぐらいがちょうどい
いんだけど……」
 
 エヘヘヘッ。お兄ちゃんと一緒にポプリのお風呂……。
 お湯からあがっても、ずうっと可憐とお兄ちゃん、おそろいの匂いなの。
 
「あーん、お兄ちゃんってば……ちゃんと10まで数えなくちゃダメだよ」
 
 このお湯。お兄ちゃんには、熱すぎたのかな……? あ、お兄ちゃん、
可憐がお背中流してあげるから、ちょっと待ってて。
 
 ゴシゴシゴシ……もぅ、そんなに背中を丸くしてたらちゃんとゴシゴシ
ゴシってできませんよ……ゴシゴシゴシ……ねぇ、お兄ちゃん。可憐、力
持ちかな? ゴシゴシゴシ……。
 
「あっ、お兄ちゃん、どこへ行くの? まだお背中を流してる途中だよ!? 
そのままだと湯冷めしちゃう……お兄ちゃーん!」
 
>169
「バニラなら、コタツにもぐっちゃったわよ。可憐ちゃんがいじめるから……」
 
>171
「ママ、ひどーい。いじめてなんてないもん……もしもバニラがお兄ちゃ
んだったら、1日の始まりから終わりまで、ずうっと一緒にいられるって
思ったから……お兄ちゃんになってもらったの。ちょっとだけ……」
 
>204
「どこからそんな発想が出てくるの、この子は……。それなら、お兄ちゃ
んには、飼いネコになってもらうの?」
「そっ、そんなこと! ……ごめんなさい、ママ、バニラ……」
 
 バニラ、おいで……。お風呂はもう入らなくていいから、今夜は一緒に
寝ようね。

209 :/HtrePiano:2003/03/01(土) 00:17
「《ドリー》っていうのは、フォーレがこの組曲を献呈した女の子のニッ
クネームね。2曲目の『Mi-a-ou』ってタイトルは楽譜の出版社がつけたも
ので、フォーレのつけていた、もともとのタイトルは『メシュー・アウール』
……ドリーのお兄ちゃんなんだって。お兄ちゃんがいつのまにかネコになっ
ちゃって、ネコだと思っていたら、お兄ちゃん。音楽って結構いーかげん
よね。あはは」

210 :可憐 ◆/HtrePiano:2003/03/01(土) 00:20
 すぅ……すぅ……。
 あんっ……お兄ちゃんのお鼻……ひたひたして冷たいよ……すぅ……すぅ……。

211 :以上、自作自演かも。 :2003/03/02(日) 20:20
可憐のそのアンテナみたいな髪の毛ってどうなってるの? 角度とか。

212 :可憐 ◆/HtrePiano:2003/03/04(火) 08:33
「なっちゃん、見て見て。あれ可愛いよぉ」
「おひな様かぁ……。うちにはないんだよね。もっちーのおうちには、ひ
な人形あるんだっけ?」
「うん! 毎年飾るよぉ」
「あのさー、おうちにあるんだったら……」
「ふぇ?」

213 :可憐 ◆/HtrePiano:2003/03/04(火) 08:35
「あの、どちら様でしょうか……何かご用ですか?」
 
>201
「あたし達、なぜよそ様のお宅のひな人形を覗いてるかなーって、うわ、
こ、こんばんはー」
「えへへ。なっちゃんおかしーの。こんばんは。可愛いおひな様だね」
 
「はい、こんばんは……あれっ、可憐、お姉さん達とどこかでお会いした
ことがありましたか?」
「えーと、うーん……もっちーは?」
「んっと……」
 
 可憐の気のせいだったのかな……? 
 
「あ、甘酒があるんですけど、お姉さん達もいかがですか? エヘヘッ、
それからひなあられも……いつも食べ忘れて湿らせちゃうんです」
 
>160
「わぁい! いただきまーす」
「えーっ、出会ったばかりなのに、なんだか悪いなぁ……そうだ! この
おやつのお礼に、あたし達がひな人形を片付けるのを手伝ってあげる。行
き遅れないように、ねっ」
「うちは毎年、ずーっと出しっぱなしだよぉ……。うん、でもがんばって
お手伝いしちゃう! 可愛いお嫁さんになれるといいよねー」
 
「……いいえ、結構です。それに、可憐……」
 
 可憐……お兄ちゃんのお嫁さんにはなれないから……。
 可憐がこの世界で1番大好きな人はお兄ちゃんです。
 だけど……この世界が終わっちゃう日まで、もしも2人一緒にいられて
も、お兄ちゃんと可憐は……。
 
「どうしたの……!? あたし、何かヘンなコト言っちゃったかな? あっ、
そういえば、自己紹介がまだだったよね。あたしは……」
「なっちゃん、見て見て。あれ可愛いよぉ。このお部屋、ネコがいるー。
……あれぇ? この子どこかで……」
 
「あっ! お姉さん達、もしかしてあの時の……(>197)」

214 :以上、自作自演かも。 :2003/03/06(木) 00:33
ちょっと魔界まで行ってくるよ。

215 :以上、自作自演かも。:2003/03/07(金) 21:12
帰ってきても「俺は魔界を見た!!」とか言わないで下さい。

216 :以上、自作自演かも。:2003/03/09(日) 23:09
ホワイトデー、今週か……。12人分を3倍返しだろ?大丈夫かな……。

217 :以上、自作自演かも。 :2003/03/18(火) 01:06
    _____
   /二二ヽ
   ||・ω・||  <ところで俺のキンタマを見てくれ。こいつをどう思う?
.  ノ/  / >     ところで俺のキンタマを見てくれ。こいつをどう思う?
  ノωゝ

218 :以上、自作自演かも。 :2003/03/18(火) 02:54
朝型ですか?夜型ですか?
朝型でしたらフクロウについて、
夜型でしたらニワトリについて、
思う存分語って下さい。

219 :以上、自作自演かも。 :2003/03/19(水) 22:52
ここでぼけてください

220 :可憐 ◆4KoLkzq76c:2003/04/01(火) 00:23
 可憐の学校ではクリスマスと卒業式の時に必ずチャリティバザーがあり
ます。その時には、生徒は必ずなにかしら……1人3つ以上の品物を出すこ
とになっているの。可憐もクラスのお友達と一緒にホールに集まって、準
備のお手伝いです。
 
>174
「今日は日曜日なのに、みんな来てくれてありがとう。早速だけど、それ
ぞれの班に分かれて、品物の仕分けから始めてもらおうかな。何かわから
ない事があったら運営委員長の七転くんか僕のところまで遠慮なく聞きに
来てください」
 
「はい、よろしくお願いします、桐生先生」
 班のみんなが持ってきた品物をノートに書いて整理するのが、可憐のお
仕事です。えっと、『ポプリのミニクッション』が1つ……エヘヘッ、こ
れは可憐が持ってきた品物だね……。
 
 あれっ、同じ班の女の子達みんな、お仕事しながらヒソヒソ話してる……
ホントはイケナイことだけど、可憐もちょっとだけなら……いいよね? 

>205
(3年の担任の桐生先生……「おじさま」って雰囲気がステキ……わから
ない事があるフリをして、お話してきちゃおっかな)
(えーっ!? この前は「いとこの光お兄ちゃんがイイ感じ」って言って
たのに……可憐、ちゃんと覚えてるよ)
(「ちょっとイイ感じ」なの。ちょっとだけ。光お兄ちゃんだと……なん
だか、ひよひよふるふるしないっていうか……可憐ちゃんこそ、まだお兄
ちゃんのコト、好きなの? やっぱりそれってチガウと……)
 
「うんっ、可憐はお兄ちゃんのことが世界一好き!」

221 :以上、自作自演かも。 :2003/04/01(火) 00:35

      ○   ペロペロ
    / ■\  クンクン
       △   しちゃう
      / \   ーー♥

222 :可憐 ◆/HtrePiano:2003/04/07(月) 08:01
(>220)
「ゴメンね……いまの、ちょっとだけ恥ずかしかった……でもね、可憐、
お兄ちゃんのコト……」
「ちょっとだけじゃなーいっ! 2人してみんなに笑われちゃったよぉ……
桐生先生にまで……。あ、あれ? 可憐ちゃん、見て。窓の外」
 
>202
 お友達が指差した先には、黒くて平べったいおクルマが停まっていまし
た。校門の前に停めているから、お客様みたい。可憐、いつも思うの。あ
んなふうに扉が2枚しかないおクルマは、後ろのお座席にどうやって乗り
降りするのかな……って。
 
 あっ、扉が開いて誰か降りてきたよ。あれは……。

223 :可憐 ◆/HtrePiano:2003/04/07(月) 08:09
「さやかちゃん、おはよう! でも、遅刻だね……」
「みんな、おはよう! 桐生先生、すみません……今日がバザーの準備の
日だったコト、すっかり忘れてましたっ」
 
>200
 クラスのお友達のさやかちゃんは、可憐と同じでお兄ちゃんがいるの! 
でも、子供の頃から、おやつはとられちゃうし、200もとられちゃうし、
観たいテレビでケンカになるし、プロレスの技とかかけてくるし、ちっと
もかっこよくないし、全然好きじゃないんだって……。
 
「お兄ちゃんのクルマで送ってもらったんだけどさ、中で私が朝ゴハン食
べてたら、パンくず落とすなよ、ミルクこぼすなよって、うるさいの! 
私に文句言う前に自分の汚ったない部屋をなんとかしてよ」
 
 あのおクルマ、さやかちゃんのお兄ちゃんが運転していたんだね。
 可憐、さやかちゃんがちょっぴりうらやましいな。毎日お兄ちゃんのお
顔を見て、お話ができるなんて……。しかられたって、お兄ちゃんと一緒
に暮らしていられるんだもん。お兄ちゃんのおクルマの中は、きっとお兄
ちゃんの匂いがすると思うの。
 
「そうそう。お兄ちゃんのクルマに置いてあったCDをもらってきちゃった。
ユーロビートとかトランスとか? そういうの。可憐ちゃん、聴いてみる? 
はい、ヘッドフォン」
 
 >202
「うんっ。どんな音楽なのかな?」
 
 ……さやかちゃんのお兄ちゃんって、4分の4拍子が大好きみたい……。
 
 でも、さやかちゃんのお兄ちゃんもやっぱり優しいんだね。可憐、お兄
ちゃんからいただいた物は、全部宝物にしているよ。

224 :可憐 ◆/HtrePiano:2003/04/07(月) 08:12
 今年のホワイトデー……お兄ちゃんは、可憐にとってもかわいいおリボ
ンをプレゼントしてくださいました! 
 
>216
 だけど、お兄ちゃん。ちょっと困ったお顔で「ゴメンね。今月ピンチで」
なんて、可憐に言うの。プレゼントのお値段なんか、可憐、ちっとも気に
していないのに、お兄ちゃんたら……。
 可憐、なんだかお兄ちゃんをもっともっと困らせたくなっちゃって、
「来月になったら、いっぱいおねだりしてもいいですか?」って、イジワ
ルしたの。
 
 そうしたらお兄ちゃん、引きつった笑い顔で「可憐が欲しい物ならなん
でもあげるよ」だって! だから可憐、欲張ってこう言ったんです。
 
「お兄ちゃん大好き! 来月になったら、今の生徒手帳を可憐にください
ね。また欲しくなっちゃったの……お兄ちゃんの生徒手帳。今年はどんな
お兄ちゃんのお写真が貼ってあるのかな? 前にもらった手帳のお写真は
ね……ウフフッ、やっぱり内緒です」
 
 くすくすっ。それを聞いたお兄ちゃんのお顔! そのあとは、お兄ちゃ
んと追いかけっこになっちゃいました。
 でもね。両腕を広げたお兄ちゃんが可憐に向かって走ってくるんだもん
……エヘヘヘッ、可憐、自分からお兄ちゃんの腕の中へ飛び込んじゃった! 

225 :可憐 ◆/HtrePiano:2003/04/07(月) 08:20
 お兄ちゃん大好き……早く来月にならないかなー。
 
「可憐ちゃーん。おーい。聞こえますかー」 
「あっ、さやかちゃん……ゴ、ゴメンねっ」
 
 やだっ。可憐、またお兄ちゃんのコト考えてボーっとしてた……。
 
「じゃあ、よろしくね、可憐ちゃん。ノートに『CD』って書いておいて」
「ええっ、さやかちゃん、お兄ちゃんからいただいたCDをバザーへ出しちゃ
うの!?」
「うん。お兄ちゃんもたまには何かの役に立ってもらわないとね」
「そんなっ! ダメだよ、さやかちゃん」
 
 だって、さやかちゃんのお兄ちゃんが、さやかちゃんにあげたんだよ……。
 
「私がもらったんだから、私の自由だよぉ」
「だけど……ホントにさやかちゃんがお兄ちゃんのコト、全然好きじゃな
くても、お兄ちゃんはさやかちゃんのコト、きっと……」
「ううん。いらなくなった物を私にくれただけだから。可憐ちゃんは、そ
れでも大切にするの? お兄ちゃんがくれた物だから……って」
 
 だって、お兄ちゃんはいつだって可憐のお兄ちゃんだもん。
 だから、お兄ちゃんはいつだって可憐に優しくしてくれるの。
 そうだよね……お兄ちゃん。
 
「可憐ちゃんが自分のお兄ちゃんのことをどんなに真剣に想っていても、
いつまでもずうっと兄妹2人だけじゃいられないんだよ。お兄ちゃんだっ
て、いつかはきっと、よそのお家の女の子を好きになるの。一緒に暮らし
ていると、そういうの……わかるんだ」
 
 わからないよ……可憐、そんなコト……。
 
 ……あれ? これって、さやかちゃんがお兄ちゃんをキライってコトじゃ
……ないよね。
 
「さやかちゃん?」
「私は……私のお兄ちゃんなんか、年が上だからって私にえばってばかり
いて、ダイキライ!」

226 :以上、自作自演かも。:2003/04/07(月) 15:23
今このロマンスに飛び込んで来て。

227 :以上、自作自演かも。:2003/04/13(日) 19:16
可憐に甘えたい。

228 :以上、自作自演かも。 :2003/04/13(日) 23:30
最近の公野先生は、シスプリよりもパピィに力入れてるような気が……。

229 :以上、自作自演かも。:2003/04/18(金) 21:44
可憐なる可憐の一日

230 :可憐 ◆/HtrePiano:2003/05/03(土) 10:37
(>225)
 しばらくうつむいていたさやかちゃんが、ふいに照れくさそうなお顔を
可憐に向けて、こう言いました。
 
「はい。このCD、預かってね、可憐ちゃん。小さい頃はさ、お兄ちゃんの
持ち物がなんでもカッコよく見えて……気まぐれで私に何かくれると、す
ぐにお菓子の空き箱にしまって大切にしてた……宝箱のつもりだったの。
でも、もうこの年になるとね……。あの頃のお兄ちゃんと今のお兄ちゃん
はチガウって思うんだ。お菓子の空き箱が今でも宝箱のハズないじゃない」
 
 そんな……さやかちゃんはそれでもいいの? 
 可憐のお兄ちゃんは、可憐がちっちゃかった頃も今と全然チガわない、
優しいお兄ちゃん……だから可憐もお兄ちゃんのこと、ずっと、ずうっと
大好きなの……。2人が変わっちゃうなんて、そんなの……。
 
「いや……」
「もうっ、どうして!? 品物の管理は可憐ちゃんの役目だよ」
「えっ……可憐、いま……あっ、桐生先生!」
「やれやれ。キミ達のクラスはいつもこんなに賑やかなのかい?」

231 :可憐 ◆/HtrePiano:2003/05/03(土) 10:41
 さやかちゃんは、桐生先生へお仕事の交代を願い出ました。「可憐ちゃ
んが品物をきちんとノートにつけないんです。私の買い出しの仕事と代え
てください」って……。
 
「しかたない……よね」
 
 玄関から校門へ延びる小道から、ホールのほうを振り返ったら、熱心に
お仕事をしているみんなの姿が見えました。早くおつかいを済ませて、可
憐もお手伝いしなくちゃ……。
 
 さっき企画の櫻子ちゃんに渡してもらったメモに、おつかいの品物が書
いてあるんだよね。えっと……。
 
>228
「早くも驚がくの新事実!!」
「ついに! 開かされる神秘のヴェール……目指せ、稀代のバカ企画っ!」
「あなたは『オジサマ』派? それとも『ダンナ様』派!?」
 
 な、なんだろ……これ。
 可憐、オジサマなんて……知らないもん。
 
>221
 この絵は、おでんだねを買ってきなさいって意味なのかな? 
 あーん。「おでんじゃないです」って書いてある……。

232 :可憐 ◆/HtrePiano:2003/05/03(土) 10:46
 櫻子ちゃん……もっとちゃんと描いてくれないと可憐、困るよぉ……。
もう一度みんなのところへ戻って、何を買ってくるのか聞いてこなくっちゃあ。
 
 可憐はそう決めて、メモから視線を戻したの。
 
「きゃっ! あ、あのっ……ごめんなさい」
 
 可憐のすぐ目の前に背の高い男の人が立っていました。可憐があと一歩
進んだら、ぶつかっちゃうところだった……! 
 
「いやっ、いいんだ。そのっ」
 
 どうしよう……この人、すっごく驚いたお顔をしてる……きっと可憐が
「きゃっ!」って、叫んじゃったから……。
 
「これを読みながら歩いていたから、気がつかなかったんです。イケナイ
のは可憐のほうなのに、つい声を上げちゃって……ホントにごめんなさいっ」
「ちがうんだ、それは気にしないで。こっちもキミに話しかけようとして
いたんだ」
 
 えっ……可憐に? 
 
「今日はもう帰るところだったんだけど、キミが1人で歩いてくるのが見
えたから……。話したいコトがあるんだ」
 
 でもでもでも……可憐、この人と会うのは初めてだし、おつかいもある
し……。
 
「キミのことが好きなんだ!」

233 :可憐 ◆/HtrePiano:2003/05/03(土) 10:51
「あ、あの、こ、困ります……そんな……」
 
 可憐はそう言うのがやっとで……心臓がドキドキして、なんだかコワク
て……走って逃げちゃいたいけど、身体がちっとも動いてくれなくて……
可憐……どうすればいいの? お兄ちゃん、お兄ちゃん……。
 
「キミのことをよく見るようになったのは、去年の夏……」
 
 可憐の目を真っすぐ見つめたまま、その人はお話を続けました。
 
「でも、ずっと前からキミのことを知っていたんだ。妹の話によく“可憐
ちゃん”って子の名前が出てくるようになってから……」
 
 妹……さん? 
 
>226
「可憐ちゃーん、待って! 櫻子ちゃん、渡すメモを間違えちゃったんだっ
て。可憐ちゃんが持って行ったのは、放送部のドラマ企画なの」
 
「さやかちゃん!?」
 
「ふぅ……追いついた。それとね、可憐ちゃん。さっきは私、キツいコト
言ってごめんね。やっぱり……買い出しは私が行く。バザーの品物はさっ、
別にあのCDじゃなくてもいいよね」
「う、うん……」
 
「ところで、可憐ちゃん。私のお兄ちゃんと何のお話をしてたの?」

236 :以上、自作自演かも。:2003/05/09(金) 13:00
インディアン部族の踊りが 地の心に平安をもたらしてくれる…

237 :以上、自作自演かも。:2003/05/10(土) 21:37
可憐の降臨キボンヌ

238 :以上、自作自演かも。 :2003/05/16(金) 01:25
イクラ

239 :以上、自作自演かも。:2003/05/23(金) 16:53
そこで5人の仔犬系美少女登場か?

240 :以上、自作自演かも。:2003/05/23(金) 20:53
そのころ可憐のお兄ちゃんは、他の妹達に×××……!!!!

241 :可憐(シンプル):2003/05/24(土) 06:55
ここの可憐、いないのかな?

242 :可憐 ◆/HtrePiano:2003/06/07(土) 00:00
お兄ちゃんへ
 
 お兄ちゃん、お元気ですか? 可憐も元気……です。
 お手紙のお返事が遅くなっちゃって、ごめんなさい。
 
>237
 お兄ちゃんから、お出かけのお誘いなんて、可憐、うれしい……な。
 
 あのね。お兄ちゃんは……ううん、なんでもないの。
 
 お出かけは今度の日曜日ですね……可憐、とっても楽しみ……です。
 
 ……今夜はもうベッドへ入りますね。
 おやすみなさい、お兄ちゃん。
 
                                 可憐

243 :以上、自作自演かも。:2003/06/07(土) 00:10
カレーンキタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!


244 :以上、自作自演かも。:2003/06/08(日) 01:42
ワショ━━━━━(゚∀゚)━━━━━イ!!!!

245 :可憐 ◆/HtrePiano:2003/06/09(月) 07:49
(>242)
 
「お兄ちゃん……お兄ちゃん!」
 
>243
 あっ、ううん。可憐、いま来たんじゃないの。お兄ちゃんが来る前から、
ずうっと待ち合わせの場所にいたんです。
 
 ごめんなさい。可憐、今日はなんだか、お兄ちゃんに声をかけられなくっ
て。どうしてかな……。

246 :可憐 ◆/HtrePiano:2003/06/09(月) 07:59
(お兄ちゃんは……可憐のことをどう思っているの?)
 
 ずっとずっと……可憐が聞きたくて聞けなかったひと言……あの日(232-233)
から、何度も何度も、胸の奥でこだましてるの……。
 
 お兄ちゃんのお顔をじっと見ていたら、可憐、もう言葉にしちゃう……かも。
 
 でも……。でもでも……。
 
 もしも、可憐のお兄ちゃんが、さやかちゃんのお兄ちゃんみたいに、よ
そのお家の女の子を……いや! いやいや……可憐、お兄ちゃんから、そ
んなお返事、聞けないよ……。
 
>126
「どうしたの。僕といるの、もう飽きちゃった?」
 
「そっ、そんなコト、ないよ、お兄ちゃん。今日は可憐をどこへ連れて行っ
てくれるのかな? ううん。手をつながなくても、可憐、平気だよっ。さっ、
行きましょう」

247 :可憐 ◆/HtrePiano:2003/06/09(月) 08:06
 ……可憐、お兄ちゃんとはぐれちゃった……。
 
 ここ、どこかしら……? 
 
 お兄ちゃんが可憐と手をつないでくれてたのは……そうしていないと、
可憐が迷子になっちゃうから……だったんだね。お兄ちゃんの手をにぎっ
ていないと道に迷っちゃうなんて、可憐、おばかさんだよ……。
 
 お兄ちゃん……。
 お兄ちゃんは、可憐のことを……。

248 :以上、自作自演かも。:2003/06/09(月) 10:37
可憐がいるなら他に何もいらない。

249 :以上、自作自演かも。:2003/06/10(火) 21:14
可憐と一緒にブラックホールに墜ちたい

250 :以上、自作自演かも。:2003/06/18(水) 06:55
静かな夜だね…
星空を見ていると、吸い込まれそうになる…。

251 :以上、自作自演かも。 :2003/06/22(日) 23:58
  >              \
 /                 \/ ̄ ̄\
/                    / ̄ ̄
|                       ̄\
|      //   ∧  人         |
|    / ////  ゝ  /| /|∧| |\ノ
\   |人=====//=∨/=/
 /\ |=|  (V )  | ||=| (V ) | |
 \     | 、 ̄_ ノ |  \  ̄  | |
   \_ 人___ ノ   Д _ レ   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   < |\     ⊂つ    /  < 犯人は僕だ!
    /\ へ  _      _/     \_________
    へ、   | ̄\ー フ ̄ |\ー
  / / ̄\ |  >| ̄|Σ |  |
  , ┤    |/|_/ ̄\_| \|
 |  \_/  ヽ
 |   __( ̄  |
 |   __) 〜ノ
 人  __) ノ

252 :以上、自作自演かも。:2003/06/23(月) 01:09
クシシシシ。
かれんちゃん、がんばってね。

253 :可憐@シンプル:2003/06/24(火) 19:50
こんばんは。お兄ちゃん&可憐 ◆/HtrePianoちゃん

>可憐 ◆/HtrePianoちゃん
可憐のお家のパソコン修理してたので来れませんでした。
でも 可憐 ◆/HtrePianoちゃん が戻ってきてくれてよかったです。
ここは 可憐 ◆/HtrePianoちゃん のスレですから
可憐は迷惑でしょうからお外のスレにいきますね。
あの、可憐 ◆/HtrePianoちゃん がんばってくださいね。



254 :以上、自作自演かも。:2003/07/06(日) 00:07
カーレーンー

255 :以上、自作自演かも。:2003/07/15(火) 00:08
バニラ

256 :可憐 ◆/HtrePiano:2003/07/15(火) 23:59
(>247)
「お兄ちゃんは……可憐のことをどう思っているの?」
 
>254
「カーレーンー」
 
 きゃっ! お、お兄ちゃん、いつからそこに……えっ、ずうっと可憐の
後ろを歩いて来てたの!? 
 
「可憐もさっきは僕に声をかけてくれなかったじゃないか(>245)。この
イタズラ、どこが面白いんだい?」
 
「……イタズラじゃないもん」
 お兄ちゃんの姿がほんの少しのあいだ見えなくなっただけなのに……可
憐、とっても不安で、淋しくて……。手をつながなくっても平気って言っ
たのは可憐だケド、でも……。
 
「僕が可憐のことをどう思っているかって? それは……」
 
 やだっ……お兄ちゃん、さっきの可憐の独り言、聞いてたんだ……。
 待って、お兄ちゃん! 

257 :可憐 ◆/HtrePiano:2003/07/16(水) 01:37
「待って! 可憐、やっぱりお返事聞くのがコワ……」
 
>248
「それは……うん。僕は可憐がいるなら他に何もいらない」
 
「お、お兄ちゃん……」
 信じられない……お兄ちゃんも……お兄ちゃんも可憐と同じ気持ちだっ
たなんて……。
 
「お兄ちゃん、あのねっ。可憐、とても、とってもうれしいの! この世
界にたった1人、お兄ちゃんだけいてくれたらいいんです。ほかの人たちの
コトなんて、可憐、ぜーんぜん考えられなーいっ。お兄ちゃん大好き……
いつまでもずうっと可憐のそばにいてください」
 
>249
「ああ、可憐と一緒ならブラックホールへ落ちてもいいと思っているよ」
 
 はい、お兄ちゃん。可憐、お兄ちゃんと一緒ならどこへだってついて行
くんだからっ。今日はこれからブラックホール……って、なあに? 
 
「さっき……可憐の後ろをついて歩いたときは、ヒヤヒヤしっぱなしだっ
たよ。可憐、同じ道の角を3回も曲がるし、工事でマンホールの蓋が開いて
るのにも気づいていなかっただろ」
 
「うっ……うん」
 
「僕が面倒見られる妹は可憐1人。もう妹はいらないや。そのかわり可憐
がマンホールへ落ちてもブラックホールへ落ちても……おい、可憐!?」
 
「う、うわぁ―――ん!」

258 :以上、自作自演かも。:2003/07/16(水) 07:46
原点回帰、やっぱり可憐たんが一番ですわ。
あちこち寄り道しようが最後は可憐の元へ…。

259 :以上、自作自演かも。:2003/07/16(水) 13:07
―○●◎―

260 :「お兄ちゃん」の日記:2003/07/16(水) 17:29
◎月※日

  今日、12人みんなと動物園に行った。

     そのあと、遊園地にも行った。

261 :以上、自作自演かも。:2003/07/16(水) 17:29
( ( ( ( ( ( ・●

262 :[お兄ちゃん]の友@:2003/07/16(水) 17:32
>兄
おい、お前に12人も妹がいやがって、

>可憐
お前が可憐か、
かわいいぞ、かわいいぞオイ。

かわいいから誘拐してやるコノヤロー
(可憐を担ぎ上げて連れ去る)

263 :以上、自作自演かも。:2003/07/16(水) 17:38
亞里亞→ξ;o;ξ
四葉→(^ワ^)/チェキ!
千影→ノノ゜-゜)

264 :以上、自作自演かも。:2003/07/17(木) 01:05
可憐キター

265 :以上、自作自演かも。:2003/07/18(金) 14:03
(ちょっとからかいすぎたかな……)

266 :以上、自作自演かも。:2003/07/22(火) 05:43
ミルクたっぷりとろりんシューなんてどう?

267 :通り魔:2003/07/22(火) 17:30
SEXさせろ!!

268 :以上、自作自演でした。:2003/07/23(水) 21:38
しょうがないなぁ・・・一緒に寝るか・・色々話してやるから

269 :以上、自作自演かも。:2003/07/25(金) 11:18
・・・何もいうな・・・(そっと抱きしめる)

270 :通り魔様:2003/07/25(金) 12:21
可憐ヤらせろ!!

271 :以上、自作自演かも。:2003/07/25(金) 16:39
>              \
 /                 \/ ̄ ̄\
/                    / ̄ ̄
|                       ̄\
|      //   ∧  人         |
|    / ////  ゝ  /| /|∧| |\ノ
\   |人=====//=∨/=/
 /\ |=|  (V )  | ||=| (V ) | |
 \     | 、 ̄_ ノ |  \  ̄  | |
   \_ 人___ ノ   Д _ レ   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   < |\     ⊂つ    /  < ヤらないか?
    /\ へ  _      _/    \_________
    へ、   | ̄\ー フ ̄ |\ー
  / / ̄\ |  >| ̄|Σ |  |
  , ┤    |/|_/ ̄\_| \|
 |  \_/  ヽ
 |   __( ̄  |
 |   __) 〜ノ
 人  __) ノ




272 :以上、自作自演かも。:2003/07/27(日) 23:17
ウホッ! いいピアノ…

273 :可憐 ◆/HtrePiano:2003/07/31(木) 07:27
>233)
「さやかちゃんの……お兄ちゃん?」
「うん。兄妹なのにどこも似てないねって、よく言われるの。それで、
ねぇ、2人で何のお話?」
 
>219
「そっ、それは、えっと……さやかちゃんのお話かなっ」
「あれっ? 目の前にいるのが私のお兄ちゃんだってコト、可憐ちゃんは
いま知ったばかりだよね」
「えっと、えっと、えっと……」
 
「……さやか、バザーの仕事があるんだろ」
「ちょっとぐらい、いいじゃない。それに可憐ちゃんだってお仕事中でーす」
「お前には、関係ない」
「なにそれ。可憐ちゃんは私のコト話してたって」
「ちがうんだ!」
「……そう……なんだ。わかったよ、お兄ちゃん……」

274 :可憐 ◆/HtrePiano:2003/07/31(木) 07:29
 可憐はその間中ずっと……黙って聞いていることしかできませんでした……。
 可憐がきちんとお返事できなかったせいなのに……。
 
「ごめん。妹のやつ、最近なんだかおかしいんだ。キミとは……また会え
るよね?」

 別れ際にそう言うと、さやかちゃんのお兄ちゃんは、校門の前に停めて
あった黒いおクルマに乗って帰って行きました。
 
 男の人は……大人になると、みんなそうなの? 
 “恋人”になれるのは、よそのお家の女の子で……“妹”は……可憐は、
お兄ちゃんの1番大事な女の子じゃなくなっちゃう……の? 
 
(>257)
「う、うわぁ―――ん!」

275 :以上、自作自演かも。:2003/08/01(金) 05:48
セブンイ○ブンいい気分♪

276 :けしけししました:けしけししました
けしけししました

277 :以上、自作自演かも。:2003/08/05(火) 21:57
ほら、月が出てるよ。

278 :以上、自作自演かも。:2003/08/08(金) 16:15


279 :可憐 ◆/HtrePiano:2003/08/13(水) 20:38
(>257)
(>274)
「……ぐすっ。お兄ちゃん、ごめんなさい……可憐……お家へ帰ります」
 
 >259
「危ない! 信号変わってる」
「わっ! わ……わかってるもん」
 
 横断歩道へ飛び出そうとした可憐の腕を、お兄ちゃんはぎゅうっとつか
んで……それから、背中を向けると可憐の手を引いて歩きはじめました。
 
 お兄ちゃん、どこへ行くの? 
 あっ……可憐、ここからお家までの帰り道を知らなかったんだ……。

280 :可憐 ◆/HtrePiano:2003/08/13(水) 20:41
>278
 初めて通る帰り道の途中……お兄ちゃんは1度もお口を開きませんでし
た。可憐も……泣かないように空を見上げて歩くのが精一杯……。
 
「可憐、もう手を離してもいいかい?」
 
 目の前に可憐のお家の玄関がありました。
 お兄ちゃんとはここでお別れです。
 
 お兄ちゃんと、お別れ……。
 
「いや……やっぱり……このまま離れ離れになりたくない……よ」

281 :以上、自作自演かも。:2003/08/14(木) 06:44
http://il24.alfheim.jp/~alps/narikiri/test/read.cgi/TheNorthWind/000319824/l20

282 :以上、自作自演かも。:2003/08/14(木) 13:54
>280
そうかい・・・しばらく一緒に散歩でもするか?

283 :以上、自作自演かも。:2003/08/14(木) 14:02
言う事がある・・・俺は明日から遠い所に行かなければいけない・・


284 :可憐 ◆/HtrePiano:2003/08/16(土) 16:59
(>280)
>282
 お兄ちゃんは、可憐の手をにぎりなおすと、背中を向けたまま……「そ
れなら、しばらく歩こうか」って、言いました。
 
 可憐のそばに、こうして大好きなお兄ちゃんがいてくれたら、それだけ
でもうなんにもいらないって思ってた……でも、今は……きっとちがうの。
だって、お兄ちゃんの後姿を見ていると、可憐……また涙が……あふれて
きて……。
 
 お兄ちゃんがこうして可憐と手をつないでくれるのは、きっと、今だけ……。
 可憐のお兄ちゃんもさやかちゃんのお兄ちゃんみたいに、好きな女の子
ができて……でも、それは可憐じゃないの。
 
 そうしたらお兄ちゃんは、可憐の手をもうにぎってくれなくなるの。可
憐のことなんか、どんどん、どんどん忘れていっちゃうの……。

285 :以上、自作自演かも。:2003/08/16(土) 21:10
咲耶スレが無くなって(´・ω・`) ショボーン

286 :可憐 ◆/HtrePiano:2003/08/20(水) 20:11
(>284)
>234
 クラスのみんなが「中学生にもなったらお兄ちゃんのコトなんてたいが
いキライになっちゃうよ」って言っても、可憐は全然そんな風に思わなかっ
たし、お兄ちゃんのことを大好きな気持ちはいつまでも変わらないって胸
を張って言える……けど……可憐がそう思っていても、お兄ちゃんが可憐
を置いて変わっていっちゃったら……。
 
「あっ、ここの公園……」
 お兄ちゃんは可憐の手を引いて、可憐のお家の近くにある、公園の中へ
入っていきました。通り抜けるのかな……。

 クラスのみんなに、可憐のお兄ちゃんのカッコイイところを見せてあげ
たくて、この公園でお兄ちゃんのお写真を撮ったことがあったの。
 可憐の写したお写真はどれもボヤボヤ、ボケちゃってたケド……お兄ちゃ
んがタイマーをセットして、2人並んで撮ったお写真だけは、とっても上
手に写っていました。キラキラ、キレイな光がいっぱい……。
 
 可憐の一生の宝物……このお写真のお兄ちゃんと可憐は、いつだって幸
せそうに笑っています。お兄ちゃんが可憐のことを忘れちゃっても、いつ
までもずうっと……。

287 :可憐 ◆/HtrePiano:2003/08/20(水) 20:14
「あ。ちょっとゴメン」
 
 お兄ちゃんはそう言って、突然立ち止まると、両手を上着のポケットの
中へ入れてごそごそし始めました。
 
 やあっ。可憐の手……離しちゃイヤ……。
 
「はい。今年も僕の生徒手帳が欲しいって言っていたから、持って来たよ。(>224)」
 
「あっ……。ありがとう……お兄ちゃん」
 
>235
「そう言えば、ここの公園……。そうだ、可憐。2人で写真を撮らないか?」
 
 えっ……ええっ!?

288 :以上、自作自演かも。:2003/08/24(日) 14:10
>287
この前新しいデジカメを買ったんだ・・・ほら撮るよ・・・・


言いたいことがある・・・・・好きだったよ初めて会ったときからずっと

289 :以上、自作自演かも。:2003/08/27(水) 20:34
   /⌒ヽ
  / ´_ゝ`)
  |    /    <ちょっと通りますね、ここ通らないと行けないので・・・
  | /| |     
  // | |
 U  .U

290 :以上、自作自演かも。:2003/08/29(金) 15:29
>289
     ,へ、        /^i
     | \〉`ヽ-―ー--< 〈\ |  
     7   , -- 、, --- 、  ヽ
    /  /  \、i, ,ノ    ヽ  ヽ
    |  (-=・=-  -=・=-  )  |
   /  <  / ▼ ヽ    >   、
  く彡彡 ( _/\__)  ミミミ ヽ   ボリボリボリ…
   `<   |   /   ミミ彳ヘ
      >  | /| |    /   \
     /  // | | ))  7      \
     |  U  .U  /

291 :可憐 ◆/HtrePiano:2003/08/30(土) 06:16
 お兄ちゃん、カメラなんてどこにしまっていたんだろ……? 
 
「でもこのデジカメ、タイマーが付いてないんだよ。すみませーん! 
シャッターを押してもらえませんか?」
 
 お兄ちゃんは公園で遊んでいた男の子達に声をかけました。やだっ、
あれ……B組の男の子達……こっちへ歩いてくるの、蓮見くん(>115)
だよ……。
 
>288
「いいですよ。僕もこれといってすることないし。へぇー、このデジカメ、
新しいモデルなんだ。あれ、そっちの女の子は可憐ちゃん?」
 
 う……うん。
 
「なんだ。可憐ちゃん、やっぱり彼氏がいるんじゃないか。初めて会った
ときから気になっていたんだけど……ま、それなら仕方がないや。じゃあ、
撮るよ」

292 :可憐 ◆/HtrePiano:2003/08/30(土) 06:18
 あのね、蓮見くん、そうじゃなくって……2人は兄妹……なの。
 
「別に言い訳しなくてもいいのに。2人が手をつないでいるところを見たっ
て、向こうにいるクラスのみんなも言ってるよ。じゃあね」
 
 勘違い……されちゃったみたいだね。お兄ちゃん。
 お兄ちゃんと可憐……ううん、まさか……。

294 :可憐 ◆/HtrePiano:2003/08/31(日) 02:07
(>292)
>289
「ちょっと……ゴメンなさいっ。この子がここを通りたいって……言うこ
とを聞かないの」
 
 わぁ……大っきなワンちゃん。金色の毛ががふさふさの……ゴールデン・
レトリーバーですね。
 でも、飼い主さんの女の人。なんだか引きずられてないかな。
 
>290
「あ痛たた……! ミカエル、やめてよおっ……急にじゃれてこないで……
きゃあっ!?」
「あのっ、お姉さん、大丈夫……ですか?」

295 :可憐 ◆/HtrePiano:2003/08/31(日) 02:09
「あ、ありがとう……。もうっ、ミカエルったら! いつもはあんなにお
となしいのに……ご主人様の前でだけネコかぶっていたのね。私がリード
を預かったとたんに、大暴れだわ」
 
 ワンちゃんのお散歩をしていたお姉さんは、ちょっと恥ずかしそうに頭
をペコリってすると、自己紹介を始めました。高原駅の近くの療養所にお
勤めしている看護婦さんなんだって。普段のお仕事……きっとすっごく大
変なんだろうな……。
 それでね、このワンちゃんのお名前は“ミカエル”って言うの。療養所
へ入院している飼い主さんは……ゆうべからお体の調子がよくないんですっ
て……。だから、看護婦のお姉さんが代わりにお散歩をしてあげてたんだ
ケド……。
 
「私をどれだけ連れまわせば気が済むのよ、ミカエル……。この公園まで
自転車に乗ってきたんだケド、帰りのコト考えたくなぁーい!」
 
「もう少しここで休んでから行かれるのでしたら……あの、僕のカメラの
シャッターを押してもらえませんか?」
 
 ええっ、お兄ちゃん、またお写真を撮るんですか!? 

296 :可憐 ◆/HtrePiano:2003/08/31(日) 02:11
「うん、いいよ。でも失敗してたらゴメンねー」
 
 ありがとうございます、看護婦のお姉さん……。
 お兄ちゃんは「今度は噴水のそばがいいかな」って言って、可憐を手招
きしています。
 
>178
「わんわん!」
 ウフフッ。ミカエルも一緒に写りたいの? 
 じゃあ、お兄ちゃんと可憐の真ん中においでっ。
 
>217
「なんでこういうときだけイイ子にしてるかな……ミカエルは。あっ、
コラ! そんなお行儀悪いポーズはやめさない……そう、ちゃんとして……
はい、写しますよー!」

297 :可憐 ◆/HtrePiano:2003/08/31(日) 02:52
「……はいっ。これでよかったのかな? レンズのカバー、付いたままだっ
たりしないよね。アハハ」
 
 看護婦さんって、お仕事じゃないときでも、みんなを元気にしてくれる
んだね……。さっきベンチでお写真を撮ったときは、可憐、笑ったお顔を
作っていたのに……いまは……いつのまにかにっこりしてるの。
 
「さーて、ミカエル。これから療養所へ帰るんだからね。お願いだからそ
の間だけでもおとなしくしててよ」
 
 さようなら、看護婦さん! ウフフッ、それとミカエルもね……。
 
「それじゃあ、2人ともバイバイ。とってもお似合いだよ」
 
 えっ……。
 そっ、そんな……どうしよう、お兄ちゃん。また勘違いされちゃったよ? 

298 :以上、自作自演かも。:2003/08/31(日) 08:11
 r | |――┐  r――  ヽ    すいません、ちょっと通りますよ・・・
      L.! !__./⌒ヽ Li__   \
       ._| | / ´_ゝ`) ||____    \_  
     (_| | |   /⊃⌒ヽ i     \) 
        \ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄"''' - ..,, 
      _  \_/⌒ヽ________/⌒ヽ 
        ヽ      _ノ r―――─―――┐ _ノ 
         |  ____| 三三三三三三三.|__l__  
      | ._|--[_______________] / __
     ノ.|  |    ===========[___]======='  
   ヽ_ノ_ノ               ヽ__ノ_ノ

299 :以上、自作自演かも。 :2003/08/31(日) 08:44
可憐をあんまり困らせないでね。

300 :以上、自作自演かも。:2003/08/31(日) 12:49
何か食べないか?写真の御礼をかねて腹少しへったから、あそこにクレープ屋さんが

301 :以上、自作自演かも。:2003/09/07(日) 11:30
コーヒーがいいですか?それとも、紅茶にしますか?

303 :以上、自作自演かも。:2003/09/21(日) 17:19
可憐のためにage

304 :可憐 ◆/HtrePiano:2003/09/23(火) 00:57
(>297)
 ……どうしよう、お兄ちゃん。また勘違いされちゃったよ? 
 
「ちょっとからかい過ぎだよね」
 
 お兄ちゃんと可憐……からかわれてたのかな……ううん! クラスのみ
んなだって言ってたもん……中学生にもなったらこんな風に兄妹で一緒に
お出かけなんてもってのほか! だって。
 
>265
「そうそう。さっき(>257)は、僕もからかったりしてゴメン。いくらな
んでも、マンホールに落ちたりしないよね。もうちっちゃな子供じゃない
んだし」
 
 ……チガウの、お兄ちゃん。
 可憐が知りたいのは……。
 
>300
「僕も気まずくて……カメラを向けたら、可憐も笑ってくれるかなあって
思ったんだ。そうだ、あそこ。通りの向こうのクレープ屋さんで一緒に食
べないか?」
「お兄ちゃん、ちょっと待って」
「可憐、クレープはキライなの?」
「ううん……パフェの次に好き……です」

305 :以上、自作自演かも。:2003/09/23(火) 07:52
可憐ちゃん、誕生日おめでとう

306 :可憐 ◆/HtrePiano:2003/09/23(火) 22:29
(>304)
「腹へってたんだよね」
 お兄ちゃんはいつのまにか急ぎ足です。
 
「あーん。やっぱりちょっと待って!」
 可憐がぎゅうって手をにぎっても、お兄ちゃんの足どりはどんどん速く
なります。お兄ちゃんに追いつきたくって、息をいっぱい吸いこんだら、
クレープの甘い香りが近づいてきました。
 
>298
「あーっ、あのクルマ。やっぱりクレープ屋さんの前に停まった」
「……お兄ちゃん、もしかして……あのおクルマとかけっこしてたの?」
 
 「だって早くクレープ食べたいじゃないか」だって……。
 もうっ、おクルマにかなうわけ……あれ……? あのおクルマって……。

307 :可憐 ◆/HtrePiano:2003/09/23(火) 22:31
「お待たせしましたー! ベーコンエッグとキャラメルバナナですね」
「お金はちょうど。ここに置いたから」
 
 クレープ屋さんの前に停まったおクルマに乗っていたのは……さやかちゃん
のお兄ちゃん……。
 
「可憐ちゃん? や、やあ……」
 さやかちゃんのお兄ちゃんはすぐに可憐と……そして、可憐のお兄ちゃん
に気がつきました。
 
「初めまして。可憐のお友達かな? 僕より年上みたいだけど」
「……初めまして。そっちのカレは……可憐ちゃんの友達?」
 
「あのっ、お友達じゃなくって、えっと、だから、あのね……」
 
「……可憐ちゃん。手をつないでるね。付き合ってる相手がいるなら、
言って欲しかったよ」
 
 だって、だって……。可憐の1番大好きな人はお兄ちゃんなんだもん……
ずうっと前から家族だから、「お付き合い」なんてしないんだもん……だ
から、えっと、えっと……。
 
>299
「あんまり可憐を困らせないでやってください」
 
 お兄ちゃん……? 
 
「今度は本当に勘違いされたみたいだね。僕たちは兄妹なんです。手をつ
ないで歩いていたらおかしいですか?」

308 :可憐 ◆/HtrePiano:2003/09/23(火) 22:38
 お兄ちゃん、可憐のコト助けてくれてるんだ……。
 お兄ちゃんの言ったコトはちっともおかしくないって、可憐も思います……。
 
 でも……でもでも。
 可憐はそのとき、なんだかとっても、くやしいような悲しいような、
そんな気持ちになってきて……。
 
「違うんですっ。可憐とこの人は、こ、恋人同士なの! だって、女の子
がお兄ちゃんのことを好きなのはふつう小学校2年生くらいまでだもん。
この人とは恋人同士だから……手をつないで一緒にデパートまでおつかい
に行ったり、お勉強を教えてもらったり、可憐のピアノの発表会へ来ても
らったり、それから、それから……」
 
「プッ……アハハハハハ!」
 突然、さやかちゃんのお兄ちゃんが大声で笑い出しました。
 ど、どうして? 可憐、クラスのお友達と同じコトを言ったのに……。
 
「ハハハハハ」
 もうっ、可憐のお兄ちゃんまで……。
 
「ゴメンね。この前のコトでキミを本当に困らせたみたいだ。出直してく
るよ。いつになるかわからないけどね。おっと、さやかに頼まれたクレー
プを早くもって帰らないと。あいつ、家でもうるさいんだよ」
 
 さやかちゃんのお兄ちゃんはおクルマの中から「カレと仲良くね」って
言って帰って行きました。
 
「ハハハハハ」
お兄ちゃん、まだ笑ってる……。
 
「ねぇ、お兄ちゃん。お兄ちゃんは……可憐のことをどう思っているの?」
「ハハ……もちろん恋人同士さ。もう暗くなってきたから、可憐のお家へ
一緒に帰ろう」
 
 ……お兄ちゃんのイジワル。
 
>268
「今日は遅くなったから泊まっていってもいいかな?」
「ホント!? 可憐……お兄ちゃんのコト……やっぱり大好き……」

309 :以上、自作自演かも。:2003/09/24(水) 15:21
久々に可憐ちゃんの手料理を食べたいし・・・・

そうだ、一緒に風呂入る?一緒に寝る?冗談だって、むきになるな

310 :以上、自作自演かも。:2003/09/25(木) 02:37
怒った顔も可愛いね。

311 :可憐 ◆/HtrePiano:2003/09/25(木) 03:20
 ふぁ……あれ……チャイムが鳴ってる……お客様みたい……。
 
「はぁーい……」
 
 ええっ、ウソっ。お兄ちゃん!? 
 ご、ごめんなさい……ちょっと待っていてくださいねっ。

312 :可憐 ◆/HtrePiano:2003/09/25(木) 03:25
「可憐、びっくりしちゃった! お兄ちゃんがお家に来るなんて、ゆうべ
のメールには書いてなかったから……今日はどうしたんですか?」
 
>272
「近くを通りかかったら、ピアノの音が聴こえてきて……やっぱりここだっ
たんだね」
 
 お兄ちゃん、それを確かめるためにわざわざチャイムを鳴らしたの? 
 あっ、ううん! 全然迷惑なんかじゃないよ。今日は1人でお留守番だっ
たから、可憐、ちょっぴり退屈してたの。
 
「さっ、お兄ちゃん。上がってください! 可憐、大歓迎です」
 
 お兄ちゃんが可憐のところへ来てくれるなんて、すっごくうれしい! 
 
 えっ、さっきのピアノの曲名……ですか? えっと、これ……かな。
《インディアンの日記》っていうタイトルですね。有名なピアニストが弾
いてるCDなんですよ。
 
「なんだ、そうだったのか。すっかり可憐のピアノだと思っていたよ。ス
テキな演奏だなって」
「全然チガウよぉ。可憐には、あんな難しい曲弾けないもん……」
 
 待ってて、お兄ちゃん。このCD、もう1度かけるから。
 
ttp://www.geocities.co.jp/MusicHall-Horn/9335/piano/02.mid

313 :可憐 ◆/HtrePiano:2003/09/25(木) 03:32
>236
「ああ……インディアンの部族の踊りが、僕の心に安らぎをもたらしてく
れる……」
 
 くすくすっ。お兄ちゃんたらっ。
 
「もっともっとピアノの練習をしたら、可憐にもこの曲が弾けるようにな
るのかなぁ? 今日も練習してたんだケド、ずうっと弾いてたから、ちょっ
と疲れちゃって……1人で音楽を聴きながら休んでいたところなんです」
 
>211
「ははぁ……そこのクッションに頭を乗せて寝そべっていたんだね。ほら、
寝ぐせがついてるよ。アンテナみたいだ」
 
>302
 そっ、そんなお行儀の悪いかっこう、可憐、していませんよ。それに、
ここの髪は、いつもこうなってるんだもん! 
 
「いつもとはチガウ気がする。角度とか」
「そんなことないですっ。だって可憐、玄関を開ける前に鏡でちゃんと……
ううん、ほらっ、お兄ちゃん。手でさわって確かめてみてください」
 
 エヘヘヘッ……。
 ねぇ、お兄ちゃん。「可憐はいーこいーこ」……してっ。

314 :以上、自作自演かも。:2003/09/25(木) 21:57
>313
ほらよ・・・・
なでなでなで「いーこいーこ」

315 :可憐 ◆/HtrePiano:2003/09/29(月) 21:50
(>313)
>314
 ……お兄ちゃんはいーこいーこ……ウフフッ。お兄ちゃん、おはようご
ざいます。
 
「お兄ちゃん、よく眠ってたよ。このクッション、寝ごこちいいでしょ」
 
 ……あっ! 
 エヘヘヘッ……ごめんなさい、可憐もときどき、こうしてお休みしてた
んです……ときどき、だよ、どきどき……。
 
 窓から涼しい風が入ってきて……お兄ちゃんは、気持ちよさそうに眠っ
ちゃったの。あのまま、お兄ちゃんに頭をなでてもらっていたら、可憐の
ほうが気持ちよくなっちゃって、暗くなるまでぐっすりだったかも……。
 
 でも、可憐。今日はがんばって起きてたの。目が覚めて1人ぼっちにな
るのは、もうイヤだから……。(>31)

316 :可憐 ◆/HtrePiano:2003/09/29(月) 21:52
「お兄ちゃん……もう帰っちゃうよね。可憐、お見送りします」
 
>42
「せっかくだから、今日の夜は2人で花火でもしよっか」
 
 ええっ、ホント!? お兄ちゃん。
 可憐、いつかお兄ちゃんと遊んだ、黄色と青のストライプの花火が好き! 
 あっ、でも……いま可憐のお家に、花火は置いてないよ……あれっ……
お兄ちゃん、窓を開けて何をしているの?
 
「きゃっ。お、お兄ちゃん、危ないよ!」
 
 お兄ちゃんは窓際に古いピアノの椅子を寄せて踏み台にすると、次は窓
枠に足をかけて……お家の屋根に登っちゃったの! 
 
 天井の向こうから「パパとママには内緒だよ」って、お兄ちゃんの声が
聞こえます。
 
 可憐も屋根の上に登っておいでって言ってる……。

317 :可憐 ◆/HtrePiano:2003/09/29(月) 22:01
「お兄ちゃん……可憐、高いところコワイから、絶対に手を離さないでね……」
 
 あらっ? バニラ、今日はなかなか帰ってこないと思ったら……こんな
ところにいたのね。
 
>244
「そろそろかな。ワッショーイ!」
 
 そのとき、町外れの川原のほうから、ひゅるるるーって音が聴こえてき
て……。
 
「わぁ……打ちあげ花火……キレイ……」
 
 今夜は花火大会があったんですね……すごーい! 夜空が色んな色に染
まっていくの……。
 
>87
「花火大会が終われば、夏休みももうすぐ終わりかあ……来年の夏休み、
僕たちはどうなってると思う?」
「きゃあっ! 今の大っきな花火……なんだか、こっちへ向かって飛んで
きたみたい……」
 
 あ……お兄ちゃん、ごめんなさい! 
 可憐、急にしがみついちゃったりして……。
 
「……お兄ちゃん」
 
 可憐はお兄ちゃんといつまでもずうっと……こうしていたいな……。
 来年も再来年もまた……2人だけでいつまでもこうしていたいの。
 
>255
「……バニラが」
 
 バニラ? 
 
 ああっ、ど、どうしよう、バニラが……お兄ちゃんと可憐の身体にはさ
まって、ぺしゃんこなっちゃってる!! 
 もうっ、バニラ。どうしてそんなところにいるのよぉ……。

318 :以上、自作自演かも。:2003/09/30(火) 21:00
         ,-、            ,.-、
        ./:::::\          /::::::ヽ
       /::::::::::::;ゝ--──-- 、._/::::::::::::::|
       /,.-‐''"´          \:::::::::::|
     /                ヽ、::::|
    /                   ヽ|  
     l                         l
    .|    -・==-              |      さてどうするかな・・・
     l  , , ,           -・==-   l
    ` 、      (_人__丿    、、、   /
      `ー 、__               /
         /`'''ー‐‐──‐‐‐┬'''""´

319 :以上、自作自演かも。:2003/09/30(火) 21:15
可憐ノ誘拐ヲ実行スル!

320 :可憐 ◆/HtrePiano:2003/09/30(火) 23:50
>305
「可憐ちゃん、お誕生日おめでとう」
「ゆかりちゃん、可憐のお誕生日を覚えてくれてたんだ……ありがとう!」
「可憐ちゃんのお誕生日ってお休みの日だったから、ちょっと遅くなっ
ちゃったケド……はい、これ」
 
 今日はピアノのレッスンの日です。お教室へ着いたら、先に来ていた
お友達のゆかりちゃん(>155)が、可憐にお誕生日プレゼントの包みを
渡してくれたの! いま開けてもいいよねっ。
 
「わぁ……かわいいティーカップ! ウフフッ、ネコちゃんと音符の絵が
描いてある……」
 
>301
「コーヒーカップもあったから、ちょっと迷ったんだケド、可憐ちゃんは
お紅茶のほうが好きかなぁ……って」
「うんっ。可憐の好きなお菓子にも合うから……。ゆかりちゃん、ありが
とう。可憐、大事にするね」
 
>107
「そうそう。そのティーカップを選んだ帰りにね、可憐ちゃんのお兄ちゃ
んに会ったんだよ。ご挨拶したら、『妹の誕生日プレゼントは何がいいの
かな?』って、聞かれて……くすっ。ねえ、可憐ちゃん。お誕生日はどう
だった?」

321 :以上、自作自演かも。:2003/10/06(月) 09:52
あげ

322 :以上、自作自演かも。:2003/10/06(月) 09:53
age

323 :以上、自作自演かも。:2003/10/11(土) 06:57
アゲ

324 :以上、自作自演かも。:2003/10/12(日) 19:49
      ∧∧   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
〜′ ̄ ̄(,,゚Д゚) <メール欄に数字記号入れた荒らしは
  UU ̄U U.   |全シスプリスレで徹底スルーするのだ。
            \________________

325 :以上、自作自演かも。:2003/11/09(日) 06:00
可憐

326 : :2003/11/12(水) 21:57
 
 追い付かれますよ。

327 :以上、自作自演かも。:2003/11/14(金) 00:47
千影のように予言してみてくれ。

328 : :2003/11/14(金) 18:24
可憐に見捨てられちゃったよ。

329 :以上、自作自演かも。:2003/11/14(金) 18:25
………………。

330 :以上、自作自演かも。:2003/11/14(金) 18:29
……………………。

331 :以上、自作自演かも。:2003/11/16(日) 18:50
一度でいいから雪を、見てみたいな。

332 :以上、自作自演かも。:2003/11/17(月) 07:14
お願い、可憐戻ってきて…。

333 :可憐 ◆/HtrePiano:2003/11/17(月) 07:41
(>320)
>109
「今年のお誕生日はね、お兄ちゃんから『可憐の言う事を何でも聞いてあ
げる』って、メールが届いたんだよ。それでね、可憐、すぐにお兄ちゃん
へお返事を書いたの。今日は1日、ずうっと可憐のそばにいてくださいって」
「そっか……可憐ちゃん、普段はお兄ちゃんと離れて暮らしているもんね」
 
>113
「うん。だから、いっぱい甘えちゃった。ご用事があって離れ離れだった
去年のぶんまで! 前にゆかりちゃんと入った、あのお店で待ち合わせを
して、一緒にパフェをいただいたあと、可憐のお家へお兄ちゃんをご招待
したの。家族みんながそろったのは、すっごく久しぶりだったから、2人
のピアノをパパとママに聴いてもらって、そのあとは……」
 
>74
「へぇ、可憐ちゃんのお兄ちゃんもピアノを弾くんだね」
「エヘヘヘッ。2人で右手と左手をはんぶんこ。だけど、お兄ちゃんたら、
『あれ? どうなってんだ。このピアノ壊れちゃった』なーんて言って、
曲の途中で弾くのをやめちゃうの」

334 :以上、自作自演かも。:2003/11/17(月) 21:29
。・゚・(ノ∀`)・゚・。 (;´Д⊂)

335 :以上、自作自演かも。:2003/12/05(金) 19:07
メール、ちゃんとチェックしてる……?

336 :以上、自作自演かも。:2003/12/06(土) 20:22
クリスマス、何か予定……ある?

337 :可憐 ◆/HtrePiano:2003/12/15(月) 23:26
(>333)
 お兄ちゃん、人前でピアノを弾くのは苦手だったみたい。可憐も隣で一
緒に弾いていたのに、お顔が真っ赤になっちゃって……ウフフッ。ピアノ
を聴いていたのはパパとママの2人だけなのにねっ。
 
 あっ……ううん。
 
 お兄ちゃんと可憐のピアノを聴いていたのは、パパとママ……それから
きっと、おばあちゃん……だったと思うな。
 
「可憐ちゃん、どうしたの? しんみりしちゃって」
「うん。あのね……」
 
 可憐が1人でピアノを弾き終わると、お兄ちゃんの手にはいつのまにか
……真新しいチェックの手さげバッグがありました。
 お兄ちゃんは、譜面台の楽譜をその――ステキな――バッグへ入れて、
「誕生日おめでとう。可憐が今まで使っていた楽譜入れは、もう休ませて
あげなよ」って言うと、可憐へプレゼントしてくださったんです。
 
「可憐、とってもうれしかったけど……ほんの、ほんの少しだけ、淋しく
なっちゃったの。これまでずうっと、ピアノのお教室へ通うときは、おば
あちゃんからいただいたバッグを楽譜入れに使っていたから……」
 
 そのとき、可憐のお話を聞いていたゆかりちゃんが突然、「はっ」って
息を吸いこみました。
 
「ゴメンね……。可憐ちゃんのお兄ちゃんに会ったときに(>320)、『可
憐ちゃんのバースデー・プレゼントは、新しい楽譜入れなんていいと思い
まーす』って……言っちゃったんだ。
 このあいだ。レッスンの帰りに、可憐ちゃんの手さげの縫い目がほどけ
て、底が抜けそうになったよね。そのコトもお話したの……」
 
「ううん。ゆかりちゃん、ありがとう! ほら、見て。新しいバッグもス
テキでしょ。それに……あのとき、可憐にお裁縫道具を貸してくれたのは
ゆかりちゃんだよ、ねっ」
 
 おばあちゃんが楽譜入れのバッグをくれたのは、今から何年も前……可
憐がピアノのレッスンを始めた年のお誕生日だもの。きっとお兄ちゃんの
言うとおり、もう休ませてあげる時が来ていたんだね……。
 
「古い楽譜入れがおばあちゃんからのプレゼントだったコト、お兄ちゃん
もきっと覚えてくれていたと思う……な」
 
>271
 そう……今年のお誕生日にお兄ちゃんが「一緒に演らないか?」って、
ピアノの譜面台の上へ広げたのは、あの日のあの曲の楽譜だったんです。

338 :可憐 ◆/HtrePiano:2003/12/15(月) 23:34
 あの頃、お兄ちゃんと可憐は、まだ一緒のお家で暮らしていて……あっ、
そうそう。あの年の可憐のバースデー・ケーキは、おばあちゃんのお知り
合いのかたが特別に作ってくださったの。そのかたは、今でもご近所のお
屋敷に――ペットのワンちゃんと一緒に――住んでいらして、毎週、お菓
子教室をなさっているそうですよ。
 
 エヘヘッ。可憐、バースデー・ケーキとプレゼントが待ち遠しくって、
ママのスカートを引っぱりながら、何度もおねだりしちゃった……。


339 :可憐 ◆/HtrePiano:2003/12/15(月) 23:39
 ママ、ママ。ケーキはまぁだ? 
 
「さっき、おばあちゃんからお電話があったわ。お茶飲み友達のマダム・
ピッコリからケーキをいただいて、ここへ向かう途中ですって。
 まだしばらくかかりそうだから、もう可憐ちゃんへプレゼントを渡しま
しょう。はい、これはママから。お誕生日おめでとう」
 
 ありがとう、ママ! わぁい。
 
「よーし、パパからもプレゼントだ。おめでとう」
 
 あっ、パパだー。うんっ、ありがとう! 
 
>283
「ところで、言う事がある……。パパは遠い場所へ行かなければならなく
なった。急な仕事で、明日にはもう出発なんだよ」
 
 パパ、パパ。可憐も連れてってくれるの? 
 ダメ……なの。じゃあ、お兄ちゃんは、お兄ちゃんは!? 
 パパ、パパ。お兄ちゃんと可憐を離れ離れにしたらイヤなの! 
 
 えっ、「ママもお兄ちゃんも可憐もパパが帰ってくるまでのあいだ、
お家でお留守番していればいい」の? 
 
 ふーん。

340 :可憐 ◆/HtrePiano:2003/12/15(月) 23:45
「……可憐ちゃんのお父さん、なんだかかわいそう」
「だって、可憐。ちっちゃかった頃は毎晩……パパがお家へ帰ってくるま
で起きていられなかったんだもん」
 
 日が暮れたらお兄ちゃんと一緒に夕ゴハンを食べて、お風呂でお遊びし
て――そうしたらとっても楽しいのに、だんだん眠たくなってきちゃって――
湯上りのあとはすぐにベッドへ入っちゃうの。パパがお家にいないのなん
て、いつものコトだったんだから……。
 
>293
「もちろん、その年にお兄ちゃんからいただいたプレゼントも、可憐、ちゃ
んと覚えてるよ。ふさふさのしっぽが生えた、お人形さん!」
 後で知ったんだケド、フィンランドに棲んでいる妖精さんをかたどった
物なんだって。
 
 お兄ちゃんも、パパが可憐をどこかへ連れて行ってしまわないか、ちょっ
と心配だったみたい。ほっと息を吐いたあとで、可憐にお人形さんの入っ
た小箱を贈ってくださいました。
 
 エヘヘッ。可憐、お兄ちゃんのプレゼントを1番最初に開けちゃった。
 
 お兄ちゃんは、大喜びしている可憐のほっぺたをつつきながら、「可憐
の顔が笑っちゃってるよ」って、ニコニコしてた……。

341 :可憐 ◆/HtrePiano:2003/12/15(月) 23:48
「ねぇ、お兄ちゃん、パパ、ママ。可憐のお部屋のぬいぐるみのみんなに、
このお人形さんのお友達になってくださいってお願いしてきてもいいよね。
すぐ戻るからっ」
 
 お兄ちゃんからいただいたお人形さんを抱いて、みんなといた居間を出
ると……廊下のつきあたりに、平たい箱が1つ、忘れ物みたいに横たえて
あるのに気がついたの。
 
「可憐、こんなに大っきな箱を見るの初めて……」
 
 ちょっとくたびれた革張りのその箱には、頑丈そうな取っ手が下がって
いました。蝶つがいでつながれたふたには、くすんだ黄金色の金具と、ア
ルファベットの書かれた貼り紙が付いています。
 ふたを留めていた金具の外しかたにしばらく悩んじゃったケド……。
 
「なぁんだ……中は空っぽ。これ、もういらないから、こんなところへ出
しっぱなしにしてあるのかな? もしもそうなら、可憐がもらって、お人
形さんのお家にしちゃおっと。お洋服の端切れでお飾りをしたら、きっと
キレイになるよね」
 
 ぽっかり開いた箱のお口を見ていて、そのとき可憐、ふって思ったの。
こんなに大っきな箱なんです。ひょっとしたら……。
 
「可憐もお人形さんと一緒に中へ入れちゃうかもっ」
 
 両手でおひざとお人形さんをかかえて、箱の底に横たわってみたら、可
憐の身体にちょうどぴったりのサイズでした! 
 
「そうだ! ここへ隠れて、お兄ちゃんが通りかかったら、びっくりさせ
ちゃおう!! エヘヘヘッ。可憐のびっくり箱なの」
 
 ぱたん。
 
 ちょっぴりドキドキしながら息をひそめていると、やがて聴きおぼえの
ある足音が近づいてきました。テンポはきっと……アンダンテ・グラツィ
オーソだったと思うな。
 
>111
「可憐、アタシだよ。お誕生日おめでとう。お待ちかねのケーキとプレゼ
ントを持ってきたよ」
 
(ウフフッ。やっぱり、おばあちゃん。今いらしたのね。お兄ちゃんはね、
もっと早足なんだよ)
 
 おばあちゃんの足音は、可憐の入った箱から少し離れた場所で、ぴたり
と鳴りやみました。あそこが可憐のお部屋のまん前なのかしらって思って
いると、今度は「とんとんとん」って、お部屋のドアをノックする音が聴
こえてきます。なんだか目かくし鬼さんの当てっこみたい……。
 
「あれ……あれ? おかしいねぇ、可憐は一体どこへいっちまったんだい」
 
(おばあちゃん、ごめんなさい……。ケーキ、ホントは今すぐに食べたい
ケド……あとでちゃんとご挨拶して、お話すればいいよね。お兄ちゃんも
早くここを通らないかな)
 
 おばあちゃんの足音が廊下を引き返して行ってからも、可憐は箱の中で
じっとお兄ちゃんが来るのを待っていました。
 
(お兄ちゃん、まだかな? 可憐、なんだか退屈してきちゃった……ふあぁ
……お兄ちゃん……まだ……かな……)

342 :可憐 ◆/HtrePiano:2003/12/15(月) 23:54
わぁ……可憐ちゃんの見つけた箱って、なんだか寝心地がよさそうだよね」
「そ、そうかなぁ……。あの箱って、パパのトランクだったんだよ。出張
のご用意にママが出しておいたんだって」
 
 パパのお仕事部屋と可憐のお部屋は、廊下のお向かいさんだったの。でも、
可憐。ちっちゃい頃はお兄ちゃんのお部屋で遊んでばっかりだったから、
パパのトランクなんて、1度も見たことがなくって……。
 
「すごーい! 可憐ちゃんって、身体がやわらかいんだ。ねっ、こうして
みて?」
「……可憐、今はもうトランクの中へなんて入れないよぉ」

343 :可憐 ◆/HtrePiano:2003/12/15(月) 23:57
 どしん、どし、ど、どしん。
 
 重たい足音が聴こえてきて……可憐は目を覚ましました。
 バラバラなリズムが、耳もとを行ったり来たり……そして、こんな話し
声が聞こえてきたの。
 
>319
「誘拐事件だなんて……。そんなコト、まだ考えなくてもいいですよ」
「しかし、どの部屋にもあの子がいた様子はなかったじゃないか。誕生日
だというのに、突然姿を消してしまったんだ。ああ、こんな事になるなら、
プレゼントは防犯ブザーにしておけばよかった……」
「あなた、落ち着いて。可憐ちゃんの履き物は玄関にそのままなんです。
もう1度、お家の中をよく探してみましょう」
 
(大変……パパもママも、可憐がいなくなっちゃったと思ってるんだ……!)
 
「パパ、ママ、ごめんなさい! 可憐、ここにいたの」
 
 そう言って、すぐに箱のふたを開いて……パパとママに謝るハズでした。
 
 だけど……。
 
(可憐のイタズラで、こんなコトになっちゃったんだもん。パパとママか
らいっぱいしかられちゃうよね……それを見て、お兄ちゃんはきっとこう
言うの。「可憐みたいな悪いコはもう僕の妹じゃないや」って……)
 
 そう考えたら、可憐、急にコワくなって……ノドがふさがって、箱のふ
たは持ち上がらないほど重たくなりました。
 
 だから、可憐。そのまま、おひざをぎゅうって抱いて、パパとママの足
音が遠ざかっていくのをだまって聴いていたの……。

344 :可憐 ◆/HtrePiano:2003/12/16(火) 00:03
「可憐ちゃん、まさかそのまま……!?」
 
>241
「ウフフッ。もうっ、ゆかりちゃんたら……可憐はちゃあんと、ここにい
ますっ」
 
「じゃあ、可憐ちゃんはどうして出られたの? あ、わかった。お腹が空
いたんでしょ」
 
「チガウよぉ……。最初におばあちゃんがトランクの前を通りかかったと
きだって、ケーキをガマンできたもん。あのね、可憐、お兄ちゃんが……
あっ、ううん、えっと……お兄ちゃんが可憐のコト見つけてくれたの」
 
「……可憐ちゃんのお兄ちゃんって、スゴイんだね。まるで心が通じ合っ
てるみたい!」
 
>303
「う、うん。そうなの! お兄ちゃんは可憐のスーパーマンなんだよ。可
憐が困っていると、いつも助けに来てくれるの。お兄ちゃんがかばってく
れたから、可憐、パパとママにもちゃんとごめんなさいが出来て、あんま
りしかられなくって済んだのよ。
 ……そのあとでね、おばあちゃんがバースデー・ケーキとプレゼントの
楽譜入れを渡してくれて、『可憐のために』って、ピアノを弾いてくださっ
たの。今年のお誕生日に可憐とお兄ちゃんが弾いたのも……この曲だっ
たんだよ♪」
 
「あ……モーツァルト♪」

345 :以上、自作自演かも。:2003/12/18(木) 22:10
可憐の顔に顔を近づける

ほら、何でもファーストキスはレモンの味と聞くけど本当はどうかな?

ふふふ冗談だよ、本気にした?御免御免

346 :可憐 ◆/HtrePiano:2003/12/23(火) 09:17
 神様、ごめんなさい! 
 可憐は、ゆかりちゃんにウソをつきました……。
 
 お兄ちゃんへ今年のバーズデー・プレゼントのお礼をしたあとで、可憐、
小さく付け足したの。「お兄ちゃんもあの日のことを覚えてくれていたん
ですね」って……。
 
 そうしたら、お兄ちゃん。むくれちゃったの。
「僕は男なんだ。だからそんなの知らないよ」だって。
 
 お兄ちゃん、ズルイよ……。
 
 ホントは覚えているのに、言葉にして欲しくないなんて……。
 可憐、あの日のお兄ちゃんのことは、もう絶対に忘れないんだから! 

347 :可憐 ◆/HtrePiano:2003/12/23(火) 09:20
(>343)
 これからどうしたらいいのか……可憐には、もうわからなくなっちゃい
ました。
 この箱から出たら、お兄ちゃんからキライに思われちゃう……そのこと
で頭の中はいっぱい。だから、耳元の床が鳴るまで、誰かが箱のすぐそば
を歩いていることに気がつきませんでした。
 
(ひゃっ! ゆっくり、引きずるみたいな足音……可憐、いままで聴いた
ことがないよ……いったいだあれ?)
 
 足音は――おばあちゃんのときのように――可憐のお部屋の前で鳴りや
みました。
 
「とんとん」
 
>329
(………………)
 
「とんとんとん」
 
>330
(……………………)
 
 お部屋のドアをノックする音が可憐のいる箱の中まで届きました。
 何度も何度も……。
 お返事をするまで、それは終わらないような気がしてきて……。
 
(やめて、やめてえっ……可憐、ここにはいないんだから!)
 
 可憐がお耳をふさごうとした、そのとき……。
 
>325
「……可憐」
 
(その声……お兄ちゃん……なの!?)
 
「……ドア、開けるよ」
 
 でも、それは……いつもの澄んだ元気な声のお兄ちゃんとは、まるで別
の子のような……暗く濁ったかすれ声でした。
 
 ぎぃ。
 
 ドアの軋むかすかな音が、まるで可憐の耳元で鳴っているみたい……。
 
>332
「可憐……やっぱりいないんだ。戻ってきてよ……」
 
 可憐、それでもお兄ちゃんに答えてあげなかったの……。
 お兄ちゃんのすぐそばにいたのに、可憐にはお兄ちゃんがどんな気持ち
だったのか、わからなかったんです……。
 
 そして。
 
 可憐のいる箱の外で、信じられないことが……起こったの……。
 
>110
「う……うわわわわん……可憐……」

348 :以上、自作自演かも。:2003/12/24(水) 01:08
寒いんで今夜もバニラを借りていくよ。
バニラを抱き締めながら寝るとホカホカで気持ちいいんだ。

……別に抱き締める相手は可憐でもいいんだけどな(ボソッ

349 :可憐 ◆/HtrePiano:2003/12/24(水) 19:55
(>347)
「お兄ちゃん……泣いてる……の?」
 
 気がついたら可憐……箱のかたわらへ立って、お兄ちゃんのことを呼ん
でいたんです。
 
 だけど、半分開いたドアの……ノブへ手をかけたまま、泣き崩れている
お兄ちゃんの姿をみとめたとたんに、可憐、胸が痛くなって……次の言葉
はもう口にできませんでした……。
 
 可憐の声を聴いたお兄ちゃんは、お顔の涙もはらわないで振り返ると、
床へおひざをつけたまま、可憐のいるところまで駆け寄ろうとしました。
可憐、もうたまらなくなって……思わず、お兄ちゃんを胸に抱き留めてい
たの。
 
「誰かが知らないところへ可憐を連れて行ったんじゃないかって……パパ
が話しているのを聞いたんだ」
 
 お兄ちゃんが涙声で言いました。
 
「ううん……大丈夫……だよ」
 
 可憐の返事を聞いたお兄ちゃんの身体から、ふっと力が抜けていきます。
でも……こうしていると、お兄ちゃんがむせぶのが、可憐の胸の中まで伝
わってくるの……。
 
「お兄ちゃん……もう泣かないで……」
 
 可憐が――泣いちゃったとき、ママにしてもらったように――背中をと
んとんしたら……お兄ちゃんは、おつむをもぞもぞさせながら「ぐすっ。
これじゃあ、僕。まるで赤ちゃんみたいだよ」……って、つぶやきました。
 
(そういえば、前にママが「可憐ちゃんもいつかはお嫁さんになって、マ
マになるのよ」って教えてくれた……。可憐、お兄ちゃんのお嫁さんになっ
て、ママになるんだから、えっと……)
 
>227
「お兄ちゃん、可憐ママに甘えていいんだよ。お兄ちゃんはいーこいーこ
……もう泣くのやめて……ね?」
 
 だけど、可憐が一生懸命あやしても、お兄ちゃんは泣きじゃくったまま、
お顔を上げてくれません。
 
「お兄ちゃん、泣くのやめて……。可憐がママじゃイヤ……なの? 可憐
ね、お兄ちゃんのお嫁さんになって……ママになるの……可憐ね、可憐ね
……お兄ちゃんの……お嫁さんに……」
 
 お鼻の奥がツンってなって……もう、可憐も……。」

350 :可憐 ◆/HtrePiano:2003/12/24(水) 20:02
「……よ」
「えっ……なあに、お兄ちゃん?」
 
 お兄ちゃんは「いいよ」って、はっきりした声で言いなおすと……可憐
の肩に手を少しだけ置いて、自分の両足で立ち上がったの。
 
 いつものように可憐のお顔のちょっと上で、お兄ちゃんのお顔が見下ろ
しています。
 
 そして……お兄ちゃんは「いいよ。可憐を僕のお嫁さんにしてあげる」って
微笑みながら、うなづいてくれたの! 可憐、うれしい気持ちで胸がいっ
ぱいになって、お兄ちゃんに飛びついちゃった!! 
 
 つんつん。
 お兄ちゃんの指が可憐のほっぺたをつつくの。
 
「エヘヘヘッ……可憐のお顔も笑っちゃってるね! お兄ちゃん」
 
 だけど、そのとき……。
 お兄ちゃんのお顔をよく見て、可憐、気がついたんです。
 
>334
(お兄ちゃん、お顔は笑っているけど、まだ泣いてる……!)
 
 ぽたぽた。
 お兄ちゃんの涙が、可憐のお顔に降ってきました。
 
「お兄ちゃん……。うっ、う……」

351 :可憐 ◆/HtrePiano:2003/12/24(水) 20:13
「うえ――――ん! うえぇ―――――ん!!」
 
「可憐ちゃんなの!?」
 可憐の泣き声を聴きつけたママが、廊下をまっしぐらに駆けてきます。
 
「おや。やっぱりこの家の中にいたんだねぇ」
 床へ転がったママのスリッパを拾い上げて、おばあちゃんが言いました。
 
「まさか、可憐ちゃん……このトランクの中に!?」
 あの箱が大っきなお口を開いているのを見て、ママはすぐにわかったみ
たい……可憐が黙って隠れていたの……。
 
「ぐすっ……ひっく。ごめんなさい……可憐、はじめはお兄ちゃんをびっ
くりさせかったの……だけど、パパやママが可憐のこと、心配してさがし
ているのがわかって……それで、怒られるのがコワクなっちゃったの……。
そうしたら、この箱から出るのもコワクなっちゃって……うえ――――ん!」
 
「可憐ちゃん、あなた!」
 ママは、手をピアノのオクターヴに届きそうなぐらい広げると……可憐
の二の腕を力いっぱいつかみました。
 
「イヤぁ! 可憐、お兄ちゃんから離れたくないの!!」
「ママは、可憐ちゃんが必ず見つかるって信じていたけど……だけど……!」
 
「もうおよし」
 おばあちゃんも……ママの二の腕をつかんでいました。
 
「おかあさん………………はい……」
 ママもホントは……可憐のことをぎゅうって抱きしめたかったんだよね……。
 
「可憐、1人ぼっちはどうだったかい?」
 おばあちゃんが可憐のお顔をのぞきこむようにして言いました。胸で銀
のロケットがゆれています。
 
「……はじめは楽しかったのに……淋しくなっちゃった」
「そうだねぇ……フフッ。アタシも可憐にすっかり騙されちまったよ」
「それから……お兄ちゃんからキライに思われたらどうしよう……って……
だって可憐……お兄ちゃんのこと……世界で1番……うっ……うえ――――ん!」
 
 可憐が泣き出すと……またお顔へお兄ちゃんの涙が降ってきました。お
兄ちゃんは可憐に何か言おうとしていたみたいだったケド……もう声がつ
まって、言葉になりませんでした……。
 
「やれやれ。これじゃあ、プレゼントの楽譜入れはハンカチ代わり。ケー
キは塩味になっちまうよ」
 
 おばあちゃんは、お兄ちゃんに「でも、かっこいいねぇ」って声をかけ
ると……どこかへ歩いていってしまわれました。
 
「そうだわ。ママもパパを連れ戻しに行かなくちゃ。可憐ちゃんを探して、
今頃はご町内のどのあたりかしら……?」
 
「ごめんね、すぐ戻るから」って言い残して、ママも廊下を戻って行きます。

352 :可憐 ◆/HtrePiano:2003/12/24(水) 21:00
「ぐすっ……お兄ちゃん。泣かないで、泣かないで……」
 
 お兄ちゃんは可憐を抱いたまま、ずうっと、ずうっと泣き続けています。
もう一言もお話ししてくれないの……。
 
「お兄ちゃん、泣くの……もうやめようよぉ……ひっく……あれ? 何か
聴こえる……」
 
「……ピアノの……音だね」
「あっ……お兄ちゃん……ぐすっ……やっと答えてくれた!」
 
「弾いてるの……おばあちゃん……かな?」
「すんっ……きっと……そうだよ。だって、このお家にいるの、今はお兄
ちゃんと可憐とおばあちゃんだけだもん」
「お化け……かもよ?」
 
>268
「やーん。お兄ちゃん、ヘンなコト言わないで! 可憐、今夜は眠れなく
なっちゃうよぉ……」
「しょうがないなぁ……じゃあ、一緒に寝ようか。ベッドの中でお化けの
お話を色々してあげるからさ」
「お兄ちゃんのイジワル……。でも、今夜一緒におやすみするの、ゆびき
りしてっ、ね?」
 
 つんつん。
 
 あれ……? 可憐のお顔、いつのまにか笑ってる……それに、お兄ちゃんも! 
 
 ねっ、お兄ちゃん。可憐もお兄ちゃんのほっぺ、つついてもいい?
 ウフフッ……えいっ! 
 
 お兄ちゃん……あのね、可憐……。

353 :可憐 ◆/HtrePiano:2003/12/24(水) 21:04
>89
ttp://www.geocities.jp/karenvariations/piano/01.mid
 
 可憐がこの世界で1番大好きな人はお兄ちゃんです……。
 もしもこの世界が終わっちゃう日が来ても、神様、どうかどうか可憐と
お兄ちゃんを引き離さないでください……。いつまでもずうっと……お兄
ちゃんと一緒にいられますように……。


354 :以上、自作自演かも。:2003/12/27(土) 02:46
乙可憐

355 :以上、自作自演かも。:2003/12/31(水) 21:43
除夜の鐘を聞こう。

356 :可憐 ◆/HtrePiano:2003/12/31(水) 23:59
 ぴんぽーん。
 
「お兄ちゃん、可憐です。開けてください……」
 
>336
「やあ、こんばんは、可憐。クリスマスの予定はあるかい?」
 
 わぁ……キレイなクリスマス・リース……って、もうっ、お兄ちゃん! 
大晦日のこんな時間になってもまだお部屋の大掃除が終わっていなかった
んですね。

357 :可憐 ◆/HtrePiano:2004/01/04(日) 00:03
 これと、これ。これも捨てちゃおう……かな? 
「ねぇ、お兄ちゃん。このシャツを着て、可憐に見せてください」
 
 えっと……やっぱり、これも捨てちゃいますっ。
 
「どうして、そのシャツだけ他のと分けるんだい?」
 エヘヘヘッ……内緒です。
 
「お部屋の大掃除はこれでおしまいですね! 普段から、いる物といらな
い物をきちんと整理しないとダメですよ、お兄ちゃん」
 
>354
「……おつかれさま」
「どういたしまして、お兄ちゃん」
 
>355
「可憐、今夜は僕の部屋で除夜の鐘を聞くんだろ?」
「ちがうよぉ……。可憐がこの前のメールに、学校の御聖堂で年越しの
御ミサがあるんですよって書いたら、お兄ちゃん、『可憐1人で夜道は危
ないよ』って言ってくれて……」
 
 それなのに、お兄ちゃん。いつまでたっても可憐のコトを迎えに来てく
れないの……。待ちきれなくって、可憐のほうからここへ来てみたら、ま
だ大掃除をしてるんだもん。
 
「鐘の音を聞きながら、久々に可憐の手料理を食べたいなぁ……」
「えっ、お兄ちゃん、ホント!? それなら……いいよ。可憐、がんばっ
て年越しそばを作るんだから!
 ……でも、お汁の返しって、誰にお返ししたらいいのかなぁ?」
 
>309
「……やっぱり今の冗談。手料理はいいから」
「もうっ、お兄ちゃん! それって、どういう……」
「そうだ、可憐。一緒にお風呂へ入って、一緒に寝よう。外は寒いんだよぅ」
 
 ふーんだ。それもきっと冗談なんだから。

358 :以上、自作自演かも。:2004/01/17(土) 06:40
来ない子はくすぐりの刑だぞ。

359 :以上、自作自演かも。:2004/02/03(火) 00:26
(・∀・)つ∵オニハソトー

360 :可憐 ◆/HtrePiano:2004/02/03(火) 23:32
>229
 夕ゴハンの洗い物は、ママと一緒にぜーんぶ片付けちゃったし、ピアノ
でツェルニーをさらったあとで、書き取りの宿題もきちんと済ませたもん。
湯上りの髪も乾いたし、可憐の今日1日はおしまいです。明日は日直のお
当番だから、いつもより早くおやすみしなくっちゃあ……。
 
 ……あっ、いけない! 
 パソコンで日記を書くの、まだだったよね。
 
>335
 パソコンのスイッチを入れると……見慣れないアドレスからのメールが
1通、可憐へ届いていました。
 
 これって、えっと……あっ、可憐がお世話になった、先輩のお姉さんの
アドレス! 
 
「うわぁ……聖歌隊のお姉さん、なんだかお久しぶり……」
 
 可憐、前に学校の教会で聖歌隊のお手伝いをしたことがあって、そのと
きに色々と親切にしてくださったのが、この差出人のお姉さんなんです。
こんなコトを言ったら失礼になっちゃうかもしれないケド、とってもかわ
いらしい感じの人で……ウフフッ、だから下級生の女の子達からも人気が
あったの。
 
 だけど、お姉さん。お家のご都合で、可憐と同じ学校へ通われるのは、
この3学期いっぱいなんだって……。新学年からは、全寮制の女子校へ転
入することが決まっていて、今はその準備でお忙しいみたいなの。だから、
最近は学校でもあんまりお顔を合わせることがないんです。
 
「やっぱりお別れのご挨拶なのかな、このメール……。見てみよっと」

361 :渚砂:2004/02/04(水) 00:03
    その人の体が私の上に覆い被さる
   ようになったその瞬間、私、息がで
   きなくなって……私の唇の上を、む
   せかえるような強い花の香りと、な
   にかひどくやわらかくて甘い感触が
   駆け抜けるのを……感じたの。

362 :可憐 ◆/HtrePiano:2004/02/04(水) 00:10
 な、なぁに? これ……。
 
   『ねぇ、これってやっぱり渚砂のファーストキ
   スに……なっちゃうのかな……?』
 
 そんなコト、可憐に聞かれてもわからないよ……。
 わからないけど……何だろう、可憐……ドキドキしてきちゃった……! 
 
「あーんっ、お兄ちゃあん! 可憐、どうしたらいいのぉ!?」
 
 ……う、ううん! ダメだよ、お兄ちゃんにお電話なんて。
 可憐が何とかしなくっちゃあ……。
 
 だけど、可憐。このメールに書いてあるようなコト、まだ誰ともしてな
いもん。お姉さんへのお返事、どうしよう。ああ……可憐、またドキドキ
してきちゃった……。
 
 ダメ……落ち着いて、落ち着いて。
 もう1度、メールを最初から読んで、よーく考えるの。
 
 ………………。
 
 このメール、どこかヘンです。
 ご挨拶の言葉もなしに出来事が綴られていて、文のおしまいにお姉さん
のサインもないなんて……。誰かに読んで欲しくて書いたんじゃないみた
い。まるで……そう、日記みたい! 
 
 きっとお姉さんも可憐みたいにパソコンで日記をつけていたんだ! 
 
 じゃあ、このメールは何かの間違いで、お姉さんが可憐のところへ……。
 そうだよね。うんうん。きっとそう! 
 
>276
 だから、えっと……可憐、このメールのコトは忘れることにします。
えいっ。
 
「明日は日直のお当番だもん。もう眠らなくっちゃあ!」
 
 眠らなくちゃ、眠らなくちゃ……。

363 :可憐 ◆/HtrePiano:2004/02/04(水) 00:12
 可憐がこの世界で1番大好きな人はお兄ちゃんです! 
 
 だから、もしも可憐に……初めての日が来るなら、あのっ、神様。
どうかどうか……。

364 :以上、自作自演かも。:2004/02/11(水) 10:47
初kissはレモン味

365 :可憐 ◆/HtrePiano:2004/02/14(土) 23:57
>170
可憐はその夜……夢を見ました。

366 :以上、自作自演かも。:2004/02/20(金) 03:57
可憐さん可愛いですね。お兄さんが大好きなんですか?

367 :可憐 ◆/HtrePiano:2004/03/06(土) 22:26
 夢のなかの可憐は、学校の御聖堂で1人……ピアノの練習をしているの。
 指が曲のおしまいの和音へさしかかると、となりの校舎から下校時刻の
チャイムが聴こえてきました。
 
「可憐ちゃん、お疲れ様でした」
 
 入り口の扉のところから、聖歌隊のお姉さんがお顔をのぞかせています。
お外はあんなに真っ暗になってたんだ……。
 
「学校へ残っている生徒は、もう私達だけになっちゃったみたい」
 
 お姉さんはおっとりした調子でお話をされながら、ピアノのある祭壇の
かたわらまで可憐を迎えに来てくださいました。
 
「ごめんなさい、可憐ちゃん。急に合唱の伴奏をお願いしちゃって。本番
までに、なんとかなる……かな?」
 
 そのとき可憐、気が付いたの。可憐はいま、聖歌隊のお手伝いをしてい
た、あの日の夢を見ているんだ……って。
 この日、可憐はお姉さんに「はい! 大丈夫です」なんて言っちゃうの。
ホントはちょっぴり不安だったんだけど、お姉さんがとっても申し訳なさ
そうなまなざしを可憐へ向けていらしたから、つい……。
 
「わぁ……よかったぁ。もしも可憐ちゃんが『ふぇ〜ん。出来ませーん』って
言ったら、渚砂、どうしたらいいのかわかんなくなっちゃってたよぉ〜」
 
 ウフフッ。可憐の返事を聞いたら、お姉さん、さっきまでの落ち着いた
雰囲気がどこかへ行っちゃった。
 そして、ちっちゃい子みたいな仕草で、胸を大きく撫で下ろしているお姉
さんを見ていたら……不思議と可憐の不安もどこかへ行っちゃったんです。
 
 でもね……そのあとで、少しだけドキッとしたことがあったの。
 
 可憐がピアノのまわりの後片付けを始めると、お姉さんはいつのまにか
ご自分のハンカチを手にしていて……鍵盤をサッサッサッって、拭いちゃっ
たんです。きっと、可憐の汗で汚れていたのに……。
 お姉さんはハンカチを――そのまま……――ポケットへしまわれると、
にっこり笑いながら「ピアノの蓋は重たいから2人で下ろしましょう」って
おっしゃいました。そしたら、可憐、なぜだかわからないケド、急に恥ず
かしくなってきて……わざと大きく頷いて、お姉さんのお顔から目をそら
しちゃったの……。
 
「お片付けは、これでいいんだよね。帰ろっ、可憐ちゃん」
 
 お姉さんが可憐の手を取って歩き出します……あれっ!? 
 これって、あの日の出来事と、どこか違う……よ? 

368 :可憐 ◆/HtrePiano:2004/03/06(土) 22:27
ttp://www.geocities.jp/karenvariations/piano/03.mid
 
 お姉さんは可憐の手を引いて、祭壇の正面まで進みました。
 
「本番ではここがステージになるんだね……アガらないで歌えるといいな」
 
 しばらく祭壇をながめていたお姉さんは、ふと何かに気づいたご様子で、
可憐のほうへお顔を向けました。
 
「くすくすっ。ここへこうして2人で並んで立っているのって、なんだか……」
 
 えっ……? 
 や、やだっ! お姉さん、何を言ってるんですかぁ……。
 
「あれ……可憐ちゃんのお耳、赤くなってるよ」
 
 お姉さんはいたずらっぽくほほ笑むと、可憐のお顔の前に手をのばして、
ベールを上げるフリをなさいました。
 
>366
「可憐ちゃん、かわいいっ」
 
 あの、あのっ。可憐、そんな……。
 
>364
 どうしよう……お姉さんのお顔が近づいてくるの……。
 こんなコト、可憐まだ……。
 
 でも……。
 
 お姉さんも……お花の香りがするのかな? 
 それとも、誰かが言ってたみたいにレモンの味とか……するのかな? 
 
 あっ……。
 
 あれっ……? そこ……可憐のお鼻だよ。
 それにお姉さんの唇って、なんだかひんやりしてる……。
 
>366
「可憐ちゃんは……お兄さんのコトが大好きなの?」

369 :可憐 ◆/HtrePiano:2004/03/06(土) 22:29
>324
 そのとき、ミャアミャアミャアミャア……って声が耳元で聞こえてきま
した。可憐が寝ているオフトンの上でバニラが何か言ってる……。
 
「ふぇ……なぁに、バニラ? 可憐、ネコさんの言葉はわからないよ……」
 
 枕もとの目覚まし時計は、ベルが鳴る10分前でした。
 
「バニラ、お腹が空いちゃったの? 待ってて、いま起きるから……」
 
 でも……可憐。どうしてあんな夢を見ちゃったんだろう……。
 可憐はお兄ちゃんが好き……だけど……夢の中の可憐はもうちょっとで
お姉さんと……。
 
「ううん! 可憐、今日は日直のお当番なんだもん。早く目を覚まさなくっ
ちゃあ」

370 :可憐 ◆/HtrePiano:2004/03/06(土) 22:34
「あら、可憐ちゃんおはよう。今朝はずいぶん早いのね……ぷっ、くすっ」
 
 可憐の挨拶の声を聞いて、お台所の流し台から振り返ったママが、急に
呆れたみたいな笑い顔になっちゃいました。なぁに、どうして? 
 
「可憐ちゃん、お口のまわりによだれのあとがついてる。ほら早くお顔を
洗ってらっしゃい」
 
 ええっ、やだっ! さっきまであんな夢を見ていたせいなのかな……。
 可憐、シャワー浴びてくるっ。
 
「あ、そうそう。今日はママ、お昼過ぎからお出かけしなくちゃいけない
の。帰ってくるのは夜遅くになっちゃいそうだから、お夕食は……」

371 :以上、自作自演かも。:2004/03/21(日) 10:28
おいおい、それはないだろう?

372 :可憐 ◆/HtrePiano:2004/03/22(月) 07:17
(>370)
 シャワーとお食事を済ませて、学校の持ち物もそろえたし……うんっ。
 
「それじゃあ、ママ。行ってきまーす!」
 
>261
 あっ……あれ? 
 バニラが可憐の後ろをついてくるよ……。
 
「どうしたの? さっきバニラも可憐と一緒に朝ゴハンをいただいたよね」
 
 可憐が玄関まで進んだところで、バニラは立ち止まりました。
 
>318
 バニラったら、可憐のほうをじっと見てる……もしかして、お見送りを
してくれてるのかな? 
 
「ウフフッ。ありがとう、バニラ。可憐、学校へ行ってくるね」

373 :可憐 ◆/HtrePiano:2004/03/30(火) 07:13
 日直のお当番の日って、いっつもそうなんだけど、時間が経つのがあっ
という間に感じます。朝は誰よりも早くお教室へ着いたのに、色々とお仕
事をしているとすぐ放課後になっちゃうの。
 
「失礼します」
 
 お教室の戸締まりを済ませて、職員室にいらっしゃるクラス担任の先生
のところへ日直日誌を届けに行くと……。
 
(あっ……聖歌隊のお姉さん)
 
 お姉さんは進路指導の桐生先生と転校の手続きをなさっているみたい。
可憐が会釈をすると、まなざしでほほ笑み返してくださいます。
 
 どうしよう。可憐……またドキドキしてきちゃった……! 
 ……う、ううん! 可憐、ご用事があってここへ来たんだもん。
 
「先生、今日の日誌です」

374 :可憐 ◆/HtrePiano:2004/03/30(火) 07:14
「失礼しました」
 
 これで日直のお仕事はおしまい! 
 
(でも……このまま廊下で待っていたら、きっとお姉さんも職員室から出
てくるよね)
 
 えっ……? 
 
 可憐、いま何て……。
 お姉さんと会って、どんなお話をするの? 可憐、あのメールのコトは
もう忘れるって決めたんだから。
 
 だけど……それでも会いたい……の? 
 
「可憐ちゃん、用事はもう済んだんでしょ。帰ろう? みんな待ってるよ」
 
 ふいに声をかけたのは、同じクラスのさやかちゃんでした。
 
「どうしたの、可憐ちゃん? 顔赤い……」
 
 そ、そんなことないよ! 帰ろっ、さやかちゃん。

375 :可憐 ◆/HtrePiano:2004/03/30(火) 07:21
>281
 可憐とお友達のみんなが校舎を出ると……お空は灰色の雲でびっしり覆
われていて、ちょっぴり季節外れの北風が並木の枝を揺らしていました。
 
「うわ、風冷たいね……」
「こんな天気になるなんて、朝のテレビで言ってなかったよぉ」
 
 みんな、上着の襟元を合わせたり髪を手で押さえたり……。
 いつもはおしゃべりな帰り道だけど、今日は言葉も少なめです。
 
「じゃあね、可憐ちゃん」
「うんっ。またね」
 
 可憐もあんまりお口を開かないまま――みんなとお別れをする――い
つもの四つ角のところまで歩いて来ちゃいました。
 
>275
「あ。今日は私、こっちの道を回って帰ろうかな。たしかこの先にコンビ
ニ、あるよね?」
 
 えっと……うん。あるよ、さやかちゃん。
 でも、さやかちゃんがこの道から帰りたいって言うの、初めてだね……。

376 :咲耶:2004/04/11(日) 21:50
保守するわよ。

377 :以上、自作自演かも。:2004/04/18(日) 21:29
可憐の過去スレ読んでたよ。
可憐(偽)◆bM.7pTzUちゃんを知っていますか?
なつかしいなぁ…。

378 :以上、自作自演かも。:2004/04/18(日) 21:32
戻ってきてくれないかなぁ。

379 :可憐 ◆/HtrePiano:2004/04/18(日) 23:04
(>375)
 さやかちゃんと2人になるのって、なんだか久しぶりな気がします。
 
 ……ううん。
 
 あのこと(>233)があってから、可憐、さやかちゃんと普通にお話して
ないよ……。
 あれからずうっと……可憐、さやかちゃんの前では“お兄ちゃん”のこ
とを口にしないでいたんだもん。
 
「可憐ちゃん。私の買い物、すぐに済むから……コンビニの前で待ってて」
 さやかちゃんはそう言うと、可憐のとなりを小走りで去って行きました。
 
 やだ……。可憐、さやかちゃんがいなくなって、ほっとしてる……。

380 :可憐 ◆/HtrePiano:2004/04/18(日) 23:19
 可憐が――数字の看板のある――お店の前へさしかかると、レジに並ん
でいたさやかちゃんが気づいて、手を振ってくれます。
 
 さやかちゃんは……可憐のこと、どう思っているのかな……。
 
「そんなに待ってないよね? はい、これ。可憐ちゃんにも」
 
>238
「さやかちゃん。これ……いくらかな?」
「もうっ。そんなのいらないよ」
「ご、ごめんね」
 
>266
 さやかちゃんは苦笑いを浮かべて「別に謝らなくてもいいのに」って言
うと可憐の手のひらへシュークリームを1つ、ぽんって乗せてくれました。
 
「缶コーヒーも買ってきたんだ。熱いの。はい」
「エヘヘッ……ありがとう。さやかちゃんってシュークリームが大好きだっ
たんだね」
 
 だって、さやかちゃんの提げている袋の中には、さっき可憐にくれたの
と同じシュークリームが、ぎっしり詰まっているんだもん。
 
「ううん。私の分はもう1本のコーヒーだけ。お菓子はみーんな、私のお
兄ちゃんの分」
 
「そうなんだぁ。えっと、可憐、コーヒーから先にいただきまぁす」
「あはは。可憐ちゃんって、いつも飲み口を空けないでジュースとか飲む
の?」
 
 あっ……。
 
「可憐ちゃん。やっぱり……私のお兄ちゃんのコト、ずっと気にしてたの?」

381 :以上、自作自演かも。:2004/04/28(水) 06:44
一緒にパフェ食べよう。

382 :以上、自作自演かも。:2004/04/30(金) 17:30
ほらよ。
        ▼
        △^△
      T^^T
       ヾr'
        ┻

383 :以上、自作自演かも。:2004/05/06(木) 17:48
あなたが大好き

384 :可憐 ◆/HtrePiano:2004/05/08(土) 15:46
(>380)
 可憐を真っすぐ見つめて、さやかちゃんはそう……言ったの。
 その瞳は、あの日(>232-233)のさやかちゃんのお兄ちゃんにそっくり
でした。
 
「可憐ちゃん、私は気にしてないから。そういうのやめよう?」
「だって……さやかちゃん……ごめんね」
「だーからぁ!」

 さやかちゃんは、声を高くして可憐のことをにらむ……フリをすると、
急におどけた調子で「別に謝らなくてもいいのに」って言いました。
 
「なんとなく……知ってたから。私のお兄ちゃんに好きな女の子がいたの」
 
 笑みを浮かべたまま、さやかちゃんは言葉を続けました。
 
「お兄ちゃんね、もうすぐ私のお家から出て行っちゃうんだ。新学期から
学校の校舎が遠くへ移るとかで……マンションを借りて、1人暮らしを始
めるの」

385 :以上、自作自演かも。:2004/06/10(木) 23:54
アントニー

386 :以上、自作自演かも。:2004/06/10(木) 23:55
梅雨だねー

387 :可憐 ◆/HtrePiano:2004/06/22(火) 08:06
(>384)
 さやかちゃんは――さやかちゃんのお兄ちゃんの――お引越の手伝いを
したときのコトをなんだかとっても楽しそうに話してくれました。
 
「でも、私のお兄ちゃんって部屋をいつも散らかしてるから、ぜーんぜん
荷造りが終わらないの。あれじゃあきっと、引越しした先でも部屋に女の
子を呼んだりなんて出来ないよねっ。アハハ」
 
 だけど、さやかちゃん。可憐にこんなコト言うの。
 
>240
「私のお兄ちゃんと違って、可憐ちゃんのお兄ちゃんはそういうところも
キチンとしてそうだもん。もしかしたら今ごろ、よそのお家の女の子をお
部屋へご招待してるかもぉ?」
 
「そっ、そんなのダメえっ!」
 
 さやかちゃんが冗談のつもりで言ってるの、可憐もわかってるケド……
でも、さやかちゃんの言葉を聞いたとき、まばたきしたら浮かんできちゃっ
たの。
 
 可憐のお兄ちゃんとさやかちゃんが一緒の部屋に2人でいるところ……。
 
 可憐の声に驚いたさやかちゃんのお顔から、ほほ笑みがあっという間に
消えてゆきました。どうしよう、可憐……。
  
「さやかちゃん、可憐、大きな声なんて出して……」

 そう……可憐が言葉にしかけたとき、さやかちゃんの人差し指がふいに
可憐のくちびるをふさぎました。
 
「ううん。ごめんね、可憐ちゃん」
 
(さやかちゃん……さやかちゃんだってホントはやっぱり……)
 
 さやかちゃんの指が可憐のくちびるを離れるとき、袖口からふんわり、
お花の香りが漂ってきました。その香りをかいだとたん、可憐、なんだか
急に自分のコトがとっても子供っぽく思えてきちゃったの……。

388 :以上、自作自演かも。:2004/06/22(火) 08:48
可憐キタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!!!

さやかちゃんの言う通りお兄ちゃんとさやかちゃんは一線を越えてしまったよ。


















ごめんね、うそだよ可憐。

389 :以上、自作自演かも。:2004/06/22(火) 20:39
可憐の死体をいつまでも抱いていた

390 :可憐 ◆/HtrePiano:2004/07/02(金) 18:22
(>387)
 別れ際……さやかちゃんは可憐の耳もとでそっとささやきました。
 
「私も好きな人が出来たの。ちゃあんと、よそのお家の人だよ」って。
 
 もうっ、“ちゃあんと”って、どういう意味なのぉ? 
 でもでも、その人って、どんな人なの? 
 やっぱり、クラスは一緒なの? 
 さやかちゃんは……もうその人に「好き」って言ったの? 
 それから、えっと……さやかちゃんがつけてるフレグランスはなあに? 
 
 頭のなかにさやかちゃんへ言いたいコトがいっぺんに浮かんじゃって……
そのとき可憐が言葉に出来たのは一言だけでした。
 
「さやかちゃんだったら……きっと大丈夫だよ!」
 
 さやかちゃんは、ちょっぴりはにかんだお顔でこくって頷いて、シュー
クリームがいっぱい詰まった袋へ目を向けました。
 
「私のお兄ちゃんって、甘いお菓子が大好きなんだ。さやかへのおみやげ
だなんて言って、いつもクレープやケーキを買ってくるの。ホントは自分
が1番に食べたいクセに、おかしな見栄張っちゃって。でもね……私もお
兄ちゃんとお菓子食べるの、イヤじゃなかったよ」

 やっぱり、さやかちゃんのほうが可憐よりもずうっとしっかりしてる……。
 可憐がお兄ちゃんと離れて暮らすって知らされたときは、悲しくて……
お別れの前の日まで毎晩、お兄ちゃんのお部屋のドアをノックしてたもん……。
  
「じゃあ、バイバイ。可憐ちゃん」
「うんっ。じゃあね、さやかちゃん」
 
 さやかちゃんに手を振ってから、しばらく歩くと……さっきまでお空を
覆っていた灰色の雲がいつのまにか真っ黒になっていました。
 
 どうしよう。今日は可憐、傘を持ってないし……。  
 
 だけど、可憐がそんなコトを考えているあいだに、道路のアスファルト
がだんだん水玉模様になってきて……。
 
「あーん! 雨宿りできる場所、どこにもないよぉ」
 
 さっきのお店はもう、可憐のずうっと後ろです。こうなっちゃったら、
お家まで走って帰るしかありません! 
 
 いつもの曲がり角を駆け抜けて、可憐のお家が見えてきたそのとき、門
の柱の影から誰かが道へ飛び出してきました。
 
>264
「あぁ、可憐だ。やっと来たー!」
 
 お、お兄ちゃん!? 

391 :以上、自作自演かも。:2004/07/09(金) 10:07
可憐、お帰り。

392 :以上、自作自演かも。:2004/07/10(土) 16:56
ゆかりちゃんと仲良しさんなんだな。

いいことだ・・・・自分もお友達がいるよ。
最高の、かげかえのない、お友達がね。

なんにせよ友達は大切にしなさい、可憐。

393 :以上、自作自演かも。:2004/07/11(日) 18:52
雨の日というのはあまり好きではないな。

それより可憐、雨のダンスというものを知っているかい?
何世紀か前、そういうダンスがあったみたいだよ。
傘を持って、雨の中ステップを踏んで踊るんだ。

394 :以上、自作自演かも。:2004/07/11(日) 19:39
可憐の体内に吐血を

395 :以上、自作自演かも。:2004/07/12(月) 23:50
え、さやかちゃんに好きな人が?

まぁ・・・年頃の女の子だものな。
んー?お兄ちゃんの好きな人?

・・・・どうしても聞きたいのかい?
仕方がないな・・・・恥ずかしいから一度しか言わんぞ?
(可憐の耳元でささやく)

・・・・・・だよ。

さっ、うちへ帰るぞ!何を言ってるんだ、僕は・・・雨にうたれて熱でもだしてしまったようだな!
可憐、さぁおいで。

396 :以上、自作自演かも。:2004/07/19(月) 18:05
もう少しで、2周年だね。おめでとう。

397 :以上、自作自演かも。:2004/07/22(木) 05:09
だっこしてあげるね。

398 :以上、自作自演かも。:2004/07/22(木) 07:54
2周年おめでとうv

399 :以上、自作自演かも。:2004/07/25(日) 01:23
今年のクリスマスは一緒に居ようね。

400 :以上、自作自演かも。:2004/07/25(日) 12:09
可憐の耳元に悲哀の声

401 :以上、自作自演かも。:2004/08/02(月) 21:25
ikkagetu…

402 :以上、自作自演かも。:2004/08/03(火) 01:50
がんばれ

403 :可憐 ◆/HtrePiano:2004/08/07(土) 12:09
(>390)
 雨の中……傘も差さずに、お兄ちゃんが可憐のところまで駆けてきます。
 
>378
「早く戻ってきてくれないかなぁと思っていたんだ」

 そう言ってにっこり笑うと、お兄ちゃんは自分の上着を脱いで、可憐の
頭にすっぽり被せてくれたの。
 
 暖かくて……それに、とってもいい匂い! だけど……。
 
「それじゃあ、お兄ちゃんが濡れちゃうよ!?」
「平気、平気! I'm singing in the rain, just singing in the rain〜♪」
 
 あっ……いつかお兄ちゃんと2人で観た、古い映画のお歌……。 
 
 映画の見まねのステップを踏みながら、お兄ちゃんはお家の方へ足を向
けました。
 
>393
「What a glorious feeling, I'm happy again……でも、やっぱり雨の日
はあんまり好きじゃないや。アハハ」 
「もぉ……2人とも、あの映画と違って傘持っていないんだから、早くお
家の中へ入らないと、ずぶ濡れになっちゃうよぉ。この上着はやっぱり、
お兄ちゃんへお返しします!」
 
 可憐が頭の上の上着へ手をかけたら……。
 
「ああっ、お兄ちゃん、可憐から逃げた!」

404 :可憐 ◆/HtrePiano:2004/08/07(土) 12:29
「待ってください、お兄ちゃーん!」
「早く家に入ろうって言ったの可憐じゃないか。ほら、もう家の玄関の前
だよ」
 
 もうっ……。
 お兄ちゃんに置いてけぼりにされるの、可憐、ホントにイヤなんだから……。
 
「さっ、可憐。ドアの鍵を開けてよ」
 
 えっ……? 
 
「今日はちょっと用があって来たんだ。でも、うっかり家の鍵を忘れてさ。
僕はもうここに住んでいないから、いつも使ってるキーホルダーへ鍵をつ
ないでなかったんだよ」
 
 お兄ちゃん……ここは、可憐と……お兄ちゃんのお家だよ……? 
 
>401
「チャイムを鳴らしても誰も出ないし、もう帰るつもりだったんだけど、
急に雨が降ってきて……それで、玄関の前で雨宿りをしながら、誰かが戻っ
てくるのを待つ事にしたんだ。1か月ぐらいここにいた気分がするよ。ハハ」
 
 そう……なんだ。
 だからお兄ちゃん、傘を持ってなかったんだね……。
 
 可憐が玄関のドアを開けると、お兄ちゃんは可憐のおでこについた雫を
手で払って、こう言いました。
 
「お邪魔しまーす!」
「……いらっしゃい、お兄ちゃん」

405 :以上、自作自演かも。:2004/08/09(月) 08:13
運動会応援するね。

406 :以上、自作自演かも。:2004/09/01(水) 00:05
そろそろ台風が多くなる季節だね
停電に気をつけてね

407 :以上、自作自演かも。:2004/09/07(火) 12:51
一ヶげ2ー・・・。

408 :以上、自作自演かも。:2004/09/13(月) 00:53
・・・・・・・・・・・・。

409 :可憐 ◆/HtrePiano:2004/09/22(水) 08:47
(>404)
 あ、そうだ。お兄ちゃん、玄関を上がる前にちょっと待って。
 可憐のカバンにタオルが入っていたの、思い出したんです。
 
「よかったぁ! カバンの中まで雨、染みこんでないよ。はい、お兄ちゃ
ん。これで濡れたところをふいてください」
 
 ホントは可憐の手でお兄ちゃんのおぐしやお顔をふいてあげたいんだよ。
だけど、可憐のお兄ちゃん、背が高いから……。
 
 お兄ちゃんは可憐の手からタオルを受け取ると「濡れたところをふくん
だね」って、言いながら……可憐の髪の毛を……ふき始めたの。
 
「可憐じゃなくってぇ! お兄ちゃんがタオル使ってください」
「どこで道草を食っていたのかな? いつもはもっと早いだろ」
「……四つ角のところのお店です。さやかちゃんと少しのあいだお話して
たの」
「リボンほどくよ」
「あっ……うん」
「あれ、コーヒーの匂いがする」
「えっ……いま可憐、コーヒーの匂いがするの? 少し恥ずかしい……。
あのね、缶に入ったコーヒーをお店の前でさやかちゃんにいただいたの。
それに、このシュークリームも……お兄ちゃん、あとで召し上がりますか?」
「いいの?」
「ウフフッ。でも、可憐にもちょっとだけ、ちょうだい」
「さやかちゃんって、いいコだね」
「もぉ……お兄ちゃんたら」
「さやかちゃんと何を話してたの?」
「それは……内緒っ」
 
>395
「わかった。好きな人の話だ」
「チガウもん」
「まぁ……女の子同士の話題だものな」
「お兄ちゃん、クラスの男の子みたいなイジワルしないで」
「んー? お兄ちゃんの好きな人?」
「そ、そんなの可憐、聞いてないからっ」
「仕方がないな……恥ずかしいから一度しか言わないよ。可憐、耳を貸し
て」
「待って、お兄ちゃん。可憐、なんだか急にコワクなってきちゃったの! 
やあっ……お口、可憐のお耳へ近づけないで……」
 
>388
「僕は、さやかちゃんと……ごにょごにょ……」

410 :以上、自作自演かも。:2004/09/23(木) 16:52
お誕生日おめでとう可憐

411 :可憐 ◆/HtrePiano:2004/09/23(木) 23:58
(>409)
 ……信じられない。
 
>395
「はっ! 何を言ってるんだ、僕は……。雨に打たれて熱でも出してしまっ
たようだな。さっ、家で休もう」
 
 信じられない! 
 ううん、お兄ちゃんがふざけてるコトぐらい可憐だって、わかるもん。
だけど……あんなコト言うなんてヒドイよ、お兄ちゃん……。
 
「僕はこの部屋を使うから。可憐も早く着替えたほうがいいよ」
 
 お兄ちゃんは可憐を置いて廊下をスタスタ歩いて行くと、ゲストルーム
のドアの前で1度だけ振り返りました。さっき言ったコトなんか、もうすっ
かり忘れちゃいましたってお顔をして! 
 
 その、のほほーんとしたお顔を見たとたん……可憐のお腹の底から熱い
なにかが渦を巻いて駆け上ってきたの!! 
 
「お兄ちゃんっ!!」

412 :以上、自作自演かも。:2004/09/24(金) 20:09
なりきり板@お絵かき掲示板
http://w2.oekakies.com/p/jisaku/p.cgi

芸術の秋と言うことで、ここで自画像を描いてみてください。

413 :以上、自作自演かも。:2004/10/01(金) 22:34
がんばれ。超がんばれ。

414 :子棲多阿婦凛世子(しすたあぷりんせす):2004/10/03(日) 20:45
古代中国に、12人の妹と1人の兄からなる家族があった。
その妹たちの美しさから、世の独身男性は12人の妹たちの虜になり、皇帝までもが
好みの妹を舞子棲多阿(まいしすたあ)と呼び求婚した。
しかし妹たちの兄に対する忠誠心は想像以上に篤く、ついに皇帝から世で最も
凛とした婦女子という意味の「婦凛世子」と妹たちを称えた。

現在の妹萌えのバイブルとなっている「シスタープリンセス」はこの故事に倣っているのは
もはや定説である。

民明書房刊「古代中國に学ぶ妹崇拝主義」より


415 :以上、自作自演かも。:2004/10/06(水) 00:12
まも

416 :以上、自作自演かも。:2004/10/12(火) 22:19
来ない…_| ̄|○

417 :可憐 ◆/HtrePiano:2004/10/18(月) 23:56
(>411)
「なんだーい? 可憐」
 
 ゲストルームのドアを後ろ手に閉めて、お兄ちゃんは壁越しに返事を
しています。ホントに横着なんだから……! 
 
>203
「お兄ちゃん。可憐、たったいまから、とっても悪い子になります!」
「なんだってー? よく聞こえないよ。わけわかめー」
 
 もうっ!! 
 
 可憐、玄関に並んだお兄ちゃんのスニーカーを思いっきり蹴飛ばしちゃった! 
 
 可憐も靴を玄関に脱ぎちらかすと――だって、悪い子はきっと靴を揃
えたりなんかしないから! ――足を踏み鳴らして廊下を駆けて、ゲス
トルームのドアを力いっぱい押し開けました。
 
「うわっ、可憐! ノックぐらいしろよ」
「きゃっ!」
 
>104
 ドキッてしちゃった……! 
 だって、お兄ちゃん。シャツのボタンを外している最中で……その、
おヘソとか見えちゃっているんだもん……。

418 :可憐 ◆/HtrePiano:2004/10/31(日) 18:21
「お兄ちゃん、ごめんなさ……」
 
 ……う、ううん! 可憐、いまは悪い子なんだから! 謝ったりなん
かしないの。
 
 でも、ダメ……お兄ちゃんのはだけた胸……とか見てると可憐、なん
だかドキドキしてきちゃう……。

 可憐がお兄ちゃんから目をそらすと、お部屋の奥のベッドの上に――
お兄ちゃんがお泊りの日にいつも使っている――フランネルのパジャマ
が広げてあるのに気がつきました。
 
 濡れたシャツが乾くまで、あのパジャマへ着替えるのね……そうだ、
ベッドの上に飛び乗っちゃお! 
 
「えーいっ!」
 
 それから、仰向けになって、手足を広げてこうすれば……お兄ちゃん
は、パジャマへ着替えることができなくて、きっと困っちゃうんだから! 
 
>402
「それ、体操か何かかい? がんばれー!」
「ちがうもん!」

419 :以上、自作自演かも。:2004/11/14(日) 15:38
そのまま可憐と添い寝

420 :可憐 ◆/HtrePiano:2004/11/14(日) 21:30
(>418)
 ……なんだか、調子が狂っちゃう。
 お兄ちゃんが困ってくれないと、可憐も困るんだから。
 
(それじゃあ……これならどう!?)
 
 ポケットの中に詰め込んでいたシュークリームは、袋の中でちょっと
つぶれかかっていたけれど……。
 
>371
「いっただきまーす!」
「おいおい! そのシュークリーム、さっき僕にくれるって言ったのに!! 
全部食べたな。それはないだろう……」
 
 ごほっ、ごほっ。ノドにつっかえちゃったかも……でも、やったぁ! 
お兄ちゃん、やっと困ってくれたよ!! 
 
 えへへへっ。
 可憐、お兄ちゃんがどんな困り顔してるのか、よーく見てみたいな。
 
「ねぇ、お兄ちゃん。こっち向いて……えっ!?」
 
 ふいに、はためくような音がしたと思ったら、可憐の目の前を何か
大っきな物がふさいでしまいました。
 
「やだっ! これ、お兄ちゃんが着ていたシャツじゃない」
 お兄ちゃん、脱いだシャツを可憐に投げつけたのね! 
 
 脱いだ……シャツ? 
 
 お顔を上げると……おヘソから上には、なんにも着けていないお兄ちゃんが
眉根にしわを寄せて、可憐のコトをじっとにらんでいました。
 それから、可憐が寝ころんでいるベッドのほうへ足を向けて、1歩、2歩……。
 
「きゃーっ! きゃあああっー!!」

421 :以上、自作自演かも。:2004/11/22(月) 19:23
(´-`).。oO(……………可憐。…やれやれ、タンスの中に代わりのパジャマがあったよなぁ…。
        今日はそれを着て寝よう…。)

422 :可憐 ◆/HtrePiano:2004/11/26(金) 07:46
(>420)
「なんて声を出すんだよ」
 
 お兄ちゃんはギョッとしたようなお顔で、ぎくりと足を止めました。
 
「だって、お兄ちゃん。裸んぼ!」
「着替えてたんだから、当たり前だろ。それに、可憐は僕がお風呂に
入っていると、いつも背中を流したいって言うじゃないか」
「あれはバスルームで……ここはベッドルームだもん!」
 
 お兄ちゃんはハッとして、何かに気づいたみたいで……可憐のコトを
しばらくのあいだ見つめていました。
 
「………………可憐」
「な、なあに、お兄ちゃん」
 
>101
「もしかして、えっちなマンガとか読んでる?」
 
 ばっ……ばかぁーっ!! 

423 :可憐 ◆/HtrePiano:2004/12/14(火) 07:28
「うわっ、顔に何か当たったぞ!」
 
 気がつくと、ベッドの上にあったはずのまくらが、お兄ちゃんの足元
に落ちていました。
 だって、お兄ちゃんがあんなコト言うから……可憐は全然、悪くない
んだから! 
 
 ……ううん。
 可憐はさっき、悪い子になったんだから……あれぇ? 
 
「まくらを投げたな!?」
「そ、そんなの知らないもん」
 
 拾ったまくらを振りかざして、お兄ちゃんが可憐のいるベッドの端まで
詰め寄ります。
 
「可憐、そのパジャマを持ってこっちへ来い」
「やだやだ! 渡すもんですか」
 
>358
「来ないとくすぐりの刑だぞ」
「そんなコトしたら……ママに言いつけちゃう!」
 
>408
「………………」
 
 お兄ちゃんはまくらをベッドの隅に放り投げると、あきらめたような
お顔をして、可憐に背中を向けました。
 
>421
「もういいよ。そこのタンスに代わりのパジャマがあるから」
 
 あっ、お兄ちゃん。そこに入ってるのは……。
 
「なんだ、これ? 袖は通ったけどボタンが留められないや」
「エヘヘヘーッ、残念でした!」
 
 そのパジャマはレディースだよっ。
 
「かーれーん!!」
「はーい、なんですかー。お兄ちゃん」
「だっこしてあげる」
 
>397
 えっ……。
 な、なあに!? 

424 :可憐 ◆/HtrePiano:2004/12/14(火) 07:32
 そのとき……お兄ちゃんの両腕がすごい勢いで飛んできたと思ったら、
可憐の身体があっというまに宙へ浮かんでいたの! 
 
「いやーっ、タカーイ! 降ろして、お兄ちゃん。降ろしてくださ〜い!!」
 
 お兄ちゃんは胸のところで可憐を横抱きにしたまま……「重いぞ」って
つぶやきました。
 
「僕が食べるハズだったシュークリームを全部たいらげたせいだ」
「ウソ! そんなワケないもん。お兄ちゃん。さっきのコト、まだ気に
してる……」
 
 ねぇ、お兄ちゃん。それより可憐……このだっこ、なんだかコワクて
イヤなの。だっこは、ちっちゃい頃にしてくれたみたいに……お兄ちゃん
とお顔が向き合う姿勢がいいの。
 
「あの抱き方はもう無理……あっ! このままだと両手がふさがってる
から、ベッドの上のパジャマが取れないじゃないか。可憐、手を伸ばして
パジャマを取ってくれたら降ろしてあげるよ」
 
 「取りません!」って可憐が答えたら……お兄ちゃんは――観覧車の
ゴンドラみたいに――可憐の身体を右に左に揺らし始めました! 
 
「お兄ちゃん、降ろして降ろして降ろして〜!! 可憐が悪かったの」
「可憐は別に悪くないよ。タンスの中にあった、このパジャマが小さ過
ぎるのがいけないんだ」
 
 あーん、降ろしてくれない〜。お兄ちゃんのイジワル! 
 
「だって、それは……可憐やママのお友達がお泊りに来たときのために
ご用意しているパジャマだもん」
「ふぅん……これ、さやかちゃんも着てたの?」
 
 お兄ちゃんは可憐を揺すっていた手を止めて、つんつるてんの自分の
上着へまなざしを落としながら、ぽつり、と言いました。
 
「なっ……なあにっ! お兄ちゃんは、さやかちゃんのコトがそんなに
気になるの!?」
「なんだ、可憐。もしかして、さっきのコト(>409)、まだ気にしてるんだ」
 
 ……お兄ちゃんのばか。
 可憐がどうして怒っているのか、ぜーんぜん、わかってくれてないんだから! 
 
「ううん。可憐はぜーんぜん、気にしていませんよー。だって、お兄ちゃん。
ホントは女の子と……キス……とか、したコトないんでしょ?」

425 :可憐 ◆/HtrePiano:2004/12/24(金) 09:50
「どうして可憐にそんな事がわかるんだよ」
 
 お兄ちゃんはにわかにお顔を曇らせると、不機嫌な調子で可憐に答え
ました。
 
 だって、お兄ちゃん。あれ(>409)は冗談なんでしょ。
 お兄ちゃんが好きなのはさやかちゃんで、さやかちゃんと……キスとか……
したっていうの(>388)、ウソだよね!? 
 
 それとも……。
 可憐、もしかして、お兄ちゃんに聞いちゃイケナイことを聞いちゃっ
たのかな……? 
 
 もしもお兄ちゃんが「僕は可憐の知らないところで、あんな事やこんな
事をいっぱいしていたんだよ!」って言ったら、可憐はなんて答えれば
いいの……!? 
 
「可憐こそキスなんてしたことないだろ。でも、僕は可憐の……」
 
 やーっ、ダメダメダメー! 
 
「可憐、キスぐらいしたことあるもん!!」

426 :可憐 ◆/HtrePiano:2004/12/24(金) 10:00
 可憐を支えていた、お兄ちゃんの身体が突然! ぐらって大きく傾ぎ
ました。
 
「やっ……!」
 
 可憐、思わず……お兄ちゃんのえりくびへ両手を伸ばして、力いっぱい
引き寄せていたの。
 
 お兄ちゃんは、まん丸な目で可憐のお顔をのぞき込んで、
「ホントか!?」って……聞きました。
 
「ホ、ホントなんだからっ。お兄ちゃんが知らないだけ」
 
 どうしよう! 
 可憐、スゴイウソついてる……。
 
>345
「ふ、ふーん。何でも初めてのキスはレモンの味と聞くけど、どうだった?」
 
 お兄ちゃんの目に、疑いの色が差しはじめました。
 どうしよう、どうしよう、どうしよう……。
 
(>361-362)
 あっ……そうだ! 
 聖歌隊のお姉さんから届いた、あのメールに書いてあったコト、ちょっと
だけ変えて、お兄ちゃんにお話しすれば……。
 
「あのね……その人の体が可憐の上に覆い被さるようになったその瞬間、
可憐、息ができなくなって……」
 
 お姉さん、ごめんなさいっ。
 
「可憐の唇の上を、むせかえるような強い花の香りと、なにかひどく
やわらかくて甘い感触が駆け抜けるのを……感じたの」
 
 可憐をだっこしているお兄ちゃんの手に、ぎゅうって力がこもるのが
わかります。
 
「レモンの味じゃないのか」
「う、うん……」
「いや、キスはレモンの味じゃないと」
 
 もうっ。お兄ちゃん、どうしてレモンにこだわるの!? 
 
「お、お兄ちゃんは知らないんでしょ。キスは甘いの」
 
 たぶん、きっと、そうなの。
 例えるなら、えっと……。
 
「カスタード・クリームみたいに……」
 
 可憐がそう言うと、お兄ちゃんは「なるほど」って、大きくうなづき
ました。今度はとっても素直……。どうして? 
 
「可憐、さっき僕のシュークリームを食べたからな」
 
 お兄ちゃんはそう言うと……可憐の身体を持ち上げるように、抱き寄せたの。

427 :可憐 ◆/HtrePiano:2004/12/24(金) 10:13
ttp://www.geocities.jp/karenvariations/piano/03.MP3
 
 お兄ちゃんのお顔が、可憐の顔に覆い被さるようになって……さっき
可憐がお兄ちゃんを引き寄せたときよりも、ずっとずっと、2人のお顔が
くっつきました。
 
「お兄ちゃん、なあに……?」
「だから、可憐はきっと甘いんだ」
 
 お兄ちゃんが……可憐の耳もとで答えます。
 可憐、そのとき……なぜだかわからないけど、身体がゾクゾクッて……
なっちゃった……。
 
「お兄ちゃん、あのね、あのね。可憐がいま言ったコト、全部……」
 
 可憐とお兄ちゃん。吐息が混じるほど、近くでお話してる……。
 どうしてどうしてどうして、こんなコトになっちゃったんだろ……? 
 
「……可憐?」
「は、はい……」
 
 可憐の言葉を遮るように、お兄ちゃんがまた可憐の耳もとでささやきました。
 可憐、名前を呼ばれただけなのに……今度は胸が……ドキドキしてきたよ……。
 
 そういえば……。
 
   『胸がドキドキする音が大きく体中に響き渡るようになって、
   だんだん頭がぼうっとしてきて……』
 
 って……聖歌隊のお姉さんのメールにも……書いてあった……よね。
 それじゃあ……可憐も……これから……。
 
「可憐、いいかい?」
「うん……ダメ……」
 
 お兄ちゃんのお顔がゆっくり近づいてくるのを見て……可憐はまぶた
を閉じました……。

428 :可憐 ◆/HtrePiano:2004/12/24(金) 10:16
「やっぱり。可憐、熱があるぞ!」
 
 おでこに固い肌ざわりを感じたその瞬間、お兄ちゃんの引きつった
ような声が聞こえてきました。
 
「えっ……お兄ちゃん、なんで……?」
 
 薄目を開けると――最初はよくわからなかったけど――お兄ちゃんは
自分のおでこを可憐のおでこに……ぴたって……くっつけていました。
 
>400
「雨に打たれて学校から帰ってきたんだもんな。いつまでも着替えない
から、こんな事に……」
 
 可憐の耳もとでお兄ちゃんの心配そうな声がします。
 可憐、なんだか身体が熱くなってきて……だんだん頭がぼうっとしてきて……。
 
「お兄ちゃん……ごめんなさい……」
 
 
 
 
 
 
 

429 :以上、自作自演かも。:2004/12/24(金) 10:17
428は、四葉がいただくデス。


430 :可憐 ◆/HtrePiano:2005/01/01(土) 00:00
(>428)
 可憐、どうしてここで眠っていたのかな……? 
 
 目が覚めると、そこは可憐のお家にある、ゲストルームのベッドの中
でした。
 お部屋の片隅にある小さなスタンドには明かりが灯っています。
 
「時計、どこへ置いてあったかしら……」
 
 身を起こすために、掛け布団を胸元へたぐり寄せようとしたら……
端のほうに何か重たいものが乗っているのに気がつきました。
 
「お……兄ちゃん!?」
 
 いままで薄暗くてよくわからなかったケド、可憐の足もとには、床へ
おひざをついて、うつぶせの上半身をベッドの隅にあずけた……お兄
ちゃんがいたの! 
 
「こーら。まだ横になってなさい」
「ママ?」
 
 半分開いたドアから、ママがお顔をのぞかせていました。
 ママ、いつからそこにいたの? 
 
「お台所で可憐ちゃんの氷のうの中身を入れ替えて、戻ってきたところ。
それまでは、このお部屋で2人の寝顔を見てたの」
 
 ママはくすくす笑うと、可憐の足もとで小さな寝息をたてているお兄
ちゃんのかたわらに、腰をそっと下ろしました。
 
「可憐ちゃんがお兄ちゃんの頭を蹴飛ばしたりしないか、心配だったわぁ」
「ママ、ひどーい! 可憐、そんな悪い子みたいなコトしません」
 
 ……悪い……子? 
 
(417-427)
 そう……思い出したの……! 
 可憐、悪い子になって……それから、お兄ちゃんにあんなコト、こんな
コト……。
 
「可憐ちゃん? お顔が赤いわ……また少し休みなさい」
「う、うん。そうする……」

431 :可憐 ◆/HtrePiano:2005/01/07(金) 23:59
 悪い子の可憐にも、ママはやさしくお布団を掛けてくれます。
 お兄ちゃんから何もお話を聞いていないのかな……。
 
>394
「ママの携帯に『可憐が大変なんだ!』なんて、お兄ちゃんからの連絡
があって、お出かけの途中で引き返してきたの。あんまり深刻だった
ものだから、ママ、可憐ちゃんが血でも吐いて倒れたのかと想像しちゃった
けれど……この様子だと、ただの風邪ね」
 
「……ごめんなさい。可憐、ママに心配かけて……」
 
 だけどママは小さくかぶりを振ると、口元に笑みを浮かべて、こう
言ったの。
 
「帰って玄関のドアを開けるなり、お兄ちゃんが泣きついてきてねぇ。
『早く可憐の服を着替えさせて! 僕には出来ないよ』だって」
 
 や、やだっ……! 
 
「ママが可憐ちゃんの着替えをしているあいだ……あ、可憐ちゃん、
そのときのコトは覚えてる?」
「ううん。全然……」
 
>383
「そう……。それでね、着替えのあいだにお兄ちゃんには氷を買ってくる
ように、お使いを頼んだの。そうしたら、あっという間に行って帰って
きたんだから。ああ見えて、お兄ちゃん。きっとあなたが大好きなのよ」
 
 ママはお兄ちゃんの頭の上に、そっと手を置きました。
 
「うん。可憐も……お兄ちゃん大好き」

432 :以上、自作自演かも。:2005/01/24(月) 22:54
みかんは、どうやって食べるの?
ボクの場合は皮ごと食べるけど、ワイルドかなぁ?

433 :以上、自作自演かも。:2005/01/31(月) 03:31
可憐に似合う曲はビーズのALONE

これ聴いてると可憐がすぐ思い浮かぶ

434 :以上、自作自演かも。:2005/02/13(日) 19:06
明日はイヤな日だよ…

435 :可憐 ◆/HtrePiano:2005/02/14(月) 23:59
(>431)
 あっ、お兄ちゃんの頭がちょっとだけ揺れた……!? 
 
>419
「これぐらいじゃあ、目を覚まさないってば。可憐ちゃんの看病をしている
うちに、お兄ちゃんのほうがぐったりしちゃって……もう何時間もこうやって
添い寝をしているんだから」
 
 ママはそう言って、お兄ちゃんの頭の後ろのほうへ指を滑らせると――
仔猫をちゃんにそうするような手つきで――うなじをきゅうってつまみました。

436 :以上、自作自演かも。:2005/02/15(火) 03:52
バレンタインデーにギリギリセーフだね

437 :以上、自作自演かも。:2005/02/22(火) 00:00
今日は2月22日だからにゃんにゃんにゃんなんだよね?

438 :以上、自作自演かも。:2005/02/22(火) 00:08
にゃんにゃんにゃん

439 :以上、自作自演かも。:2005/03/22(火) 10:30
・・・・・・・・・・・・・・・。

440 :可憐 ◆/HtrePiano:2005/04/01(金) 00:00
(>435)
>438
「可憐ちゃん、ほら見て。こんなにぐっすり……。
 にゃんにゃんにゃんっ……疲れちゃったんだよね〜。」
 
 ママはお兄ちゃんの寝顔に、まるで赤ちゃんをあやすような調子で話し
かけると……その耳元で、お兄ちゃんの名前を呼びました。
 
 そっかぁ。
 可憐が生まれる前……お兄ちゃんはまだ、お兄ちゃんじゃなかったんだ……。
 
 ママにおつむを抱かれて、気持ちよさそうに寝入っているお兄ちゃんを
見ていたら、可憐、なんだか……。
 
「ママ、ママ。可憐もお兄ちゃんにさわりたい!」
「ちょっ、可憐ちゃん。まだおとなしくしてなさい」
「ママ、ズルいー!」
「な、なにを言ってるの、可憐ちゃん!?」
 
 だって、お兄ちゃんはきっといま……ママの夢を見ているんだから。
 
>439
「………………んーっ……?」
 
 あっ……。
 お兄ちゃん。ホントに目を覚ましちゃった……みたい。

441 :以上、自作自演かも。:2005/04/08(金) 23:36
ピアノは上達したかな?
ちょっと聴かせてよ。

442 :以上、自作自演かも。:2005/04/16(土) 16:41
可憐とお兄ちゃんのBrighter Day

443 :以上、自作自演かも。:2005/05/29(日) 17:48
12人の妹達のリーダー 可憐隊長

444 :以上、自作自演かも。:2005/05/29(日) 18:07
FOURFOURFOUR

445 :以上、自作自演かも。:2005/07/10(日) 09:06
可憐、今日一日僕は可憐の妹になるよ。
よろしく、「お姉ちゃん」

446 :以上、自作自演かも。:2005/07/16(土) 12:34
VERY CUTE!!!

447 :以上、自作自演かも。:2005/07/16(土) 17:42
可憐、今日だってね。おめでとう!!

448 :以上、自作自演かも。:2005/07/26(火) 00:24
休みでも忙しそうだね。
可憐とはなかなか会えないけれども、僕は平気だぞ・・
ぐすっ・・・

449 :以上、自作自演かも。:2005/08/27(土) 06:39
新学期が始まるね。
宿題は終わったかな?

450 :以上、自作自演かも。:2005/09/03(土) 17:35
可憐たんの7回忌

451 :以上、自作自演かも。:2005/09/23(金) 03:37
誕生日おめでとう!

452 :以上、自作自演かも。:2005/09/23(金) 08:25
お誕生日、おめでとう、可憐。……このスレでは4回目のおめでとう、なんだね。

453 :以上、自作自演かも。:2005/09/23(金) 18:33
はっぴーばーすでー可憐

454 :可憐 ◆/HtrePiano:2005/09/23(金) 23:57
(>440)
>391
 お兄ちゃんは、ママの手を頭に乗せたまま、むくって起き上がると、
起きしなの低い声で「やぁ。可憐、お帰り」って言いました。
 
「は、はいっ。お兄ちゃん、ただいま!」
 
>445
「可憐、今日1日。僕は可憐の妹になるよ。よろしく、“お姉ちゃん”」
 
 お兄ちゃん、寝ぼけてる……。
 もうっ、いったいどんな夢を見てたの? 
 
 でも……ママの夢じゃなかったんだよね。

455 :以上、自作自演かも。:2005/10/01(土) 13:47
可憐たんのウンスジぱんちゅ

456 :可憐 ◆/HtrePiano:2005/10/22(土) 14:13
(>454)
「お兄ちゃんまでおかしなコト言いだして。もしかして可憐ちゃんの風邪
がうつったのかしら?」
 
 ママはお兄ちゃんの頭を両腕のなかへ引き戻すと、お兄ちゃんのおでこ
に手を当てました。
 
「もぉーっ。ママ、お兄ちゃんを返して!」
 
 つい、大きな声を出しちゃった可憐を見て「ふふーん。そういうコト」
……って、ママが笑ったの。なんだか……イヤな感じがします。
 
「あなたはお兄ちゃんさえいればシアワセなのよね」
 
 ママはそのまま、お兄ちゃんをぎゅうって胸の中へ抱きしめて……もうっ、
それは本当のことだけど、ママのイジワル! 
 
>446
「んーっ、VERY CUTE!!」
「ママ、ヤメテ! お兄ちゃん、イヤがってる」
「あらー。そんなコトないわよねー、お兄ちゃん?」
「う、うん……」
 
 ……お兄ちゃんのばか。

457 :可憐 ◆/HtrePiano:2005/10/22(土) 14:14
「ママ、ねーぇ、もういいでしょ!」
「はいはい」
 
 ママは、お兄ちゃんの身体をベッド上の可憐の隣に寝かせると、「2人
とも、大丈夫そうね」って、可憐とお兄ちゃんの目ををかわりばんこに
のぞき込んで言いました。
 
「でも、念のため。可憐ちゃん、明日は学校をお休みしなさい。今夜は
ママがいなくても、もういいかな。可憐ちゃん、おやすみなさい」

458 :可憐 ◆/HtrePiano:2005/10/22(土) 14:20
「ねぇ、お兄ちゃん」
 
 ママがゲストルームから出て行ったあと、可憐、隣で横になってる
お兄ちゃんに話しかけたの。可憐もさっきママがしていたみたいに
お兄ちゃんをぎゅうって抱きしめたいな! 
 
「そうだ、僕、用事があったんだ」
「えーっ、そんなぁ! お兄ちゃん、待って」
 
 可憐、ベッドから起き上がろうとするお兄ちゃんの腕を思わず握り締めて
いました。
 
「だって、今日はそのためにこの家に来たんだ。でも、鍵を忘れてこんな
ことになるなんて思わなかったよ」
 
 そういえば……(>404)。
 お兄ちゃんのご用事って、いったい何だったの? 
 
「それはたぶん、このベッドの下あたりに……おーい、バニラ!」
「にゃあ」
 
 可憐が寝ている場所の真下から、ネコちゃんの鳴き声が聞こえてきました。
 バニラも可憐のコト、心配して来てくれたんだ……。
 
>348
「また寒くなってきたから、バニラを借りていこうと思って。
 バニラを抱きしめながら寝ると、きっとホカホカで気持ちいいんだ。
 バニラ、おいで〜♪」
「にゃあ」
「……返事をするだけでこっちへ来ないぞ」
 
 あーん。お兄ちゃん、バニラを捕まえに行っちゃヤダ! 
 
「……わかったよ。もう今夜はバニラじゃなくても別にいいや」

459 :可憐 ◆/HtrePiano:2005/10/22(土) 14:33
 えへへ……ごめんね、お兄ちゃん。
 さっきまで握りしめていたお兄ちゃんの腕を、今度はぎゅうって抱き
しめます。
 
「今日はなんだか疲れたよ。おやすみ、可憐……」
「うん。おやすみなさい、お兄ちゃん」
 
 ……あっ! 可憐、大切なコト、もう少しで忘れちゃうところだった!! 
 
「お兄ちゃん、待って」
「むにゃ……今度はなんだい……」
 
 あのね、お兄ちゃん。
 可憐、キス……したことがある……って言ったでしょ(>425)。
 あれは……。
 
「ああ、その相手ならさっきわかったよ」
 
 えっ……ええっ!? 
 
「可憐が寝込んでいたとき、バニラがベッドに飛び乗ってきたんだ。
 バニラなりに可憐を心配しているようだったから、追い払おうかどう
しようか迷っていたら、可憐の鼻に自分の鼻をくっつけたりしだして」
 
 お鼻チュ……って、ネコさん同士でよくしてる……よね。
 
「それで、そのまま見ていたら、バニラのやつ舌を出して可憐の口のまわり
をペロペロ……アハハ、ネコのくせにイヌみたいだったなぁ。シュークリーム
のにおいでもしたのかな」
 
 ウソ……ウソ……。
 
「きっと普段からそうしてたんだろ。ふぁぁ……安心したらますます眠たく
なってきたよ。今度こそおやすみ、可憐」
 
 そ、それじゃあ、可憐、バニラと……! 
 
ttp://www.geocities.jp/karenvariations/piano/gaan.MP3

460 :可憐 ◆/HtrePiano:2005/10/22(土) 14:40
 可憐がこの世界で1番大好きな人はお兄ちゃんです! 
 
 だから、もしも可憐に……もう一度だけ、初めての日が来るなら、
神様。どうかどうか……。


 う……うわぁーん!! 

461 :以上、自作自演かも。:2005/10/26(水) 06:18
うぉー、可憐が泣いてるぞ(汗汗

あ、それはそれとして、お帰り、可憐 ノシ ナデナデ
ちょっと間を開けてしまってゴメンね。

462 :以上、自作自演かも。:2005/10/28(金) 01:17
この12人の妹達の中でも
可憐嬢だけは圧倒的とまでは行かないがケタ違いに強い。

木之本桜様が高く買っているわけだ…

463 :以上、自作自演かも。:2005/11/14(月) 12:39
可憐は今頃どうしているかなぁ?
泣いたりしてなければいいけど・・・。

464 :以上、自作自演かも。:2005/12/31(土) 13:27
手作りチョコが欲しい

465 :以上、自作自演かも。:2006/01/10(火) 05:10
遅くなっても、ひとりくらい可憐にあけましておめでとうを言っておくべきと思った。

可憐、あけましておめでとう!
今年というか、これからもよろしくね!

466 :以上、自作自演かも。:2006/02/14(火) 01:34
今日はいい日だといいな…ふああ…


467 :可憐 ◆/HtrePiano:2006/02/15(水) 00:15
 可憐の大好きなお兄ちゃんへ……。
 まだまだ寒い日が続いていますね。お兄ちゃんは、お元気ですか? 
 
 可憐はちゃんと元気にしているけれど……ねぇ、お兄ちゃん。このごろ、
バニラがお兄ちゃんの部屋にお邪魔していたりしませんか? 
 
 前から夜遊びするのが大好きな子だったケド、最近はお夕食が終わると
すぐにどこかへ消えてしまうんです。お兄ちゃんがバニラのコトばっかり
可愛がるから……バニラも何かカンチガイしているのかも! 
 
 お兄ちゃんは、バニラのコト、知りませんか? 
 
                               可憐

468 :以上、自作自演かも。:2006/03/03(金) 08:26
今日は雛祭りだよ〜。
飾っているのかな?

469 :/HtrePiano:2006/03/06(月) 23:31
(>467)
「やあ…………せっかく私を訪ねてきてくれたのに、すまない…………。
うっかり言い忘れていたね…………。今夜は話し相手をしてあげられ
ないんだ…………」
「にゃあ」
 
 外へ出しておいたアセラスの鉢を抱えて…………家の中へ戻ろうとして
いた私は…………扉の前に1匹のネコが座っているのに気がついたんだ…………。

470 :/HtrePiano:2006/03/06(月) 23:32
http://variationen.a1.bbzone.net/midi/Ravel-Sonate_pour_violon_et_piano-Allegretto.mp3

471 :以上、自作自演かも。:2006/03/07(火) 01:59
お、千影への誕生日プレゼントだね。

可憐、お疲れ様♪

472 :以上、自作自演かも。:2006/03/26(日) 16:43
可憐・・・・・・俺と結婚して ! !

473 :以上、自作自演かも。:2006/03/27(月) 10:24
可憐・・・結婚して!

474 :以上、自作自演かも。:2006/03/27(月) 22:22
可憐・・・レスして・・・。

475 :以上、自作自演かも。:2006/03/28(火) 01:08
>474
まぁ、ゆっくりのんびり構えて、可憐を待つのが
一番だと思うよ。過去ログでもよみながら、ね。

476 :以上、自作自演かも。:2006/04/01(土) 19:11
可憐は嫌いだ。

477 :以上、自作自演かも。:2006/04/06(木) 00:51
今は季節の変わり目…可憐が体を壊したりしてないといいな。

478 :以上、自作自演かも。:2006/04/10(月) 21:18
成分解析

可憐の48%は嘘で出来ています
可憐の37%は回路で出来ています
可憐の6%はマイナスイオンで出来ています
可憐の5%はミスリルで出来ています
可憐の4%は言葉で出来ています


479 :以上、自作自演かも。:2006/04/17(月) 15:22
みかん!

480 :以上、自作自演かも。:2006/04/30(日) 22:08
りんごー!!

481 :以上、自作自演かも。:2006/06/01(木) 13:01


482 :以上、自作自演かも。:2006/06/01(木) 22:28
ごめんね…………

483 :以上、自作自演かも。:2006/08/01(火) 02:29
八月になったのに、微妙に涼しいね。可憐は夏休みを楽しんでいるかな?

484 :以上、自作自演かも。:2006/08/15(火) 23:24
お祭りに誘ったけど来てくれなかったね。残念だったよ。

485 :以上、自作自演かも。:2006/08/16(水) 18:39
泊まる場所が見つかって良かったね。

486 :以上、自作自演かも。:2006/09/22(金) 00:21:21


最近、スレを上げるageと荒らされるよね?
だからsageたままにしておくのが絶対必要だね。

487 :以上、自作自演かも。:2006/09/23(土) 03:08:50
可憐、お誕生日おめでとう!



488 :/HtrePiano:2006/09/24(日) 00:40:04
(>469)
 黒くて白い…………このネコと知り合ってから、まだ日も浅いのだけれど
…………最近では毎晩のように私の家へやって来て…………フフ。ネコの
世間話を聞かせてくれる…………。
 
「今夜は特別な夕べ…………もうすぐ…………一雨、来るんだ…………。
聴こえるだろう? 大気の精霊たちも、慌てて楽器をしまっている…………
おまえも早く、主のもとへお帰り…………」
 
>485
「にゃあ」
 
 え…………帰り着く前に降りだしてしまいそうだから、私の家にあげて
くれないか…………? 
 
 困ったな…………。
 ネコは濡れるのが苦手というのは…………本当だったようだ…………。
 そして…………こうして言って聞かせているあいだにも…………黒雲が
もくもくと夕空を覆い始めている…………。
 
「…………しかたがない。私とおいで…………」
 
 でも…………この雨はすぐにはやまないよ…………おまえの主が心配
しないだろうか…………? 
 
「にゃあ」
 
 心配はない。主は自分をほったからしにしていても気にならないような
性格なのだ…………と、ネコは私に告げた…………。
 
 …………もしも、おまえの言うとおりなら…………困った主だな…………。

489 :可憐 ◆/HtrePiano:2006/09/24(日) 00:53:50
>474
「はあっ……くしゅんっ!」

490 :以上、自作自演かも。:2006/09/24(日) 02:24:43
うわわわ……一日遅れちゃったけど、可憐、誕生日おめでとう!

それにしても、可憐が元気だって分かって嬉しいなぁ

491 :以上、自作自演かも。:2006/11/22(水) 02:35:12
何か自慢できることは?

492 :以上、自作自演かも。:2007/01/03(水) 12:54:05
可憐
あけましておめでとう

493 :以上、自作自演かも。:2007/01/03(水) 14:53:56
可憐ちゃん。
一緒にお風呂入ろう。

494 :以上、自作自演かも。:2007/01/03(水) 22:54:49
同じ乙女座である、FFの聖天使アルテマと黄金聖闘士のシャカについてコメントお願いします。

495 :以上、自作自演かも。:2007/03/05(月) 13:24:48
お帰り!

496 :以上、自作自演かも。:2007/03/05(月) 14:20:18
ポニーテールでイメチェンだ!

497 :以上、自作自演かも。:2007/03/06(火) 21:59:41
お帰り〜。

ゆっくりでいいから、また可憐のステキなピアノの
音色を聴かせてくれると嬉しいな。

498 :以上、自作自演かも。:2007/03/07(水) 12:47:46
お帰り!!

499 :以上、自作自演かも。:2007/03/11(日) 04:30:44
可憐のためにも、今度は落とさないように気をつけよう。

500 :以上、自作自演かも。:2007/03/12(月) 17:51:07
とりあえずもらうよ

501 :以上、自作自演かも。:2007/03/21(水) 14:51:03
ちょっと早いけど、可憐と桜を見に行きたい。

502 :以上、自作自演かも。:2007/04/03(火) 22:36:20
遅くてもいいから可憐と 花見に行きたいと思うのは、叶わない夢なのだろうか?

503 :以上、自作自演かも。:2007/04/23(月) 15:30:39
可憐ちゃん大好き。

504 :以上、自作自演かも。:2007/05/05(土) 01:26:08
可憐…愛してるよっ。

505 :以上、自作自演かも。:2007/05/24(木) 00:19:00
6月になったら可憐と紫陽花を見に行きたいな。


506 :以上、自作自演かも。:2007/06/09(土) 03:20:06
なんだかたくさん雷が鳴ってたけど、可憐は怖がっていなかっただろうか?
俺がそばにいられれば、何があっても守ってあげられるのになあ。

507 :以上、自作自演かも。:2007/06/21(木) 00:20:55
久しぶりに可憐とデートしたいなあ。

508 :以上、自作自演かも。:2007/07/02(月) 00:02:36
しばらく可憐のピアノを聴いてない。
またあの音色を聴ける日が来ることを願う。

509 :以上、自作自演かも。:2007/07/17(火) 02:47:47
台風に続いて地震か…どうか可憐が無事でありますように。
こういうときはほんと気が気じゃない。

510 :以上、自作自演かも。:2007/07/24(火) 01:16:08
可憐(;´Д`)ハァハァ

511 :以上、自作自演かも。:2007/07/24(火) 10:12:03
ブラウザの巡回スレに入れてるんだけどレスがあると
可憐が来たんじゃないかと一番に覗いてしまう。




期待を裏切られたショックははかりしれない・・・・・・○| ̄|_

可憐は脳内妹と思わないと・・・

512 :以上、自作自演かも。:2007/07/31(火) 13:53:32
その期待裏切ろう

513 :以上、自作自演かも。:2007/07/31(火) 19:57:38
キタワァ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n゜∀゜)η゚・*:.。. .。.:*・゜゚・* !!!!!

514 :以上、自作自演かも。:2007/08/14(火) 05:17:51
まあ、またいつか可憐に逢える日が来るさ。
兄と妹は紅い糸でつながっているものなんだから。

515 :以上、自作自演かも。:2007/08/15(水) 13:08:35
キャンドルを 暗くして スローな曲がかかると〜♪
君が彼の背中に 手を回し踊るのを壁で見ていたよ〜♪

516 :以上、自作自演かも。:2007/08/30(木) 03:37:25
もうすぐ夏休みも終わりだね。
可憐と海に行きたかったな…。

517 :以上、自作自演かも。:2007/09/18(火) 05:29:34
秋→芸術→音楽→ピアノ→可憐
という連想をした

518 :以上、自作自演かも。:2007/09/24(月) 10:07:09
可憐、1日遅れちゃったけど、お誕生日おめでとう!

519 :以上、自作自演かも。:2007/10/10(水) 04:33:41
日ごとに昼間の熱気が和らいで、いよいよ秋らしくなってきたね。
季節の変わり目は体調を崩しやすいから、可憐も気をつけて。

520 :以上、自作自演かも。:2007/11/11(日) 00:50:21
風邪が流行しはじめているようだね。

521 :以上、自作自演かも。:2007/12/04(火) 04:03:23
今年も残すところあと1か月か…。
可憐は元気にしているかな?

522 :可憐 ◆/HtrePiano:2007/12/31(月) 23:26:44
(>489)
>495
「可憐、お帰り!」
 
 可憐がお家の門をくぐったそのとき、玄関のドアが半分開いて、お兄ちゃん
がお帰りなさいの挨拶をしてくださいました。
 
「お兄ちゃん、ただいま! ねぇ、どうして可憐がお家の前まで帰ってきたって、
お兄ちゃんにはわかったの!?」
 
「さっき可憐のくしゃみが聞こえてきたからさ(>489)。はい、ティッシュ
ペーパー。あはは、箱ごと持ってきちゃった」
「…………」
 
>520
「可憐、どうしたの? 顔が赤いよ。もしかして風邪!? 今ごろ流行り
はじめているのかなぁ」
 
 …………ばか。

523 :以上、自作自演かも。:2008/01/04(金) 02:29:27
可憐、明けましておめでとう。
…そして…お帰り!
(抱きしめ)

524 :以上、自作自演かも。:2008/01/04(金) 10:10:29
あけましておめでとう、可憐!
年末は会いに来てくれて本当に嬉しかった。
今年も可憐のもとにたくさんの幸せが訪れますように。

525 :以上、自作自演かも。:2008/02/08(金) 03:31:19
まだまだ寒い日が続くね。
でも、可憐のことを思うといつでも心があったかくなるよ。

526 :くわばたけ:2008/03/08(土) 12:47:45
三万貸して!

527 :以上、自作自演かも。:2008/04/01(火) 08:37:25
今日から新しい年度が始まるね。

528 :可憐 ◆/HtrePiano:2008/04/26(土) 10:05:56
(>522)
>406
「それにしても、急にヘンな風が吹いてきたな。空も雲で真っ黒だ。
そろそろ台風が多くなる季節……なわけないよなぁ」
「うん……可憐、なんだか、この風の音って人がお話ししているみたいに
聴こえる……」
 
 お兄ちゃんは空を仰いだまま、いつもよりも少し低い声でつぶやきました。
 
「僕も、ニンゲンの声に聴こえる」
「ざわざわして、湿った風……可憐も今日は傘を持っていなかったから、
お家へ引き返してきました。学校の並木道の近くまではバニラを探しに行け
たんだケド……」
「僕は聖ヨーゼフ教会のあたりまで行っちゃったよ。もうほとんど街外れだし、
どうしようかと思っていたところで急に天気がおかしなことになったから、
急いで戻ってきたんだ」
 
 それじゃあ、お兄ちゃんもバニラを見つけることができなかったんだ……。
 
 可憐がこの前(>467)、『夕方になるとバニラがどこかへいなくなっちゃ
うんです』って、お兄ちゃんへメールを送ったら、すぐに『それじゃあ、バ
ニラを追跡してみよう』というお返事が届いて……今日はお兄ちゃんと一緒
に、お家を出たバニラの後をつけていたのです。
 
 バニラは可憐が毎朝通る道をたどって、学校のほうへ向かっているように
見えました。でも、可憐がいつも学校帰りにお友達とお別れをする四つ角の
ところで姿を見失ってしまって……そこで、お兄ちゃんが二手に分かれよう
と言いました。

 可憐はそのまま学校へ続くいつもの道を。お兄ちゃんは古いお家やお屋敷
が並んでいて、そのままずうっと行くとこの翼多(ツバタ)市の街外れまで
つながる通りを探すことにしました。
 
 だけど……可憐もお兄ちゃんもバニラを四つ角で見失ってから、1度もその
姿を見ないまま、お家へ帰ってきちゃったんですね。2人とも、選んだ道が間
違っていたのかな……。
 
「バニラ、どこへ行っちゃったの……」
「いつもちゃんと家へ戻ってくるんだろう?」
「はい……でも、このままだと、どこかで雨に降られちゃうから……」
「きっとどこかで雨宿りするさ」
「うん」
「雨が降るなんて、海晴さんは今朝言っていなかったのに」
 
 ……お兄ちゃん。その人……誰ですか!? 

529 :以上、自作自演かも。:2008/05/13(火) 01:56:11
写真とっていい?

530 :くわばたけ:2008/06/21(土) 15:34:04
五万貸して

531 :以上、自作自演かも。:2008/07/14(月) 04:12:01
可憐、毎日暑いけど、体に気をつけてがんばろう。
今年は可憐と海に行けるといいなあ。

532 :以上、自作自演かも。:2008/07/14(月) 07:51:53
可憐、夏休みは毎日、一日中一緒だよ

533 :以上、自作自演かも。:2008/07/29(火) 02:34:48
雷雨がすごかったけど、可憐は大丈夫だったかな。

534 :以上、自作自演かも。:2008/09/08(月) 00:27:51
もうすぐ可憐のお誕生日だね。
プレゼントは何がいいかなあ。

535 :以上、自作自演かも。:2008/09/24(水) 01:44:52
可憐、お誕生日おめでとう!

妹の誕生日に遅刻とか。
頼りない兄でごめん。

536 :以上、自作自演かも。:2008/12/25(木) 04:57:29
メリークリスマス!

537 :以上、自作自演かも。:2009/01/17(土) 05:02:22
可憐、あけましておめでとう

538 :以上、自作自演かも。:2009/04/11(土) 01:25:45
お花見に行こう。お弁当、作ってくれる?

539 :以上、自作自演かも。:2009/05/30(土) 18:15:23
今月は誰の誕生日だったっけ?
妹が多いと誕生日を覚えるのも一苦労だよ

540 :以上、自作自演かも。:2009/05/30(土) 23:55:49
キャラハンがいないのに、何、質問なんかしてるんだ?
バカだな、こいつら。

541 :以上、自作自演かも。:2009/06/02(火) 04:56:12
春歌月終了、四葉月開始。
それから鈴凛月、雛子月がきて、やっと我が愛しの可憐月がやってくる。

542 :以上、自作自演かも。:2009/06/18(木) 20:55:44
鏡の自分に向かって一言どうぞ
つ【鏡】

543 :以上、自作自演かも。:2009/12/02(水) 10:34:53
もうすぐ今年も終わりだ

544 :以上、自作自演かも。:2009/12/10(木) 04:21:43
来年は世界平和になりますように

545 :以上、自作自演かも。:2009/12/17(木) 00:18:14
最近寒いですね。お体に気をつけてください。

546 :以上、自作自演かも。:2009/12/26(土) 16:02:48
<table cellspacing="1" cellpadding="1"><tr><td width="1"></td><td rowspan="2"><font color="#00ff00">あああ</font></td></tr><tr><td colspan="2"><div style="text-align:right;padding-right:3px;padding-top:3px"><font color="#eeeeee">ああか</font></div></td></tr></table>

547 :以上、自作自演かも。:2010/01/29(金) 00:27:59
保守

548 :以上、自作自演かも。:2010/02/06(土) 22:26:28
可憐は死んだ・・・
もう戻ってこない・・・・・・

549 :以上、自作自演かも。:2010/02/18(木) 22:17:55
一日遅れのバースディ
ttp://www.a-field.net/ichiya/

550 :以上、自作自演かも。:2010/04/05(月) 03:34:27
もうすぐ8周年か…

551 :以上、自作自演かも。:2010/04/13(火) 07:44:21
すげぇ…こんなに長持ちするスレ初めて見た…。

552 :以上、自作自演かも。:2010/09/12(日) 20:04:24
更に1年ぐらい古いスレがあるよ

553 :以上、自作自演かも。:2010/10/12(火) 02:19:25
誕生日スレ大盛況をきっかけにここに来てみた。
可憐 ◆/HtrePiano は来ないのかな?
ここもすごく盛り上がっていると思ったが。

554 :以上、自作自演かも。:2010/10/27(水) 01:26:26
また可憐のピアノが聴きたい

555 :以上、自作自演かも。:2010/10/27(水) 23:19:04
可憐ー!かえってこーい!

556 :以上、自作自演かも。:2010/11/13(土) 22:34:12
このままかえってこーいと言うようなレスが続き
気付いたらレスが1000になっていたら、すごい。
再び話したいよ。可憐

557 :以上、自作自演かも。:2011/02/01(火) 20:36:36
お兄ちゃんはこのスレと可憐のことを忘れてはいない

558 :以上、自作自演かも。:2011/11/06(日) 11:06:57
可憐、帰ってきて

559 :以上、自作自演かも。:2011/11/07(月) 16:34:37
もう9年も経つのか…

560 :以上、自作自演かも。:2011/12/21(水) 03:10:37
クリスマスプレゼントとして可憐に帰っときて欲しい
もちろん一緒にその日を過ごそう 可憐

561 :以上、自作自演かも。:2012/01/02(月) 22:22:20
可憐可憐可憐!!!

562 :以上、自作自演かも。:2012/03/02(金) 02:19:26
まもなくゲーム1の舞台であるひな祭りだね可憐

563 :以上、自作自演かも。:2012/03/17(土) 01:05:20
キャラハンが戻って来ない事は、バカでも分かる。
ここの名無しは、バカ以下か。

564 :以上、自作自演かも。:2012/03/25(日) 02:42:00
可憐は不滅!!

565 :以上、自作自演かも。:2012/04/21(土) 21:31:24
お兄ちゃんが妹を信じられなくってどうするんだ?
兄が妹を思う気持ちはいつだってバカ以下の愚直なのさ!

566 :以上、自作自演かも。:2012/04/26(木) 00:22:11
お兄ちゃん…だと!?

567 :可憐 ◆/HtrePiano:2012/07/31(火) 00:18:30
 ありがとうございました。
 
 お兄ちゃん、大好き……。

568 :以上、自作自演かも。:2012/07/31(火) 01:23:16
可憐…おかえり…
最後に会えてよかった…

569 :以上、自作自演かも。:2012/08/01(水) 00:21:44
可憐、さようなら・・・またどこかで・・・

570 :以上、自作自演かも。:2012/08/01(水) 01:30:06
10年か…あっという間だった…

571 :可憐 ◆/HtrePiano:2012/08/01(水) 12:24:31
>568
 お兄ちゃん、ただいま! 門限ギリギリです……。
 もうすぐ発表会だから、お教室のピアノで練習させてもらっていたの。
お家へ連絡するのを忘れて、ごめんなさい……。
 
 えっ……お夕飯、まだなんですか? 
 可憐が帰ってくるまで待っていたなんて、そんな……。
>569
「待って、バニラ! いますぐあなたのごはんも作るから、行かないで!」

572 :可憐 ◆/HtrePiano:2012/08/01(水) 12:33:06
>570
 はい。可憐がピアノを始めてから、もうそれぐらいになります。
本当に、本当にあっという間でした……。
 
 お兄ちゃん、お家のピアノでもう1度、あの曲を弾きませんか? 
2人で右手と左手をはんぶんこ。
 
http://www.geocities.jp/karenvariations/piano/01.mid
 
 可憐がこの世界で1番大好きな人はお兄ちゃんです……。
 もしもこの世界が終わっちゃう日が来ても、神様、どうかどうか可憐と
お兄ちゃんを引き離さないでください……。いつまでもずうっと……
お兄ちゃんと一緒にいられますように……。



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