東北1周鈍行旅2014 第2日目その2 秋田~新潟
北海道東日本パスを使った東北1周鈍行旅の2日目の続きです。 秋田にて昼食を済ませ、ひとっ風呂も浴びてサッパリしてから秋田駅から新潟駅へ向かって出発となります。
銭湯から駅までが思ったよりも時間がかかってしまったため、発車の数分前に秋田駅に到着という状態でした。その為酒田行きの列車はすでに多くの乗客がおり、立ち席となりました。地元の利用者らしき方が多くおりましたので、いずれは空くだろうな、羽後本荘辺りまでには座れるだろうな、という感じでした。
車両は秋田701系ロングシート2両編成です。しょっぱながリゾート列車だったので落差は大きいのですが、ここまでの旅の疲れもほとんど無い為気にもなりませんでした。 秋田を離れるにつれてどんどん乗客は降りていくばかりでしたので、空席に座ることが出来ました。改めて周りを見てみると何人かはそれなりの荷物がある様でフリーきっぷ利用者だなという事が伺えましたが、東北本線を北上していた時ほどの殺伐さもなく、人数もそれほどいないようでした。
象潟駅を過ぎる辺りにもなると、結構乗客の数は減ってきてフリーきっぷ利用者らしき方が目立つ様になってきました。
そろそろ酒田駅へ到着かなという所で、こちらでもいました211系です。2編成並んでおりましたが号車番号がぐちゃぐちゃで連結されておりました。
ダイヤでは17時05分着の予定でしたが、少々対向の貨物列車の遅れもあったので数分の遅れにて酒田駅へ到着いたしました。昨年酒田へ到着した時は土砂降りの雨でしたが、今年は雨もあがって駅から出ることが出来そうな感じでした。
一旦駅から出てちょろっと見回してすぐに駅に戻ってしまいました。ホームへ戻って次の列車の発車時刻まで撮影をすることにしました。
今回の旅では乗車する事が叶わなかったキハ47がいっぱいいました。
特急いなほでの定期運用が終了した485系ですが、臨時特急いなほではまだ運用されております。酒田まででなく、全て秋田まで運行してくれればワープの幅も増えていいんですけどねぇ。酒田終着の為、回送幕になっております。
酒田駅からの列車の出発時刻となりました。車内は座席がほぼ全部埋まった位の状態で、乗客のほとんどがフリーきっぷ利用者でした。後の検札で同じ車両に乗っている他の乗客は全て青春18きっぷ利用で、北海道東日本パス利用は我々2人しかおりませんでした。
昨年はキハ110の2両編成でしたが、今年はキハE120とキハ110による2両編成でした。キハE120には乗車した事がなかったのでせっかくですからキハE120の方へ乗ることにしました。キハ110に比べると明らかに全てが新しく綺麗でした。 昨年は終点の新津まで約3時間半の長い乗車でしたが、今年は新潟へ向かうために途中の新発田まで乗ることになります。途中とは言っても約3時間は乗り続けるのでそこそこ長い事には変わりませんね。
羽越本線は完全に電化されているのですが、この酒田から新津までの区間はディーゼル車による運行となっております。途中直交流の切替があるために、両対応の電車を用意するよりもディーゼルを使用した方がコスト的に良いからみたいです。
途中余目駅にて、既に定期運行を終了している寝台特急あけぼのの乗車位置目標板がまだ残っておりました。昔の上野駅や東京駅はいっぱいぶら下がっていたなぁと思い出します。
時刻も夕刻となって来て、段々と日が沈んで来ました。若干水平線に雲が出ておりましたが、日本海に沈みゆく夕日が綺麗でした。この先はどんどん暗くなっていくだけで付近に何もない田舎ですので夜景というか真っ暗が続く状態になっていきます。
昨年は越後寒川駅にて後続の特急いなほの通過待ち合わせを行いましたが、今年はダイヤが変わって桑川駅にての通過待ちでした。この列車に乗り遅れた場合に最終手段として特急いなほを利用するとこの先の村上駅にて遅れを取り戻す事が出来ます。かなりの追加料金がかかってしまうので本当に最後の手段ですが・・・
この先はひたすら時間潰しの区間となり、ただひたすら新発田駅へ到着するのを待つばかりとなります。新発田駅からは白新線に乗り換え、新潟方面へ向かいます。
新発田駅では115系に乗り換えとなります。新潟色ではありますが、かつてよく乗った車両で懐かしいです。あとはこちらに乗って新潟駅まで向かいます。
10分少々の乗り換え時間にて本日最後の乗車となる列車が目的地である新潟駅へ向かって出発しました。この先は段々と人口が増えてきて街もどんどん明るくなります。懐かしの115系に乗りながら30分程の乗車となります。 新発田駅ではほとんどのフリーきっぷ利用者は乗り換えずそのまま新津方面へ向かって行きました。おそらく新津駅からは快速らくらくトレイン信越にて直江津まで行き宿を取るのでしょう。
そして本日の長旅の目的地である新潟へ到着しました。まずは本日の宿へ移動して荷物を 部屋に置いてきます。一旦シャワーを浴びても良かったのですが既に21時を回っているので先に食事にする事にしました。友人のオススメの店があるとの事で電話で予約を入れてもらい、徒歩で夜道を10分程歩いて到着。
新潟駅からさほど遠くなくちょっと繁華街からは外れたビジネスホテルの多くある所にそのお店はありました。郷土料理あわしまという店で、村上の北西にある粟島という島の郷土料理をメインとした海産系です。
友人言うところの新潟来たらこの店でしょうという事で大きく期待をして入店。注文は友人に任せ、新潟の日本酒で合いそうなものを適当に注文します。新潟といえば新鮮なまぐろが美味しいとの事で、こちらの店ではそのまぐろの頭肉やほほ肉を出してくれるから是非と注文してくれました。
まずお通しで出てきたのが、まぐろのほほ肉を使ったぬた。魚というよりはステーキ肉という食感と味でたまりません。こんな旨いものがお通しでいいのかと。 続いては刺身盛り合わせですが、こちらにもまぐろの頭肉とほほ肉があり、こちらの絶品でした。お酒がぐいぐいと進みます。
続いて郷土料理のわっぱ煮が出てきました。焼けた石でぐつぐつと煮立っております。白身魚っぽいものが煮てありましたが、こちらはちょっと好みではなかったかな。普通の鍋な感じでした。白えびのかき揚げ、かき揚げ好きにはたまりません。まぐろのなめろうはとにかく凄い。これがなめろうなのかというレベルです。もう他の魚のなめろうなんか食べられないんではないかという位。ご飯が欲しくてたまりませんので、ちびちびと食べて残しておいて、最後の〆の岩のりおにぎりと一緒に食べました。爆弾の様に真っ黒の玉にも見えるおにぎりですが、岩のりが細かく余す所なく包んでいる状態です。なめろうとともに食べると最高でした。 いやぁ最高に旨いもの食べました。友人曰くややお高めとの事でしたが、そんな事もなく二人で諭吉さん1枚くらいでした。また絶対に来たいと思います。
お腹も一杯になり、ほろ酔いにもなったので、明日の分のお酒などを購入しにコンビニへ寄って買い物をしてから再び徒歩で宿へ戻りました。今日の宿は大浴場があるので、早速向かいました。友人は部屋風呂でいいとの事で一人で行ったのですが、時間も遅かったのか他の客がおらず大浴場独り占めとなりました。サウナも併設されていたので利用して大浴場を出ました。 大浴場の隣の休憩室に無料のマッサージ機があったので利用していると、ついうとうとと寝てしまいそうになったので部屋に戻り布団に入りました。部屋は狭かったのですがとても寝心地の良い寝具でぐっすりと眠る事ができました。
続く。
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